2019年10月、3泊4日の行程で鹿児島の湯を独りで巡った後のお話。
4日目の朝、日当山温泉エリアの「家族湯 すえひろ」を堪能した後、宿に戻って「西郷どん温泉旅館」をチェックアウト。
車を鹿児島空港近くのレンタカー屋に戻し、仕事仲間の待ち合せ場所、鹿児島空港で10時に余裕で向かう。
全身トゥルトゥル状態で![]()
この日の仕事は熊本の人吉市にある人吉第一中学校での学校公演の演奏。
学校での公演なので夕方には開放される。
実はこの学校のごくごくすぐ近くに激シブ公衆浴場を1つチェックしていたのだ![]()
宿は翌日の仕事のため天草市にあるのだが、仕事の後の汗を流すぐらいの時間はある。
もちろんぼく一人でなくメンバーも誘い、そぞろ向かうことに。
人吉温泉の公衆浴場の中で最古、大正10年創業の堤温泉が目的地。
左となりに見える近代的な人吉医療センターとの対比もなかなかなものだ。
堤温泉
着いたのは17時過ぎ。考えてみたら熊本の温泉は超久しぶり…ブログをやってからは初となる。
ぼくのメガネが温泉仕様から仕事仕様に変わっているが気にされるな![]()
建物の壁に添うように掲げられた堤温泉♨の看板が愛らしい。
同じ感じでこんなのも↓。
同じく外側に適応症などの古いパネルもあった。
3日間のハシゴ湯疲れを、さあこの湯で癒そう![]()
入口を開けるとすぐ番台。
無人であったので、入浴料200円を箱に投入。
これ↑を見ると、昭和58年から200円のまま変わってないのだ。
唯一、洗髪料が無料になったぐらい。実質値下げだ。
ちなみに営業時間は5時~8時、掃除時間を挟み、10時~23時。
朝早く、夜遅くまで無休でやっている。
ガランとしたシンプルな脱衣所。
浴場のガラス戸の意匠(両サイド)が文化財レベルに素晴らしい。
さすがにそこそこ新しい、鍵のかかるロッカーが設置されていた。
浴場には地元の常連さんが2人ぐらい。
引きの写真だけで、浴場内の撮影は遠慮した。
期待を裏切らない、経年の説得力がある浴場。
ガラス戸を開けて階段を少し降りる構造。
浴槽は途中に境が設けられているけど湯口は左側に1つのパターン。
湯口のない右側の浴槽は浅く、普通に浸かる用ではなさそう。
寝湯にするか、またはかけ湯槽として使うのか。
なので実質は左側の浴槽に膝を抱えて4人ぐらいまでの規模。
コンクリ製の浴槽に見えるが、浴槽の底はタイル。
しかも左と右でタイルが違った。
地元の方によって常時少し加水(左端隅のシャワーヘッド)されてのかけ流し。
ほぼ無色透明~ごく僅かに茶褐色がかって見える湯は、源泉名の表記がなかった。
そのまま堤温泉ということで。
源泉温度51.3度、pH7.58の、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉。
成分総計は1.715g/kg。
炭酸水素イオンが641.2mg、硫酸イオンが200.3mg。
メタケイ酸も171.2mgある。
上の写真の湯口あたりを拡大。
勢いよく出ているL字管が浴槽の外を向いている。
これは確か可動式で、熱かったから外に逃がした瞬間だったかもしれない。
あるいはいつもこの感じで、常時別パイプから浴槽内投入だけだったか。
このときはあまり細かく観察できなかったので、違ってたらごめんなさい。
知っている方がいたらご指摘を。
いずれにせよ、湯口の構造は何度か変わってきているようだ。
淡いタマゴ臭。
淡いタマゴ味と仄かな鉄味もある。
とても美味しい源泉。
そしてしっかりとしたツルスベ感が心地よい![]()
これまた極上の湯であった![]()
浴後にメンバー(一部)と記念撮影。
美穂さん、写真お借りしました!
そして堤温泉の看板の後ろに何やら見える大きなタンク↑。
別の角度から↓。
球磨焼酎「繊月」の蔵が隣にある。
実はこの堤温泉、繊月酒造の経営らしい。常連さんに浴槽の中で聞いたのだ。
繊月酒造の中には、堤温泉の源泉を使った無料で入れる足湯もあった。
こちらは加水なしの完全かけ流し![]()
さらに蔵で焼酎の無料試飲もできるとのことだったが、残念ながら17時の時点で終わっていた![]()
せっかく運転しないために飲めたのに~![]()
まあここでメンバーが飲み始めたら宿に行きつかなくなったかも。
次は温泉でないけどオマケでこの後の話を。
堤温泉
熊本県人吉市土手町40
0966-22-3207(繊月酒造)
入浴料 200円
5:00~8:00/10:00~23:00
無休
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
51.3度
pH7.58
成分総計 1.715g/kg
ほぼ無色透明~微々茶褐色透明
淡タマゴ臭あり
淡タマゴ味、微鉄味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
かけ流し(セルフ加水)
2019年10月入湯
※数値はH26の分析書より














