ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
GWが始まりましたね!
皆さんいかがお過ごしですか?
コロナが
落ち着いているということもあり、
観光地は大盛況のようですね(^^)
私は、ちょっとした車中泊一人旅に、
出かけようと思っています😊
で、今回紹介する本は、
今、もっとも旬な本!
村上春樹さんの最新刊、
村上春樹さんの本、
意外にも、まだ、
1冊も紹介していませんでした(^^;
学生時代は、
よく読んでいて、
社会人になっても、
などの主だった作品は
読んでいますが、
近年は、短編集
(映画「ドライブ・マイ・カー」
の原作が入っています。
あの映画、よかったな~)
を読んで以来、
ご無沙汰していました(^^;
で、今回の、
この作品は、
村上春樹さんの初期の代表作、
に関連があるとのこと・・・
「世界の終わりと・・・」
内容は詳しくは覚えていないのですが、
たしか、高校生か大学生の頃読んで、
とても印象に残った作品だったので、
今回の、
661ページというページ数に
ちょっとビビりながらも、
チャレンジしてみました(^^;
・・・いやあ、
はまりました!
結局、
3日間で読み切ってしまいましたよ!
それくらい、
先の展開が気になって、
とまらなくなる小説なのですが(^^;
ネタバレに注意しながら、
解説すると・・・
主人公は、
中年の男性なんですね。
高校生の頃、出会って、
その後、忽然と姿を消した女性のことが、
忘れられません。
長年勤めた仕事をやめて、
ある地方の図書館の館長として、
勤務するようになるのですが・・・
物語は、
「現実の世界」と、
「壁に囲まれた不思議な街」と、
交差するように進展します。
現実の世界の自分は
「影」で、
壁に囲まれた街にいる自分が
「本体」?
はたまた、それは逆なのか?
「意識」と「心(無意識)」
の世界の往還。
何だか、
心理学者ユングの世界観を
想起するものがあります。
ストーリーを詳しく紹介すると、
ネタバレになってしまうので(^^;
細切れになりますが、
私が印象に残った文章を、
紹介していきますね。
きみは
いろんなことを
包み隠さず
素直に語っているように
見える。
でも本当のところは
誰にもわからない。
ぼくは思うのだが、
この世界に
心に秘密を抱かないものは
いない。
それは、
人がこの世界を
生き延びていくためには
必要なことなのだ。
そうじゃないのだろうか。
そうですね・・・
たしかに、
心に秘密を抱かない人は
いないと思います。
そうやって、皆、
現実世界に折り合いをつけて、
生きている。
しかし、
その抱いた秘密は、
消えてなくなることはありません。
現実的に現れなくても、
深層心理の中では、作用している。
そして、しかるべきときに、
私たちの人生に影響を及ぼしてくる。
それが、
「運命」というものかもしれませんが、
別の言い方をすれば、
「影」の統合、
(少し飛躍しますが)
ユングのいう自己実現(個性化)への過程
なのかもしれません。
「ときどき自分が
なにかの、
誰かの影みたいに
思えることがある」と
きみは
大事な秘密を
打ち明けるようにいう。
「ここにいるわたしには
実体なんかなく、
私の実体は
どこか別のところにある。
ここにいるこのわたしは、
一見わたしのようであるけれど、
実は地面やら壁やらに
投影された
影法師にすぎない・・・
そんな風に
思えてならない」
哲学者プラトンの、
を私は想起しましたが、
この「どこか別のところ」が、
「壁に囲まれた街」なんですね。
その街とは、
単角を持つ獣がいたり、
姿の見えない夜啼鳥の声色がしたりする、
摩訶不思議な世界なのですが、
(まさに村上ワールドですね)
そこは、
人々に「影」がなく、
時間も存在しない世界・・・
主人公から分離した
「影」はいいます。
「あんたはおれと
もう一度一緒になって、
壁の外の世界に
戻るべきだと思います。
(中略)
いいですか、
おれの目からすれば、
あっちこそが
本当の世界なんです。
そこでは人々は
それぞれ苦しんで歳を取り、
弱って衰えて
死んでいきます。
そりゃ、
あまり面白いことじゃ
ないでしょう。
でも、
世界って
もともとそういうものじゃ
ないですか。
そういうのを
引き受けていくのが
本来の姿です。
そして
おれも及ばずながら
それにおつきあいしています。
・・・さて、
主人公は、それを受けて、
どのような行動を
とるのでしょうか?
