山口小夜子展:マツコも絶賛した美と狂気の世界 | 頭で悩むより、神経系から整える。人と心がもっと愛おしくなる話

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人が前に進めないとき、身体と神経系では何が起きているのか?東京藝大卒・元ソニーミュージックディレクターの皆川公美子が、独自の「BMS(心身相関)」視点で人の心と感性の世界をマニアックに紐解く探求ブログです。

皆川公美子です。
 

【トップモデルだった山口小夜子さんについて、マツコが語る】

 

私、マツコデラックスさんが大~~好きです。

審美眼がすごくするどくて、おっしゃることに嘘がないですもん。


・・・てファンはみんな思ってますよね。
 

マツコさん、お写真をお借りしてありがとうございます。


 

そんなマツコさんのコメントに、共感しています。
 

「アタシが物心ついたころには、

高田健三さんや三宅一生さん森英恵さんが活躍してて、

そいで山口小夜子さんが資生堂のポスターになってるのを見て、

恐ろしさというかさ・・・単純にキレイというレベルじゃなかった。
 

でも、今ってマスに訴えたいばかりに、消費者の望むものか、

ちょっと遅れてるものを作るってことしかしないよね。

クリエイトするってことがさ。


 

山口小夜子さんは、あのころ、狂気というか、怖いって言うか、


くやしかったらここまで登って来なさい、ってのがあったよね。」
 

 

(資生堂のポスターになった写真、こういうのでしたよね!)

 

マツコさん、さすがです!



世の中を先導するものの覚悟 のようなものが見えるから

山口小夜子さんはここまで人の気持ちの奥底に

するどいなにかを送り込んでくるのでしょうか。




それにしても、神秘的。

エキゾチック。


こんなに強いメヂカラとオーラを持っている人

あまり見たことがないです。


今度の東京都現代美術館の展覧会、楽しみ過ぎる。

会期は2015年4月11日(土)―6月28日(日)

 

 

■ 雑誌や写真、スクラップブック、人形などの秘蔵資料、長らく専属モデルを務めた資生堂のアーカイヴにより、「SAYOKO」のイメージはいかにして作られたのかを探ります。
 

■ 小夜子をミューズとした数々のデザイナーの作品や、彼女が所蔵していた服を小夜子マネキンによって展示し、「ウェアリスト」と名乗り、「着る」ことをパフォーマンスにまで高めた小夜子の創造性に迫ります。
 

■ ファッション写真からアート作品まで、被写体としての小夜子の魅力を紹介します。

■ 寺山修司から2000 年代のアンダーグラウンドカルチャーまで、常に時代の最先端とコラボレーションした、パフォーマー、クリエーターとしての小夜子の軌跡を辿ります。


■ 小夜子が晩年の数年に展開した、音、映像、ファッション、文学等が一体化した総合芸術ともいえるパフォーマンスを、高画質映像によって蘇らせます。

■ 晩年に彼女とコラボレーションを行った先端的なクリエーターたちによる、小夜子をモチーフとした新作映像作品(飴屋法水ほか出演)、インスタレーション等により、会場中に小夜子の気配、姿、声が点在する体感型の空間を展開します。


展覧会の内容は上記のようなものみたいです

どうぞみなさん、見に行ってくださいね。

 



クリエイトするということに、

自分の身体と命をかけた山口小夜子さんの人生を

見られると思います。

 

 

 



もしも気が向く方は、ご一緒に見ておしゃべりをしましょう!

 

____________________________

 

<追記>

 

この記事を書いてから10年以上が経ちました。

 

山口小夜子さんへの憧れは今も変わらないのですが、

最近ようやく、自分がなぜあれほど惹かれたのかが言葉になってきた気がしています。

 

 

彼女は、自分の感性を方位磁石にして生きた人だったのだと思います。

 

「美しい」「怖い」「これじゃない」——そういう主観の声を、消さなかった人。

 

今わたしが関わる支援の現場で出会う方たちの多くは、

まさにその主観の声が聞こえにくくなっている状態にいます。

 

外からの情報、正解、評価——そちらに全力で合わせていくうちに、「自分がどう感じるか」という身体の声が遠くなっていく。

 

 

それは怠慢でも弱さでもなく、神経系が生き延びるために選んだ戦略なのですが、

それでも何かが失われていく。

 

 

山口小夜子さんが体現していたものを「感性の使い方」と呼ぶとすれば、それを取り戻す道を、わたしはずっと探し続けています。
 

もし今、「何かがずれている気がする」と感じていたら、その感覚こそがあなたの方位磁石かもしれません。

 

 

ポリヴェーガル理論の視点から言うと、

 

「自分がどう感じるか」という内側の感覚——これを内受容感覚と呼びます——

は、神経系が安全を判断するための最初の情報源です。

 

 

外の世界に合わせることに精一杯になると、

この内側のセンサーがだんだん使われなくなっていく。

使われない感覚は、鈍くなります。

 

 

山口小夜子さんが持っていたあの研ぎ澄まされた存在感は、もしかしたら内側のセンサーを極限まで磨き続けた人の身体から出ていたものだったのかもしれない、と今のわたしは思います。

感性は才能ではなく、神経系の練習なのかもしれません。

 

 

ここへ偶然きてくれたあなたが

もし今、疲れていたら。

 

あるいは、どこへ向かえばいいかわからなくなっていたら。

 

それはあなたの感性が、嘘をつけなくなってきたサインかもしれません。

 

無理に方向を決めなくていいです。 

ただ、今この瞬間、自分の身体がどんな感じがしているか

—— 重いか、軽いか、どこかが締まっているか、少し緩んでいるか。

それだけを、聴いてみてください。

 

その小さな感覚が、あなたの方位磁石です。 消えてなくなったわけじゃない。 

ただ、長い間、聴いてもらえなかっただけかも。

♡♡♡