新破壊大帝。MP11「スタースクリーム」〈後編〉 | ダメ人間のホビーライフ

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いやーこれは嬉しい!タカラトミーありがとう!マジで神対応だ!
受注限定にするために工場の生産ラインを一ヶ月もかけずに立て直したというのは率直に言って凄いと思います。
さて本日もレビューです。
今日紹介する玩具はMP11スタースクリームのロボットモード編でーす。
サクッと済ませようかと思ったら結構時間がかかってしまった…まあいつものことだけど。
とりあえず最後の騎士王の7月分の玩具が発売する前には一通り終らせたいかな。
それじゃースタート!
ロボットモード。
これぞまさにスタースクリーム!という堂々とした風格。
スタイルは旧MP版と比べてアニメに近づけられており再現度が高いです。
造形に関しては以前紹介したメガトロンと比べるとこの頃のMPに見られた各部のデティール等、所々に現代的アレンジが施されているのが特徴です。
カラーリングもちょっとコレジャナイ感があったUSAエディションよりもアニメ準拠の物となっておりファンが思い描いていた理想のカラーへと仕上がっていると思います。
グレーの部分は成形色であり安っぽく感じてしまうため好みが分かれると思いますが、これはこれでアニメらしさもあるので私は嫌いではないです。

前編でも書きましたが旧MPスタスクは河森氏の監修が入ったことによって本体の色が劇中とはかけ離れたものになっており、スタイルもアニメとはまた違った感じになってしまいました。
ですがこのスタースクリームは「よりアニメに近づける」ということが重点的になっておりスタイルも河森氏の慣習が入るの頃の試作に近づけられているというのが特徴です。
旧版は正直言ってスタースクリームのリメイク品としてはあまりよいものではなかったためどうせなら最初からこのデザインで出してほしかったなと思います。
また旧MP版で不評だった腰のガワもなくなっているというのがいいですね。
バストアップ。
クリアパーツのキャノピーが映えます。
ダグデットファンやコックピット内部の造形も精密です。
細部も細かくモールドが施されています。
レッドの部分は成形色、ダグデットファンはガンメタリックで塗装されています。
胸部のダクトを開くとミサイルポッドが装備されています。
これは旧MPにもあったギミックですね。
ミサイルの部分はシルバーで塗装されています。
にしても劇中で一度しか使われなかった武装だから印象が薄い…。

〈ミサイルポッド〉
胸部ダクトにはミサイルポッドを内蔵。
第63話「インカの秘宝」においてジェットロンが製鉄工場を襲撃した際、トレイルブレイカー、ゴングを相手に披露した兵器である。
その破壊力たるや2発撃ち込んだだけで製鉄工場を破壊するほど強力であった。
頭部アップ。
こちらもアニメのスタースクリームのデザインを忠実に再現しています。
顔の部分はガンメタリックで塗装されており最初見たときは「ちょっと濃くね?」と思いましたが改めて映像を見返してみるとこれくらいの色でした。
旧MP版と比べると頭部が大きく造形されており、立たせた時の全体的なバランスが格段に良くなっています。
顔はどちらかというと近年のアメコミ寄りでありなかなかのイケメン。
角度を変えて撮影。
うーん…こうして見ると変形の都合か若干首が上がっているように見えなくもないような…。
旧MP版にあったフェイスチェンジギミックはオミットされています。
腕部。
こちらも細かいデティールが施されておりリアル感があります。
変形の都合で肩の位置が若干下になってしまっているのがネック。
ブルーは成形色ですがアニメ準拠の水色になっているのがいいですね。
欲を言えば腕を後ろから見た時にねじ穴が目立つのでそこは埋めてほしかったかな。
腕には武器であるナルビームがボールジョイントで接続されています。
ナルビーム。
基本的には本体と同じグレー成形ですが所々にガンメタリックの塗装が入れられています。
こちらもダクトの部分などのモールドが細かくよく出来ていると思います。
ナルビームにはビークル時、主翼に固定するための5mmジョイントが増設されています。
腰。
こちらもアニメとは違って精密なモールドが施されいます。
造形自体は問題ないのですがいかんせん可動範囲が狭く股関節を覆っている装甲が前に開かないのでちょっとアクションさせるときに苦戦します。
また変形の都合上、腰の回転がないのでポーズがかなり制限されます。

ただ上述でも書きましたが、今回のこのリニューアル版では旧版の時にあった腰のガワが無くなっておりアニメデザインに近づけられています。
あとこれは個体差かもしれませんが股関節のクリックにクセがあり綺麗に脚を開くことがちょっと難しいです。
脚部。
こちらもカラーリングやパーツの配置箇所も劇中と同様で好印象。
膝内側には内部メカと思わしきモールドがあるのも特徴です。
変形の都合上、足がベクターノズルになっていて左右の可動もないため立たせるのにちょっとコツがいります。
あとネジ穴が結構目立つのでどうせなら埋めてほしかったですね。高額商品なわけですし。
バック。
若干ゴチャっとしているような気もしなくはないですがこれでも上手くまとまっていると思います。
ただこちらもネジ穴が目立っているのがネック。
左右のウィングはスイング可動することで位置を調節できます。

