ビクター・ウェンバンヤマと大谷翔平
近年、大谷翔平のMLBでの活躍は、野球というスポーツが普及していないヨーロッパでもテレビやスポーツ紙で紹介されるようになった。
ヨーロッパで普及していないエピソードとして、あるドイツの大学教授が、野球の試合をテレビで観ていたところ、最後までルールが理解できなかったと言う話がある。それくらいサッカーやバスケットボールに比べて野球はルールが複雑である。
例えば、良い当たりのライナーでもノーバウンドで捕球すればアウトになるとか、捕球した瞬間、離塁しているランナーは元のベースに戻らないといけないなど。一方、外野フライで捕球後であれば、塁をスタートして次の塁まで行って良いのである。そのフライは、ファールでも良いと来ている。内野ゴロのダブルプレーの時、既にホームベースを踏んでいる三塁ランナーも自動的にアウトになるのも理解しにくいらしい。(←良くある質問)
イタリアの新聞などで大谷翔平を評する際に、「バスケットボールのビクター・ウェンバンヤマくらい凄い」と言う話が出ていた。これは日本人的には逆の話で、唯一無二として、「ビクター・ウェンバンヤマが大谷翔平のようだ」と言うならまだわかるが、「MLBにはビクター・ウェンバンヤマのような超人がいる」と言われているのである。ビクター・ウェンバンヤマは若いのでなおさら逆だと思う。
そういう選手を見てみたいと思わないか?
そのビクター・ウェンバンヤマのNBAでのスーパープレイの動画を上にアップしている。彼は、2023年のNBAのドラフトで全体1位でサンアントニオ・スパーズに指名を受けた新人である。
このビクターウェンバンヤマだが、まだ21歳のフランス人で、両親や兄弟がスポーツ選手だとか、攻撃と守備が共に極めて優れているなどの点で、極めて大谷翔平と似ている。また、宇宙人と評されているとか、敵チームのホームでもこの選手を観るためにスタジアムに足を運ぶ点まで似ている思う。
上の動画でも美しいダンクシュートに加えて、シュートブロックなどの守備のプレーも同じくらい紹介されている。また3ポイントシュートも凄く上手い。この動画は30分あるが最初の5分だけ観てもその超人ぶりがわかる。
サッカーに擬えて、メッシように点を取り同時にノイアーのようにゴールを守ると言うのは少し変である。これは時系列的にあるいは物理的に並行してできないから。
同じ試合で同時に攻撃と守備を桁外れのレベルでやれると言う点で、確かに大谷翔平と同じような選手と言うのは適切だと思った。
なお、ビクター・ウェンバンヤマはまだ身体が完成していない様で、見た目、線が細く怪我が多い。それでも身長224cm、体重は107kgもある。
Wikipediaから
しかしである。ビクター・ウェンバンヤマは優れたバスケットボール選手の延長線上にいる。
全てのプレー項目で極めて優れると言う点で、今後30年くらいすれば再び出てきておかしくない選手でもあると思う。また彼の場合、継続的に30歳過ぎまでこのレベルでプレー出来るかも未知数である。
大谷翔平翔平選手は、今世紀には出てこない確率が高い唯一無二の選手であり、例えられる選手などいない。
最も近いのは、ベーブ・ルースだが、彼も同じシーズンに投手と打者を並行して高いレベルでプレーしてはいない。そもそもベーブ・ルースの時代は黒人はMLBに入れなかったので、現在MLBとはレベル的にかなり低かったと思われる。
最も大谷翔平に近い活躍をした選手は、MLBではなくネグロリーグでプレーしていたバレット・ジョー・ローガンであろうと言われている。

