日本とアメリカと大きな括りで話をするのは苦手なのですが、アメリカに住んでいると「日本ではこれはあり得ない」という状況に遭遇することがよくあります。
私はアメリカの中でも割と特殊な環境で子育てをしているんじゃないかと思っていました。
私の子供は私が勤めている大学の附属校に通っています。厳密にいうと日本の附属校とは違って、その学校に通っているからと言って大学への内部進学はありません。ただ日本の国立大学の附属校とは制度が似ています。保護者の中には莫大な寄付金を払って子供を学校に入れている人もいて、そういう保護者は自ずと発言力が大きいです。
以前にも書いたのですが、娘が通った保育園、小学校では大学の教員やハリウッドの大物プロデューサーなどが保護者会ですごい勢いで議論していたことがありました。
私はこうやって自己主張が強い親が多いのは、私の娘がハリウッドに近い大学附属の学校(私立)に通っているからなのだと思っていました。
でもこのビデオを見て、私が会った親はアメリカではけっこうフツーなのかと思いました。このビデオの中で90年代の親と現代の親を比べています。
先生が「お子さんは宿題を出していないし、課題もやっていない」と保護者面談で言ったら
90年代 ー 宿題を出していないんですか。もっとくわしく教えてください。
現代 ー ウチの子は宿題や課題が簡単すぎて、つまらないって言っているわ
先生が「お子さんはクラスで静かにしないし、他の子のじゃまをする」と保護者面談で言ったら
90年代 ー え? そんなに授業態度が悪いんですか。言って聞かせます。
現代 ー あなた(先生)は、うちの子の学校での態度が悪いから私を呼び出した
の? うちの子が家で態度が悪いからって、私はあなたに連絡した? 自分のことは自分で解決しなさいよ。
先生が「お子さんは学校で他の子とケンカが多いです。他の子をぶったり蹴ったりします」と保護者面談で言ったら
90年代 ー (子供に対して)学校できちんと勉強しないから、家で宿題をしなくちゃいけなくて、遊ぶ時間がなくなっちゃうんじゃないの! 学校できちんとしなさい。
現代 ー あなた(先生)が、ウチの子から問題になる子を近づけないようにしなさいよ。
....という感じで3分ほどのビデオの間にいろいろなエピソードが出てくるのですが、コメントには「あるある」メッセージが溢れています。
- 自分の経済力を使って、気に入らない先生をやめさせようとする親
- 自分の子供は絶対に正しくて、子供が学校でうまくいかないのは先生や他の子供のせいだと主張する親

