昨日も少し書いたのですが、自分の子育てにいきづまって誰かに相談したい時、どんな言葉を期待しますか。

例えば、自分の子供が他のお子さんの髪の毛をひっぱるとか噛みつくという行為をしてしまった時、誰に何を言ってもらったら親としての自分は気持ちが楽になるでしょうか。

我が子は0歳から4歳くらいまで私が勤務している大学の保育所(デイケアセンター)に通っていました。その頃の私は娘が他のお子さんや保護者に嫌われないようにといつもハラハラドキドキしていました。

 

子供同士の関わり方や親が子供の行動に対して取る行動は日本とアメリカではかなり違うと思います。もちろん日本にもいろいろな方がいて、アメリカも同様ですが一般的に言って日本の方が親が子供のしたことに対して謝ったり心を痛めたりする傾向が強いと思います。アメリカ人の親が自分の子供がしたことを謝ったりしないというわけではありませんが、開き直る親が多いような気がします。

 

一度、娘が3歳くらいの時、保育所(デイケアセンター)の保護者会があって「自分の子供が他の子にぶたれたり、意地悪されても先生や他の親に言いにくいこともあるから保護者間のグループメールを作りませんか」と提案した人がいました。それに対して「子供同士でぶつかりあうことがあった時、辛いのは被害者になった子供の親より、そういうことをしてしまった子供の親だ」と言った人がいました。

 

確かに自分の子供が悪ガキにぶたれたり意地悪されたら思い切り同情して子供に優しくしてなぐさめられますが、自分の子供が他害をしてしまったら、決して同情できないし、子供を叱りつけたところで、やってしまったことは取り返せないので辛い気持ちになると思います。

 

ここ20年くらいのことかもしれませんが 子供の他害と言語発達の関係がよく『一般書』でも語られるようになりました。一般書というのはいわゆる学術論文や科学的根拠の裏付けがない本(書物)をいう意味ですが、確かに子育てをした「肌感」として子供の言語発達が遅いと言葉でコミュニケーションが取れなくて他の子に手を出してしまうということはありそうだと言えます。ただし私はこの2つの要因の相関関係を科学的に証明している論文を読んだことはありません。

 

最近では、薬を服用することにより幼児の乱暴な行動が抑えられることもあります。では自分の子供の他害行為が発達遅延や発達障害だと診断され、薬を処方されたら親である自分は楽になれるのでしょうか。他害行為の原因が分かり、薬によって改善されるなら、それはいいことなのかもしれません。それでもなお、日本の社会では「親の愛情が足りないのでは」とか「親のしつけに問題がある」と言われ、親は子供のしたことを謝り続け、肩身の狭い思いをしなければいけないのでしょう。

 

今では、おっとりして言葉でも(もちろん)暴力でも他人を傷つけないタイプの娘ですが、幼い頃、いつも泣いて暴れていた娘のことを思い出し、何が正解だったんだろうと思う今日この頃です。

 

我が子が小さい頃の周りの人との関わりについて書いた記事です。

 

 

 

ランキングに参加しています。

クリックよろしくお願いします!

 にほんブログ村 子育てブログ バイリンガル育児へ
にほんブログ村