Instant Crush
Daft Punkはフランスの電子音楽デュオである。1990年代初めから活動し始め2021年に解散している。彼らはヘルメットを被り顔さえ分からず黒子に徹しており、他の有名ミュージシャンを楽器演奏でサポートしている。タイプ的にはClean Banditのメンバーの立ち位置に似ている。Aviciiより少し演奏家寄りと言ったところか。
なお、バンド名はイギリスの音楽雑誌?で酷評され「daft」と言われたことに由来する。daftとは「愚かな、くだらない、バカげた」と言った意味である。その2人はこのdaftを気に入り、バンド名に採用している。
彼らの作品のうち、Instant Crushという名曲がある。彼らの名盤random access memoriesに収録されている。当初、僕はInstant CrushをJulian Casablancasが歌っていることに気付かなかった。なぜなら彼はInstant Crushをファルセットで歌っていたからである。
Julian Casablancasはイケメンミュージシャンで実業家とミス・デンマークの母親から出生。後に母は離婚し画家と再婚。その画家の父親から音楽を勧められたという話である。彼はThe Strokesのヴォーカルであるが、今はThe Voidzというバンドでも活動している。なお、The Strokesは解散しているわけではない。
Instant Crushは、不思議な名曲で何度聴いても飽きない。現在、YouTube動画はアメブロに貼ってもYouTubeにリンクされるだけで画像が出ないことが多い。そのため、Instant Crushのショート動画でサビの部分だけ一番上にアップしている。下にYouTubeのInstant Crushのリンクを貼っている。これは公式ミュージックビデオである。
Instant Crushとは、「一瞬の一目惚れ」といった感じである。ストーリー的には友人に会った時、その友人の彼女に惚れてしまい、本人があれこれ身の振り方に迷い、苦しむという内容である。
医学部では時々、実際に起こっているストーリーなのでそれも気に入っていた。具体的には、「友人は明らかに自分より容姿ではイケていないが、彼女は凄く可愛い」という現実である。
このような事件は、本人がその時付き合っていた彼女を振ると言った悲惨な結末に繋がることもあるので、当事者にとっては宜しくないと言えた。
Instant Crushは、The Strokesのいかなる楽曲より遥かに素晴らしい。The Strokesにも名曲はあるが、Instant Crushは飛び抜けて格調が高いと思う。下にThe Strokesの代表曲を貼っておく。
ところで、Julian Casablancasは、僕がThe Strokesの楽曲を初めて聴いた当時はさほど思っていなかったが、実に才能豊かである。
下の動画は、The Voidzの2019年のおそらくメキシコでのライブである。このライブも素晴らしいもので、聴き始めると病みつきになり何度も聴いてしまうような演奏だと思う。なお、このライブにはInstant Crushは演奏されていない。そもそもInstant Crushは、ライブ演奏にむかない楽曲だと思う。
Julian Casablancasはライブ時の状態が、かなり雑と言うか、歌詞を忘れたり、泥酔して歌っていたり、歌う際の姿勢も悪い。
しかし、それもJulian Casablancasらしいというか、彼の個性だと思い許容するだけの圧倒的な才能を持ち合わせている。
上に挙げたライブの最初の1曲目のギターのリフは、ちょっとJoy divisionに似ている。しかしずっと聴いていると、Joy divisionより遥かに明るい。Joy divisionのように陰鬱で暗い演奏はやはり特殊なんだろうと思ったりしたのである。