(それは読んでのお楽しみ!)
主人公は、
「コーヒーショップ」
を一人で切り盛りしている女性と
出会うのですが、
ある場面でこういいます。
「待つことには慣れている」
彼女はまた少しのあいだ
考えていた。
そして言った。
「そんなに我慢強く
待つだけの価値が、
私にはあるかしら」
「どうだろう」
と私はいった。
「でも長い時間をかけても
待ちたいと思う気持ちには、
それなりの価値があるんじゃ
ないかな」
これが、
主人公のある決断に、
繋がっていくのですが・・・
それは読んでのお楽しみ(^^;
初対面の人に、
生年月日を聞いて、
その曜日を即座に当てるという、
「イエローサブマリン」
が描かれたパーカーを着た天才少年が、
登場するのですが、
こういいます。
「あなたの心は
新しい動きを求め、
必要としているのです。
でもあなたの意識は
まだそのことを
じゅうぶん
把握してはいません。
人の心というのは、
そう簡単には
捉えがたいものですから」
まるで
春の野原の若い兎のように、
と私は思った。
捉えがたい人の心の
比喩として、
「まるで春の野原の若い兎のように」
村上春樹さんらしい、
素敵な表現ですよね。
ご多分に漏れず、
この小説にも、
おもしろい表現の比喩が、
たくさんちりばめられています。
たとえば、
今、目についたところだけでも、
部屋は暖かく静かだ。
時計がなくても、
時間は無音のうちに
過ぎていく。
足音を殺して
塀の上を歩いて行く
細身の猫のように。
「猫」の使い方、
うまいですね~
「あんたに言いたいのはね」
と門衛はもったいぶって
私に忠告を与えた。
あるいは警告した。
「頭に皿を載せてるときには、
空を見上げない方が
いいってことさ」
たしかに(^^;
どうやったら、
こんな比喩が思いつくのでしょう(^^;
・・・ちょっと、
横道にそれましたが、
「イエローサブマリン」
の少年に戻ります。
「心配することは
ありません。
自分の心の動きに
素直に従っていけば
いいのです。
その動きを見失いさえ
しなければ、
いろんなことは
きっとうまくいきます。
そしてあなたの
大事な分身が
きっとあなたの復帰を
強くささえてくれるはずです」
このセリフは、
物語の最後に近いところで、
語られますが・・・
・・・これ以上は
ネタバレになるので(^^;
他に、
この小説のキーマンとして、
子易さんという、
図書館館長の前任者が登場します。
この元館長、
育ちのいい紳士なのですが、
何故か、
(男性なのに)
スカートをはいているんですね(^^;
物語が進むにつれて、
その理由も
明らかになってくるのですが・・・
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以上、ネタバレに気を付けながら、
紹介しましたので、
意味不明だったかもしれません(^^;
この物語の解釈は、
人それぞれだと思いますが、
私の読後感としては、
「意識」と「心(無意識)」
の世界を旅したような、
心地よい疲労感を感じるとともに、
何というか、
日々の生活が愛おしくなるような、
日常を大切にしたくなるような、
そして、
ちょっぴり優しい気持ちになりました😊
600ページ以上の大作ですが、
その分、読み進めていくと、
物語の世界に、
どっぷり浸かることができますよ(^^)
GWに時間のある方は、
村上春樹ワールドに、
深く深く沈澱してみるのは
いかがでしょうか。
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今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)
どうぞ素敵なGWをお過ごしください!
次回は別の本を紹介します。
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おまけ
金太郎伝説の地、
足柄の地蔵堂。
矢倉岳に
登りました!
富士山は雲隠れ(^^;
箱根大涌谷方面。
夕日の滝、
予想以上にダイナミックでした!
ああ、緑が美しい!
私の好きなお寺、
ベスト5に確実に入ります!
ここの風景は、
ホント美しいです😊
シャガという花が、
たくさん咲いていました(^^)








