
HbA1cが6.2になった話
僕は若い頃から耐糖能異常があり、食後尿糖は必ずプラスだった。そのようなことから、糖尿病を警戒し定期的に自費でHbA1cを測定していた。
その経過だが、20年くらい前はHbA1cは5.8前後、ここ5年くらいは6.0上限で推移していた。なお、HbA1cは糖尿病の指標で長期の血糖推移を反映するため、瞬間の血糖値より信頼性が高い。以下はGoogle検索から。
僕は基本食べない男だが、晩酌はする。飲む量は缶ビール350ml1本か、それに加えて焼酎ないしウィスキー1杯くらいである。従って大酒飲みとは程遠い。例えば2週間くらい禁酒しても苦痛にならない。お酒って、そう美味いものでもないでしょ、というのもある。
ところが耐糖能異常で留まっていたのが、ある日、HbA1cが6.2という新記録が出たのである。その当時、よくチョコレートなどを食べていたので、それも関係あるかも?と思った。
僕は結婚以降、朝食を食べると体調不良が酷いため、朝食を摂らない生活をしていたが、ある時期から野菜サラダだけは摂るようになった。その理由は、野菜サラダだけだと体調不良が生じないことがわかったからである。野菜サラダとはいえ、季節によりキウイ、イチジク、りんご、柿などのフルーツも摂るため糖分がゼロというわけではない。しかし低カロリーである。昼ごはんは患者さんと全く同じ昼食を摂る。晩ご飯は上記の晩酌と夕食だが、ご飯はあまり食べない。
このような食生活なのに、HbA1cが6.2になってしまったのである。おやつを食べるのを深く反省し、自ら禁じた。そしてこの高血糖がどのくらい体に影響しているのか友人の内科クリニックで調べたのである。以下はその結果。
これを見る限り、血管などには高血糖による悪影響は出ていないことがわかった。血管年齢は、予想外に若々しいのである。
しかし、血液検査の結果は由々しき事態なので、わりあいカロリーを抑えた食生活をしていた。なお、アルコールの量は変えなかった。
4ヶ月後くらいに、体重を79kgから77kgまで減量し満を持して再検査した。ところが、HbA1cは6.1までしか低下しなかった。この結果は看護師さんたちにバカウケで、「先生、気持ち下がりましたね。」などと言われた。
この程度の摂生ではあまり変化がないようなのである。食事、おやつを減らし、散歩をほぼ毎日7000歩前後していてこの結果には流石に落胆した。
この検査日を契機にあまり体重や食事を気にしなくなった。頑張るに見合うほどは検査結果が好転しなかったからである。
しかし習慣とは恐ろしいもので、毎日摂生しているとあまり多くは食べなくなるのである。食事量に見合った胃袋のサイズになるかのようである。
このパターンは摂食障害の拒食型もこれに似た経過なのかもしれない。
今の食事だが、朝ごはんはむしろ以前より増やし、フルーツ入り野菜サラダ、トマトジュース、ヨーグルト、くるみを数個食べる。そのかわり、昼ごはんは食べない日の方が多い。食べてもおにぎり1個程度である。これでもひもじいとか苦痛はない。
そして数ヶ月後、体重が76kg以下になった。そこでHbA1cを測定したところ、ようやく6.0まで改善していたのである。
昔から摂取カロリーは平均以下だったが、それでもHbA1cが6.2にまで上昇した。そして、これくらい摂生して、やっと6.0まで下がったのである。
なお、父および母親の親族に糖尿病は1名もいない。僕は家系的には糖尿病にはなりにくい遺伝子はあるのだろう思う。
参考


