フルニトラゼパム出荷停止の話
フルニトラゼパムの錠剤にビニール片などの異物が混入し現在出荷停止になっている。これは原材料を扱う辰巳化学に起因するため、どのジェネリックメーカーなら大丈夫と言うのがない。
しかし先発品のサイレースは購入できるので、全く同じものがなくなるわけではないようである。
今回驚いたのは、ロヒプノールが発売中止になっていたこと。
エーザイがロシュのロヒプノールを吸収し、それまでエーザイが発売していたサイレースに一本化したようなのである。
ロヒプノールとサイレースのように併売されている先発品の一方が発売されなくなることはたまにある。例えばセパゾンとエナデールのようなケースである。これはエナデールがなくなりセパゾンが残った。またコントミンとウィンタミンもそうである。これはウインタミンが発売中止になりコントミンが継続して発売されていた(現在出荷停止)。
よく考えると、ロヒプノールは海外では麻薬扱いとなっている国がそこそこあるので、ロシュも可能なら中止したいと思っていたのかもしれない。麻薬扱いについては以下の記事を参照。ロヒプノールはハワイに持って行ってはいけない睡眠薬である。
新婚旅行で海外に行く際、ロヒプノール、フルニトラゼパムのように海外では日本とは全然違う扱いになっていることがあるので、一応、調べた方が良い。たまに海外に出かける際にアメブロメールで質問する人がいるが、僕も全ての薬までは知らない。
ロヒプノール、フルニトラゼパムは今なお、日本国内でそこそこ売れている睡眠薬である。この理由は強力なベンゾジアゼピンであることが大きいと思う。日本では犯罪で使われることはかなり稀な印象だが、現在、青い色を付けてあるのは、飲み物に溶かした時に分かりやすいようにするためである。昔はそうではなかった。
今回の異物混入トラブルだが、辰巳化学が問題だったとは言え、早期に復旧する見込みらしい。そこがアモキサンのケースとはかなり異なる。フルニトラゼパムはよく使われる睡眠薬なのでそこそこ病院にストックされているし、サイレースを購入し対処できることもあり、枯渇する前に供給が再開されると思う。
なお、コントミンの供給だが、田辺三菱製薬の向精神薬でもあるためか、可能な限り早期に復旧できるように頑張るという話である。
その理由だが、コントミンは今でも1万錠単位で使っている病院もあるので、必要性が大きいと言う判断である。正直、これには驚愕した。
同じ先発品でも、アモキサンはファイザー、コントミンは田辺三菱、この差は大きいと言ったところかもしれない。
ファイザーは新型コロナのワクチンで天文学的な利益が出たはずで、アモキサンくらい赤字覚悟で再発売しても良さそうに思うんだけどね。