可動一覧。
頭:ボールジョイント式可動
上腕:スイング
肩:クリック式可動
ただ胴体部周りのパーツがちゃんとロックされないので腕を動かすたびにスライドしてしまいます。
肘:二重関節
腕:軸ロール360度回転可動
手首:360度回転可動
画像のように指を開くことができます。
ボールジョイント式で親指と人差し指が独立、他三本は一体となって可動します。
股関節:クリック式可動
腰の装甲が可動しないため大胆なポーズを取らせることはできません。
腿:軸ロール
膝:二重関節
ただ脹脛の装甲が厚いためこれも大きく動かすことはできません。
ナルビーム:ボールジョイント式可動
以前紹介したメガトロンと比較。
サイズ比的にはちょうどいい感じだと思います。
ただメガトロンはスタースクリームとは違ってアニメ寄りでデティールが控えめになっているので統一感はあまりないです。
メガトロン『この愚か者めが!』

スタースクリーム『お許しください!メガトロン様ー!』
スタースクリームはメガトロンの右腕でありデストロン軍団のナンバー2だ。
その性格は無慈悲で冷酷で残酷である。
また自信過剰で自分こそがデストロンのリーダーに相応しいと考えており、その考えを隠すことなくメガトロンに露呈しては未熟さを窘められている。
アニメ本編によるとサイバトロンとデストロンの大戦争が始まる前にはセイバートロン星の科学者であり、後のサイバトロン戦士スカイファイヤーと共に惑星調査隊の隊員として宇宙地図に載っていない未知の惑星・地球へ調査飛行を行っている。
その後彼がどのような経緯でメガトロンの配下になったかは語られていないが、第一話においてすでにメガトロンの側近としてデストロン本部で活動しており、さらに「新リーダーへの交代」発言も安易にしていたことからメガトロン率いるデストロンにおいては古株であるとの推測が成り立つ。
作中、メガトロンに対して度々裏切り行為を働いている。
毎回失敗に終わっては許しを乞いメガトロンも苦言こそ呈するものの、常に主要メンバーとしてデストロン本部にいる、という関係が続いていた。
元科学者ということで博学かつ技術力も持ち合わせていることから、メガトロンも彼の能力を買っている部分があったと解釈できるだろう。
前回の記事でも書きましたが今回のスタースクリームは「航空参謀」ではなく「新破壊大帝」
ということで新破壊大帝モードにするための付属品が付いています。
画像はケープ。
本体はプラスチック製ですがマントのシワもしっかりと造形されており、この状態でもそれなりの躍動感があります。
ショルダーアーマー。
右肩と左肩で二種類付属します。
こちらもモールドが施されおりゴールドの部分にはメタリックになっています。
王冠。
本体はメッキパーツで高級感があります。
こちらもデティールが施されており非常によくできています。

レッドのラインも綺麗に入れられています。
それでは上記のパーツを装着します。
左右の肩にジョイントを合わせてショルダーアーマーを取り付けます。
背面パネルにケープを取り付けます。
この際ウィング部と本体のジョイントがしっかりと固定されていることを確認してから取り付けてください。
肩部パーツを後ろに倒して頭部に王冠を被せます。
王冠は一番長い飾りを正面にして取り付けます。
これで完成です。
新破壊大帝モード。
この形態は「ザ・ムービー」においてついに念願のデストロンのリーダーに君臨した時の格好ですが、王冠を被って一分もしないうちに復活したガルバトロンに撃ち殺されてしまうという…三日天下なるぬ三秒天下ですなw
黄金に輝く王冠と存在感のあるマントがまさしく「王者の風格」を醸し出していると思います。
ザ・ムービーを最初に見た当時はダサイと思っていましたが今見ると意外とかっこよく見えてくるというのが不思議です。
再現度も高くていいのですが、上述の通り足が元から立たせにくい構造になっており重量のあるマントを装着したことによって後ろに倒れやすくなってしまっているというのがネック。
頭部アップ。
黄金に輝く王冠が眩しいですね。
しっかりと固定されるためポロポロ落ちたりする心配はありません。
ただこの王冠を被った時間はたった一分という…。

