ジャーマンウィングス9592便 | kyupinの日記 気が向けば更新

航空機の操縦士の自殺、故意の墜落

 

 

過去にパイロットの自殺の際、乗客全員を道連れにした事件がいくつかある。上記に挙げたジャーマンウィングス9525便の墜落は、うつ病のパイロットが自殺の際に乗客全員を道連れにした事例である。

 

 

他にもパイロットが乗客を道連れにした自殺目的の墜落事件があるが、ジャーマンウィングス事件ほど詳細が判明しているものは稀である。

 

ジャーマンウィングスの航空機の副操縦士は、うつ病のために精神科医の治療を受けていた。特に事件を起こした当時は精神症状が悪化しており、医師の診察を受け「乗務禁止」を幾度も診断されながらもこれを隠していたと言う。また、乗務禁止が明記された事故当日の診断書も見つかっている。

 

ジャーマンウィングス9592便は、ドイツ・デュッセルドルフとスペイン・バルセロナを往復する便で、同じ乗務員で運行されていた。副操縦士は機長がトイレで席を外した際に、高度を下げるなどの犯行の事前確認も行なっている。

 

デュッセルドルフとバロセロナ間の運行時間はかなりかかるように思うかもしれないが、実際はかなり近い。2時間あまりで着く距離である。以下の日本とヨーロッパの地図を重ね合わせたものでもそれがわかる。

 

 

デュッセルドルフからバロセロナに行く際に高度変更の予行練習をした後、帰りのデュッセルドルフ行きの便で、機長にトイレに行くような薬物を飲ませ、席を外した隙に操縦室を施錠し、猛スピードでフランスの山岳地帯に故意に墜落させた。

 

いわゆるビンラディンによる911事件以降、操縦室のセキュリティが強化されたため、締め出された機長は操縦室に戻り墜落を阻止する術がなかった。この事件により、乗客144名と乗員6名の全員が死亡した。犯人の副機長は何度も墜落したシストロン近郊にレジャーで訪れており、墜落場所も決めていたようである。

 

このような航空機の操縦士による故意の墜落事件は過去に各国で何度か起こっており、有名な事件としてエジプト航空990便墜落事故などが挙げられる。

 

 

ジャーマンウィングス事件とエジプト航空機事件は、ナショナルジオグラフィックチャンネルのメーデーで事件前後の詳細が紹介されている。

 

このジャーマンウィングス事件の副操縦士が、仮に生きていて裁判を受けたとしたら精神鑑定を行ったとしても明らかに「責任能力あり」である。

 

その理由は、自らの自殺と同時に乗客を道連れにするための合理的な行動が取れているからである。

 

このような責任能力ありとみなされる精神障害者の犯罪は、同じような身体的状況でも、このようなことをする人としない人に分かれる。もちろん、しない人の方が圧倒的多い。

 

このような暴挙は、大規模な殺人事件に等しい。