
医学生がタバコを始めるタイミング
現在の医学生は女子学生が増えたこともあり、かなり喫煙率が下がっていると想像する。昔は医師はむしろタバコを吸う人が多い印象だった。特に外科系の医師。精神科医も喫煙率が高かった。
医学部は大学にもよるが、現役より浪人して入学する人の方が多いくらいなので、入学時に既に喫煙している学生が少なからずいた。これは1年生の時に驚愕したことのひとつであった。特に教養課程の実験(生物、化学、物理)では、喫煙のための休憩時間がとられているほどだった。実際、教授が「これからタバコ休憩」と言っていたので、今から考えると、教授本人がタバコを吸いたかったのでは?と思う。
更に驚くことは、現役で入学し既にヘビースモーカーの学生もいたことである。僕は高校時代、数学の教師から、タバコを吸うと記憶力が下がるので、偏差値が高い大学に合格するのは諦めろ、くらいに授業中に脅かされていた。その学生を見て、あの言葉は間違いだと思った。実際、それを否定するような事例が目の前にいたからである。
入学時に既に喫煙していた学生は浪人生は結構多かったように思うので、少なくとも、タバコが知能を下げたり学習する能力にマイナスに作用するようには見えない。
入学時に喫煙していない学生がタバコを始めるタイミングだが、ひとつはコンパである。他の強力な要因はレポートであった。医学は試験もあるが、レポートも多い。この集中のためにタバコを覚えてしまうらしい。これは2年生の頃、僕の友人が言っていたことでもある。長時間、集中するためにカフェインを摂るとかタバコを吸うことはプラスになるのだと思う。
結局だが、既に喫煙している浪人生は受験勉強のためにタバコが必要だったと想像する。そう考えると友人の言葉と辻褄が合うからである。
このようなことから、かつて高校時代の数学の教師の言葉は、根拠の薄い脅迫だったと言わざるを得ない。その教師が喫煙者だったかと言えば、教務員室で普通に喫煙していたので、実体験から来る言葉と思っていた。そのため当時の高校生には説得力があったのである。
かつて多めにタバコを吸っていた精神科医は、きちんとやめた人もいると思うが、スッキリやめられず、電子タバコとかでなんとかしようとしている人も散見する。精神科医は身体科の医師のように患者さんに禁煙を強く言う機会がほぼないので、身体を壊さない限り真の禁煙するモチベーションは低いと思う。
参考