各部から撮影。
マントはボールジョイントで画像の位置まで後方へ可動させることが可能です。
ただこの位置まで可動させるとさすがに重心が後ろに集中するため倒れてしまいます(画像は本体の股関節を前に傾けることによって無理やり立たせています。)
マントは画像のように広げることができます。
このマント、折りたたみ式になっておりパーツを差し替えることなく閉じた状態と開いた状態の両方をフォルムを崩さないで再現することができるというなかなか考えられた造りになっています。
マントのシワの付き方も左右非対称であり再現度が高いです。
マント接続部分には可動軸が盛り込まれており、画像のように左右に可動させることが可能です。
肩のショルダーアーマー接続部分にも可動軸が盛り込まれているので画像のようにショルダーマーの角度を変えることができます。
〈新破壊大帝〉
彼の裏切り行為は「ユニクロン戦争」を描いた作品「トランスフォーマーザ・ムービー」で最高潮を迎える。
コンボイとの一騎打ちで重傷を負ったメガトロンをあろうことか宇宙空間に捨ててしまうのだ。
そして夢にまで見た新リーダーへの着任。多くのデストロンが見守る中、戴冠式が行われようとしていた。
だがそれもつかの間、突如として現れたユニクロンの力により復活を遂げたメガトロンこと「ガルバトロン」によって一撃で灰と化してしまうのだった。
アクション!
戴冠式
スタースクリーム『よーしいいぜ…』
スタースクリーム『我がデストロンの有志達よ!俺様は諸君の新しい…』
ガルバトロン『貴様の戴冠式だとスタースクリーム?悪い冗談はやめとけ!』
スタースクリーム『め、メガトロンか…!まさかそんな…!?』
ガルバトロン『この愚か者が!思いしれ!』
バシューン!
スタースクリーム『うわああああああああああああああああああああああああ!』
グシャッ!
ガルバトロン『次はどいつだ!スタースクリームの二の舞になりたいやつは!』
お疲れ様でした~。
デストロンのナンバー2として長年メガトロンに野心を燃やしていたスタースクリームがついにリーダーの座へと君臨した時の姿「新破壊大帝スタースクリーム」
まさ登場から約1分も持たずに玉砕してしまうとは思いもよりませんでした。

さて商品の方ですがMPとしては標準クラスな出来に仕上がっていると思います。
元々MP03やUSAエディションはあまり良い出来ではなかったのもあって今回のリニューアル版はやっと完成形になってくれたという印象でした。
まずビークルモードですが非常にクオリティが高いです
モチーフとなったF15イーグルを忠実に再現し、各部のデティールがより一層リアル感を引き立てているので知らない人が見たら戦闘機の模型と勘違いしてもおかしくない出来なんじゃないかなと思います。
またレーダードーム、エアブレーキ、エアインテイク、フラップ、エンジンブロックなど「ここまでやるかっ」ってくらいギミックが豊富でありMP03の数少ないいいところを引き継いでいるというのもいいと思います。

続いてロボットモードですがアニメで見ていたスタースクリームのスタイルを完全再現しており見事な出来。
カラーリングもアニメに忠実であり、旧MPの時に不満だった腰のガワもしっかりと改善されているというのは嬉しかったです。
商品自体は新規造形ではなくMP03をリファインしたものですが問題点がすべて修正されており納得のいくスタースクリームに仕上がっています。

そして特筆すべき点は新破壊帝としてのスタースクリームを再現できるということでしょう。
劇中での登場シーンは一瞬でしたが各部に可動軸を設けることによって劇中でのポーズを完全に再現することが可能など、開発者のこだわりが伝わってきます。
特にマントは折りたたみ式にすることによって閉じた状態と開いた状態の二形態を再現しつつ、左右非対称のシワを入れることでリアルさも追及されており完成度の高さに驚かされました。

ただ欠点としてはロボットモードにいくつか不具合があるということです。
肩部のジョイントがやや低い位置にあるので立たせた時に少し不自然なのと、変形の都合上胴体のジョイントがあまくてポーズをつけて遊んでいたらいつのまにかずれてしまうということがありストレスを感じます。
また記事では書きませんでしたが実は管理人が買ったスタースクリームは胴体ジョイントが組み間違っておりうまく変形ができないという事態が発生したため一度修理に送っていたりするのでその辺の品質管理もしっかりしてほしかった所。
あとロボットモード時の下半身の可動が狭くポーズがとても付けずらく正直言ってアクションには向いていません。
せめて腰の回転と腰のアーマーの可動は入れてほしかったなと思います。

ただ上記の点を含めたとしても全体的な完成度は総じて高く、スタースクリームのトイとしては決定版と言っても過言ではない出来だと思います。
アニメでのスタースクリームは勿論のこと、ザムービーでの最後の勇姿も堪能できるのでとても楽しいです。
欲を言えばあと2000円くらい高くなってもいいのでこいつ専用のスタンドを付けてほしかったのですが、さすがにそれは言い過ぎですかねw
現在価格もそれほど高騰していなく、MPの中では比較的安い値段で買えるというのもありMP入門アイテムとしてもいいんじゃないかなと思います。
点数としては90点です。