2023年3月末に栃木から福島へと、湯友と二人でハシゴ湯したシリーズ。
泊まる宿のある会津若松市まで到達しております。
最初にこれまで行程のリンク集から。
中華食堂 つなしま(食事)
芦ノ牧温泉から会津若松市内を北上。
芦ノ牧温泉も有名だけれどもさらに有名と思われる東山温泉へ。
有名で後回しにしてきた系の温泉地。今回が初めてなんですよ。
東山温泉は会津東山温泉とも称され、福島いや東北を代表する温泉地の一つ。
8世紀後半、または天平年間に行基によって開湯したとのこと。出ました、行基![]()
渡来人でありながら日本の温泉を見つけ開きまくった一人。
それはともかく。
東山温泉は山形のかみのやま温泉、湯野浜温泉と共にかつて奥羽三楽郷と呼ばれ、江戸時代には会津藩の湯治場として栄えた。
現在はその名も湯川という川に沿うように20軒ぐらいの宿が並んでいる。
また、有名な民謡「会津磐梯山」に出てくる小原庄助さんゆかりの温泉。
身上を潰した原因の内の朝湯が東山温泉だったってことなのかな。きっとそうなんでしょう。そうなのか。
それもともかく。
東山温泉として最初に思い起こすのはこちらの宿「向瀧」。
この歴史ある建物も魅力的だけれども、自家源泉とグッとくるいくつもの浴場を持ちつつ立ち寄り入浴はやってない。
泊まらないと入れない、憧れの宿の一つ。
今回も一瞬検討したけれども、本丸はまたいずれ攻めるということで今回は遠くより見るだけ。
また東山温泉で立ち寄れる宿の中、一番訪れたかったのが「東山ハイマートホテル」。
こちらは残念ながら間に合わず、逝ってしまってました…![]()
さて、我々はまずこの日の宿にチェックイン。
先に一番の目的としていたメインの風呂に駆け込んだのだけれども、その宿の話は次回以降にいくつかにまとめて。
一息つき、宿の周りの観察を兼ね、温泉街へ。
温泉街の真ん中あたりに冬季休業中の足湯があった。
そこからほど近く、隠れるように建っていたのが今回の目的宿「二洸旅館」。
大きく豪華な宿も多い東山温泉の中では、湯治宿あるいは昭和の商人宿っぽい風情を残す貴重な旅館。
立寄り可能な噂を聞いて、16時40分頃に訪れた。
東山温泉 二洸旅館
訪問を告げご主人に立ち寄りの可否を訪ねたらOKとのこと。
立寄り可能時間は要確認でお願いします。
こちらは立ち寄りもよいけれども、2Fや3Fにある部屋も何だか趣がありそう。
素泊まりは4500円から、2食付きで7000円ぐらいから利用できるみたい。
いいじゃないですか。
立寄り入浴料は400円。
メジャーな温泉地と思うと良心的な料金。
この階段↓は部屋へのものでしょう。
浴場へは地階へあり、こちらの階段↓より下がる。
浴場は2つあり、男女別なのかその日の状況によって使い分けているのか、その辺りは未確認。
浴室の中のような脱衣所にて脱衣。
脱衣所内の洗面所のタイル模様も素晴らしい。
では浴室内へ。
終始我々のみの貸切状況。
中には何とも美しい、理想的なタイル浴槽が鎮座していたのでした!![]()
浴槽規模は3人ぐらいまでかな。
もう一つの浴場の浴槽は写真を見る限りもう少し広そう。
狭い方が湯がより新鮮と勝手に考えるので、こちらでOK![]()
洗い場はスペースは広くとってあるが、カラン&シャワーは1組。
桶がきちんとピラミッド状に積んであった。
カランから出る湯は真湯だったかも。違ったらごめんなさい。
では源泉のお話。
澄み切った無色透明な湯は源泉名が「組合混合泉」。
その内容は「協同組合1号泉」「管理組合2号泉」「協同組合4号泉」「伏見ヶ滝泉」の4本の混合泉で、広く東山温泉に配湯されている。
分析書にはそれぞれの源泉の湧出地住所までしっかり載っていた。
混合泉で源泉温度46.0度、pH8.0のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。
成分総計は1.553g/kg。
湧出量は動力揚湯で482.4リットル/分となっていた。
この湯を完全かけ流しにて使用している。
オーバーフローはしずしずとそれなりにしっかり。
豆タイルの床は清潔で、ヒタヒタなところに思わずスリスリしたくなる![]()
ここで源泉の成分について、それぞれの数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが292.2mg、カルシウムが203.9mg。以下カリウム8.2mg、マグネシウム0.8mg、リチウム0.3mgなど。
陰イオンは硫酸が676.5mg、塩化物が287.1mg。以下炭酸水素31.7mg、フッ素3.5mgなど。
遊離成分はメタケイ酸40.9mg、メタホウ酸8.3mgなど。
浴槽の温度を測ってみると。。。
42.1度と素晴らしい湯守仕事。
浴槽の上部にある岩部分には、湯口に見える白い沈着のある部分があるが、そこはどうやら旧湯口の跡。
そこに湯は流れていなかった。
ではどこが湯口かというと、その下の浴槽内のタイル壁にある穴↓。
浴槽内投入なので新鮮さもひときわという状況だったのでした![]()
淡い芒硝臭がして、淡い芒硝味と僅かな塩味を感知。
風味は派手ではないが、全国的にこういう湯が名湯として受け継がれているパターンは多い。
自然なスベスベ感が心地よい。
じわじわと感じる極上さ。これがたまらない![]()
何周か回ってこういう湯こそ素晴らしいと思えるようになってきた自分たちに酔うおっさん2人でした![]()
あ、今回は2ショット無し。
今後しばらく無いのでご安心を!
東山温泉 二洸旅館
福島県会津若松市東山町湯本居平127
0242-27-3400
立寄り入浴料 400円
立寄り可能時間は要確認
<源泉名:組合混合泉>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
46.0度
pH8.0
成分総計 1.553g/kg
動力揚湯
482.4リットル/分
澄み切った無色透明
淡芒硝臭あり
淡芒硝味、微塩味あり
自然なスベスベ感あり
完全かけ流し
2023年3月入湯
※数値はH21の分析表より






















