やっちゃってない?対人支援のセッションが失敗に終わる「あるある事例」 | 頭で悩むより、神経系から整える。人と心がもっと愛おしくなる話

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人が前に進めないとき、身体と神経系では何が起きているのか?東京藝大卒・元ソニーミュージックディレクターの皆川公美子が、独自の「BMS(心身相関)」視点で人の心と感性の世界をマニアックに紐解く探求ブログです。

・国家資格キャリアコンサルタント

・Gallup認定ストレングスコーチ

・TRE(トラウマ&テンション・リリース・エクササイズ)国際認定アドバンスプロバイダー

・自我状態セラピー(パーツ心理学)セラピスト 

4つの顔で、ライフブロック(生きづらさや停滞感)から強みの人生への転機をバックアップする皆川公美子です。

これまでにのべ7,500名ほどの方のご相談を伺ってきました。

 

 

 

今日は、対人支援の現場でよく見かける失敗例=「共感のズレ」について、お伝えしたいと思います。

支援者として「この言葉で励ましたい」「この方向に導きたい」という思いはとても大切です。

 

しかし時として、その思いが強すぎると、
かえってクライアントさんの心から遠ざかってしまうことがあるんです。

 

特に、愛着パターン(幼少期からの人との関わり方の特徴)を理解せずに支援を進めると、思わぬところでつまずいてしまうことも...。

今日は、よくある3つの場面から、より良い関わり方を考えてみましょう。
 

 

 

とにかく自分を信じて!は逆効果

 

 

例えばこんな会話...

 

クライアントさん:「何をやっても、私には無理な気がして...」 

 

支援者:「大丈夫!自分を信じることが大切ですよ!」

 

一見、励ましの言葉に聞こえます。
でも、深い自己否定感を抱えている方にとって、

この言葉はかえって孤独感を深めてしまうことがあります。

 

 

むしろ、こんな声かけはどうでしょう? 

「そう感じる理由について、もう少し教えていただけますか?」

 

こういう返しができると

その方の気持ちを紐解けるところにいけることが多いですが
「ゴールはこれだ!」という結論を示して
うまくいくことは、ないんですよね。
 

クライアントさんの気持ちに寄り添いながら、一緒に背景を探っていく姿勢が大切です。

地味なことに見えますが
対人支援家として上等かどうかがわかっちゃうスタートかもしれません。

 

「人と比べても意味ないですよね」で片付けない

 

 

こんな場面も多いのではないでしょうか。

 

クライアントさん:「周りの人はみんなうまくいってるのに、私だけ...」 

 

支援者:「他人と比べても仕方ありませんね」

 

 

この「周りの人がキラキラして見える」というのは
誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。

 

 

とくにSNSワールドではよく問題にとりあげられますね。

わたしも疲れているときにSNSを開くのは
よくないな、っていつも思います。

どうでもいいことに首突っ込んでしまったり
それほど仲が良いわけでもない人に
なんかいらん情報をコメントすることになったり
・・・よくないね!

そういうことって誰にでもあるかもですが
特にクライアントさんが

ようやく表現してくれた気持ちを、簡単な励ましで締めくくってしまうのは惜しいです。
 

代わりに:「周りの人を見ていると、どんな気持ちになりますか?」

そう問いかけることで、より深い気持ちの整理につながることがあります。

 

そうです、ここで
一見ネガティヴなことが起こりそうな方へ

「クライアントさんが困った顔をするのではないか」

というほうへ
しれっとあたたかく舵をきれる支援家は
一流でございます〜〜。
 

 

 

 

 感情表現をせかさない

 

 

時にこんな会話も...

 

クライアントさん:「私は怒りとか感じないタイプなので...」


 支援者:「感情を抑え込むのはよくないですよ!もっと表現していきましょう」



 

でも、感情を抑えることで自分を守ってきた方にとって、
急な感情表現は大きな不安を引き起こすこともあります。

トラウマの知識がないとこれはやってしまいがちですが
その方の防衛のパターンはどういうものかというのを知っている必要があります。
 

むしろ:「いつも冷静でいられるんですね。それはどんな場面で役立っていますか?」

 

という問いかけから始めると、クライアントさんのペースで自己理解を深められます。

リソースとして扱うんです。

 

 

 

 ■大切なのは「急がない」こと

 

 

対人支援で最も大切なのは、クライアントさんの感情や思考の背景にあるものを、
丁寧に理解していくこと。


解決策よりも
今なにがどうなっているのかを
クライアントさんとのあいだで
合意しあいながら
自分を見つめる時間の隙間をつくること。

 

表面的な励ましや解決策の提示は、

時として

 

「分かってもらえていない」という感覚につながってしまいます。

 

 

特に愛着パターンは、その人の人間関係の持ち方に大きく影響します。

この視点を持つことで、より深い共感と適切なサポートが可能になるんです。

 

一見遠回りに見えても、クライアントさんの気持ちに寄り添い、
安心できる関係性を築きながら、ゆっくりと前に進んでいく。

 

 

それが、真の支援なのかもしれません。

みなさんも、ぜひクライアントさんの愛着パターンを意識しながら、
その方に合った支援を探っていってくださいね。

 

 

 

 

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