
陶芸、漆芸、着物、籠、彫金、螺鈿 等々日本の職人さん、作家さんが
魂のすべてをつぎ込んだ作品を出品されています。
私はもちろん着物を特に重点的にじーっと拝見することが多いわけですが、
今回はある「箱」に心を打たれました。
その名も
きりばめぞうがんはぎあわせはこ「ちょうよう」
切嵌象嵌接合せ箱「朝陽」
いぶし銀の箱に細かい細かい線で、遠くの川面に日が昇る絵が細工がしてあります。
そしてその箱の前面の右端に2匹のサギが立っています。
昇ったばかりの朝日が水平にまばゆい光線を送ってくる中、
それをまったく気にかけず「100日同じ姿勢で立っている」ようなサギ。
その眼光はするどく、まさにこの世を射抜くような静かな重さがあります。
それなのに、風になびく羽毛はあくまでやわらかくすべてを受けて
たおやかにそよいでいます。
作家さん75歳。すごいエネルギー。
私も75歳になればこのような境地にたどりつける、とは夢思えず、、、、です。
次に広尾にある山種美術館へ行きました。
こちらは日本画専門の美術館ですが、建物が素敵にモダンです。

あの横山大観がその才能にほれこんだという速水御舟さん。
40歳という若さで夭折されましたが、多くの作品を残しておられます。
重要文化財に指定されている「炎舞」という作品、すごかった。
炎に熱せられつつもその明に吸いつくように舞う蛾を描いた作品なのですが、
炎と後ろの闇の色と質感がすごくて言葉ではとても表すことができません。
生で見て良かった~!という作品でした。
そしてその後は

あ~。幸せな一日。
今日の私はこんな感じです。
