2022年1月の山梨の温泉一人旅のお話。
関西から夜通し運転してきて朝風呂に入ったのが「緑が丘温泉」。
そこから甲府市の中心街を目指す。
甲府駅から徒歩だと10分弱ぐらいの繁華街にある「ホテル談露館」が目的地。
舞鶴通りという道路沿いにあるのだが、全容がよくわからない。
道路を渡って撮影。
ホテルらしからぬ名前「談露館」の字も威厳を感じる、なかなかの存在感であった。
ホテル談露館
こちらの創業は1887年、明治20年という老舗宿。
温泉宿になったのは1965年とのこと。
そして1992年に旅館から現在のホテル形式へ変わった。
ホテルになって30年経つわけだが、古びた感じはない。
都心部のシティホテルの雰囲気を保っている。
結婚式などでも幅広く利用されているようだ。
立寄り入浴料は税込み1100円と高めであるが、大小の貸タオル付き。
ホテルで食事をすれば税込み550円。
立寄り可能時間はサイトでは5:00~10:00、12:30~25:00となっているが、要確認で。
ぼくは9時頃に到着。
それに見合う、館内も落ちついた雰囲気。
都心部のシティホテルといった感じだ。
この雰囲気の一角に温泉の入口が隠されるようにある。
一見わからないのだが、絵画の合間に「温泉大風呂」の明記がある。
この申し訳ないように作られた衝立の向こうに温泉浴場があった。
暖簾の奥には男女別の浴場のドア。
お風呂の入口としてはなかなかにそっけない(^-^;
紳士用を開けて男湯へ。
もちろんここからはしっかり浴場っぽい。
細長い脱衣所は棚が8つ。
終始独り占めで入ることができた。
入浴料金1100円内に含まれる大小の貸タオルとロッカーの鍵。
なお浴場内は撮影禁止の表記があった。
終始独り占めだったこともあり、フロントにて撮影の許可を得ることができた。
洗面台にはホテルらしい備品が色々。
こちらの温泉のポスターもあった。
食事と休憩付きの日帰りプランもあるようだ。
それでは浴室内へ。
しっかりとした建材が使われ、重厚感があった。
大風呂とあったものの浴槽は3~4人ぐらいの規模と小ぶり。
そのかわり非加熱で完全かけ流しにされている。
1Fにあることもあり、窓からは坪庭的な光景が見える。
洗い場は5人分だったか。
あまり広くないため、マナーを守って使用したい。
カラン・シャワーから出るのは真湯だった。
タイルや沈着の具合で色づいて見えるが、実際はほぼ無色透明~微々褐色透明。
源泉名は「甲府市内温泉旅館組合 第一号泉」。
こちらの歴史を感じさせる源泉名だ。
源泉温度44.8度、pH8.3のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。
成分総計は1.460g/kg。
この湯を先述通り、完全かけ流しにて使用している。
まずまずのオーバーフローで、床もヒタヒタになっていた。
掃除前の状況だったが、これまで入浴者が多くなかったのか、お湯は問題なく新鮮な状況に見えた。
ここで源泉の成分を簡単にピックアップ。
陽イオンはナトリウムが397.2mgで89.03ミリバル%と大半。
カリウムの31.3mg、カルシウムの25.0mgと続く。
陰イオンは塩化物が459.2mgで66.58ミリバル%、炭酸水素が260.7mgで21.95ミリバル%。
この2要素で大半。
硫酸の93.5mg、炭酸の6.6mg、臭化物の1.5mgと続く。
遊離成分のメタケイ酸は147.7mgあった。
脱衣所にあったこのポスター。
確かに黒っぽいグレーの湯の花は多数舞っていた。
硫黄泉となっているものの、成分的に硫黄泉に関する数値はチオ硫酸の1.1mgだけだった。
泉質で硫黄泉は名乗れないが、硫黄泉の性格があることは間違いない。
浴槽での温度を測ってみると。。。
39.0度とややぬるめ。
時期によっては素晴らしい温度だが、冬場にはややぬるく感じる。
壁と同じ建材で造られた湯口には「DANROKAN」の文字が見える。
湯口で僅かなアブラ臭と僅かなタマゴ臭を感知。
僅かなアブラ味、僅かなタマゴ味、そして僅かな甘味と塩味あたりを感じた。
全体として僅かにモール泉らしい風味もある。
湯口の温度を測ると。。。
44.0度とほぼ源泉温度に近い。
当然湯口の近くは温かい状態になっており、寒かったこの日はほぼ湯口の近くでじっとしていた。
この位置がこの日の極楽ポイント。
しっかりとしたスベスベ感があった。
先述通り黒っぽい湯の花は多数。
泡付きがあるかと期待したが、この時はほぼ無かった。
濃くはないが素敵な風味のモール泉系のよい湯。
甲府にしては入浴料が高いけどタオル付でもあり、食事をすれば安く入れ、お湯の満足度はしっかりあった。
ホテル談露館
山梨県甲府市丸の内1-19-16
055-237-1331
立寄り入浴料 1100円(大小貸しタオル付) 食事をすれば550円
5:00~10:00、12:30~25:00
<源泉名:甲府市内温泉旅館組合 第一号泉>
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
44.8度
pH8.3
成分総計 1.460g/kg
ほぼ無色透明~微々褐色透明
微アブラ臭、微タマゴ臭、微モール臭あり
微アブラ味、微タマゴ味、微塩味、微甘味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
黒っぽい湯の花多数
完全かけ流し
2022年9月入湯
※数値はH30の分析書より

























