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英語圏に留学したり、移住した日本人が 子供の学校の先生との会話 ママ友との会話 同僚とのビジネス以外での会話に苦労するという話をよく聞きます。
私も実はこの「small talk」と呼ばれる他愛もない会話が苦手です。これは私が日本語母語話者だということ以外に自分の職業も影響しています。前々回から書いている『思いっきり会話につっこんでTurn(自分の番)を奪い取る』対話スタイルは、しなくてもいい環境にあると上達しません。
以前に日本で英会話を教えていた時、毎回生徒さんに同じ質問をしていました。その質問は生徒さんが安心して答えられる質問です。例えば、今日は忙しいか。何を食べたか。週末の予定は...などなどです。今、アメリカで日本語を教えていても同じようなことを学生相手にしています。私は常に「言語を教える側」という有意な立ち位置で会話をしているし、授業の講義や学会発表など「誰にも邪魔されず」一方的に話せる時間を与えられることがとても多いです。だから言いたいことがあって無理矢理 他人の話を遮って自分の言いたいことを言わなくてはいけない状況がほとんどありません。
以前に子供の保育園や小学校で、すごく悪いマナーで言いたいことを言い合うだけの保護者会に出たという記事を書きましたが、実社会はこういうことが多いんだと思います。時々アメリカ在住の方でやたらと「アメリカ人の友達が多い私」を強調したがる人がいますが、日本人に向かって日本語で「私にはアメリカ人の友達がたくさんいて、みんなナイスです〜」と発信している人は、かなり我が強くて日本では敬遠されるようなキャラか、おとなしくて会話を奪い取らない「沈黙のアジア人」タイプかのどちらかのような気がします。うまい塩梅でアメリカ人とつきあい、意味ある対話をしていくには日本人(としてのマナーなど)捨てないとうまくいかないというのが私の持論です。
子供の場合は相撲の行司のような大人が間に入ることで「Turn の奪い合い」が調整されるか お互いが聞いちゃいないのに話している状態も多いので、一見 仲が良さそうに見えます。この時期に英語の対話の特徴を掴み、日本語で話す時との違いを体得できれば後々のバイリンガル人生がずっと楽になると思います。
