棧温泉 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2021年3月末の長野と岐阜の一人旅話、その2。

 

伊那の名物「ローメン」を食べた後、国道361号を西へ。

19号を木曽川沿いに下って行き、どんどん木曽の地へと入っていく。

旧道に入るとやがて史跡「木曽の棧(かけはし)」へ到達する。

 

 

棧とは川を渡る橋ではなく、通行困難な断崖の場所に川に沿って作った桟道のこと。

その跡が今でも見ることができる。

写真↑の左川の川沿いだ。

歌枕にも使われる木曽の名所であった。

 

その木曽の棧に向かい合うようにあるのが、今回の目的地、その名も「棧温泉」。

 

 

1956年開業の旅館。

 

 

日帰り入浴客はこの手前の空き地に車をとめ、歩いて宿へ。

 

 

棧温泉

 

 

 

12時20分頃に到着。

 

 

立寄り可能時間サイトでは9時~21時となっている。ただし不定休

後ほど詳しく見るが、冷鉱泉の宿としてはなかなか長い立寄り可能時間だ。

 

 

立寄り入浴料600円

なお以前は混浴露天風呂があったのだが、燃料費高騰のためずっと使用していないとのこと。

冷鉱泉なのでもちろんそれでよいでしょう。

 

 

平日のチェックインとチェックアウトの合間の時間帯なので館内はひっそりしていた。

 

浴場は別の建屋になる。

 

 

広間のある廊下を抜けると、木曽川を臨める廊下へ。

 

 

ここの座って浴後にゆっくりするのも良さそうだ。

 

そして渡り廊下的なところを先に。

 

 

やがて男女別の浴場入口へ到達。

 

 

終始独り占めで入浴することができた。

 

 

それでは浴場内へ。

木曽川を臨んだ広い窓を背にして、浴槽が2つ。

 

 

向かって左側が加温浴槽右側が非加熱の浴槽。

それぞれの浴槽サイズは同じぐらい。

 

手前には洗い場がズラッと並ぶ。

 

 

シャワーやシャンプー類も完備。

使用しているのは真水、真湯。

 

 

浴場からは木曽の棧、そして赤い「かけはし」という名の橋が美しく映えて見える。

 

ではそれぞれの浴槽を個別に見ていきましょうニコニコ

まずは向かって左の加温浴槽から。

 

 

こちらは源泉を加温循環して使用している。源泉の話はお隣の浴槽で。

循環しているが嫌な消毒の塩素臭などは全くない。

 

白い洗面器に入れて色チェック。

 

 

黄茶色に2~30cmの濁りといった感じ。

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

41.8度と適温に加温設定されている。

 

それでは向かって右、ぼく的にはメインの非加熱浴槽へ。

 

 

加温浴槽よりはやや淡い色に濁っている湯は源泉名がそのまま「棧温泉」。

源泉温度13.0度pH5.3単純二酸化炭素冷鉱泉

成分総計1.999g/kg

総計が1gを超えるのに単純~と付くのは、ガス性を除いた溶存物質が0.4503g/kgであり、ガス=遊離二酸化炭素が1594mgあるからだ。

そして遊離二酸化炭素の含有量以外に規定泉を名乗れる数値を満たした要素が無いのである。

まあ泉質名は便宜的なものだし、湯の魅力とイコールでないのでどうでもいいと言えばどうでもいい(^.^)

なお分析書の数値は平成8年とやや古いので、現状と違っていたらあしからず。

 

この冷鉱泉をこちらの浴槽では完全かけ流しにて使用している。

 

 

赤茶色の沈着も美しい。

この状態で浴槽の湯の色を同じようにチェックしてみると。。。

 

 

やはり色は明らかに淡い。

源泉自体は無色透明なのだ。

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

19.3度と源泉温度より数度高くなっている。

これは加温浴槽との境が浴槽とほぼ面一のため、それぞれの湯が行き来するからであろう。

 

 

おかげで冷鉱泉にしては入りやすい温度にはなった。

でその非加熱浴槽に入ってみると、底に沈殿していた鮮やかなオレンジ色の湯の花が舞いあがった。

 

 

結果的になかなかの濁り湯(冷たいが)となったのであった。

 

 

源泉成分の内訳を簡単に紹介。

陽イオンではカルシウムが40.7mgで48.27ミリバル%、ナトリウムが24.3mgで25.21ミリバル%、次いで鉄(Ⅱ)が12.6mgで10.7ミリバル%。この3つで大半。

陰イオンでは炭酸水素が242.9mgで95.16ミリバル%とほとんど。

そして溶存ガスが上述してように遊離二酸化炭素が1594mg。

非解離成分のメタケイ酸も65.0mgと規定値以上はある

 

非加熱浴槽の湯口で源泉の風味をチェック。

 

 

金気臭がする。

炭酸の甘酸味淡い刺激臭、そしてシュワシュワ感ははっきりとあった。

他に土っぽいニュアンスのコクがする味もした。

 

湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

14.5度と分析書にはまず近い数値。

 

もちろん冷たいのだが、長く入っていられる。

 

 

というのも炭酸でジンジンして身体の芯が温まるのだ。

スベキシ感あり。

細かなオレンジ色の湯の花はそういうわけで無数に舞っている。

濁りでよく分からなかったが、細かな泡付きは少しありそうな気がした。

 

加温浴槽の湯口も。

 

 

循環しているので湯口の時点で少し濁っている。

温度は一定ではなく、ぬるかったり熱かったり。

測った時点では41.9度。

 

 

ほぼ無臭だが、淡く土っぽい香りは感じたか。

僅かな鉄味と炭酸の名残もやや感じられた。

 

当然何度も何度も交互入浴をする楽しみがあるにひひ

 

 

こちらは加温も非加熱も同じサイズの浴槽というのが素晴らしい。

 

 

冷鉱泉だが非加熱かけ流し浴槽への入浴がいかに素晴らしいか、よく分かってらっしゃるニコニコ

宿泊して交互入浴をず~っと続けるのもいいだろうなと思ったのであった。

 

沈殿していた湯の花で、最終的には非加熱浴槽の方が濃い色合いになっていた。

 

 

次もここと同じ炭酸泉だが、木曽を代表する湯であろうところへ向かった。

 

 

 

棧温泉

 

長野県木曽郡上松町大字上松1350-3
0264-52-2276

立寄り入浴料 600円

9:00~21:00
不定休

 

<源泉名:棧温泉

単純二酸化炭素冷鉱泉 (弱酸性・低張性・冷鉱泉)

13.0度

pH5.3

成分総計 1.999g/kg

遊離二酸化炭素 1594mg

源泉で無色透明

浴槽で黄茶色~オレンジ色に20~30cm濁り

非加熱で金気臭あり

非加熱で炭酸の甘酸味、シュワシュワ感しっかりあり

スベキシ感あり

細かなオレンジ色の湯の花多数

しっかりとしたスベスベ感と共に少し引っかかりあり

非加熱浴槽で完全かけ流し

加温浴槽で加温循環

 

2021年3月入湯

※数値はH8の分析書より