携帯電話 | kyupinの日記 気が向けば更新

携帯電話

一時期、病院内で携帯電話の使用を控えるよう徹底されていた時期があった。携帯電話はその電磁波により医療機器の誤作動を起こしうるため、というのが主な理由だった。現在でも携帯電話を使用できない病院も多いかもしれない。それでも、最近は病院内で携帯電話を厳しくは禁止していないように見える。精神病院に関しては、精密医療機器がたいしてないのもあり、厳格に禁止はしていない病院が多いのではないのかしらん。少なくとも、外来の待合室なんかでは。僕の病院の場合、特に禁止していないので、時々、診察中に患者さんやその家族の携帯の呼び出し音や音楽でびっくりすることがある。外来で携帯の使用が許可されるにしても、周りに人がいる状況でのおしゃべりは控えるのがマナーであろう。


問題は、入院時の携帯電話の取り扱いである。一応、僕の病院では入院時の携帯電話は原則的に許可している。これは僕が決めた。(携帯電話どころか、携帯型のゲーム(任天堂DSなど)も許可している) ただ、深夜にかけると他の患者にも迷惑がかかるので、消灯以降はナースルームで預かる。ただ、これも原則であり個室の人は24時間持ってよいこともある。


しかし患者さんの病気の性質によれば、携帯電話を持っていると非常にまずい場合がある。例えば、入院していることをいろいろな人に電話やメールをする場合などだ。もしかしたら、良くなった後に本人が後悔するかもしれないことは未然に防がないといけない。このように本人に判断力がない場合、家族と話し合って決める。長期に精神病院に入院している人、つまり年配の人は、携帯電話を持つ文化がないので、携帯うんぬんが問題になることはほとんどない。携帯電話は、やはり若い人の入院の場合に判断を要する。人によれば、携帯電話を持てないなら入院しないという人がいる。ぜひ入院が必要な場合、そのくらいなら譲歩した方が良い。僕はそんな考え方なんだ。絶対必要と言っているが、何がしたいかといえば、友人にメールがしたいくらいが多いのだけど。


たまに携帯のサイトを持っていて終日管理しているような人もいるので、携帯が持てるかどうかが切実な問題である場合もある。全然、判断力がなくて放っておくと何回も警察に電話したり、そこらの大学教授に意味不明に電話するような人には携帯は持たせられない。なぜなら相手にも迷惑がかかるし、ここが大切だが、本人の名誉が傷つくからだ。これこそ人権を尊重する対応だと思うし、何でも許可するのが人権を守ることではないのは理解してほしい。