2020年正月明け、実家から自宅へ戻る途中の静岡あたりのお話、続き。
沼津の港にある「いけすや」で早めの極上ランチを堪能した後、せっかくなのでどこか湯も1つぐらい立寄ることにする。
三島市は伊豆界隈に入るのか知らないが、いずれにせよ伊豆半島エリアを通しても珍しい濁り湯があるのだ。
三島市竹倉の田園地帯にある、昭和10年に開湯した竹倉温泉がそれ。
竹倉温泉は2010年に一度訪れており、その時点で営業している宿が2つ。
その際はその内の「錦昌館」に立寄ったが、後に廃業してしまった。
2020年はすでに宿は1つ、「みなくち荘」のみの営業となっている。
田園地帯の住宅の並びにあるのが昭和38年に創業の「みなくち荘」。
旅館営業をしていたが、現在は日帰り入浴のみの営業となっている。
着いたのは12時頃だったか。
先客と思われる車が2台停まっていた。
勝手に貸し切れると思っていたが、スミマセン、地元では人気の温泉宿なのでありましょう(^^ゞ
竹倉温泉 みなくち荘
世間的にはまだ正月休みの内に入る頃だったので、松飾りもまだあった。
それでは、ごめんください~!
昭和の経年を感じる館内だが、掃除と整理整頓はしっかりされてる感じ。
ロビーの一角には囲炉裏で寛げるスペースもある。
写真には写ってないが女将さんが出てきてくれた。
入浴料金は休憩なしなら500円。
9時~20時半の営業で、第4火曜のみ定休となっている。
フロントには籠が置いてあった。
これは敷地内の畑で採れる果物なのだろう。
それでは浴場へ。
やはり先客が2人ばかり。
後客も1人いたりしたが、最終的には10分ぐらい独り占めできた![]()
洗面所で出る水は湧き水とのこと。
浴後に美味しくいただいた。
それでは浴室内へ。
湯気が籠っていて不鮮明なのはお許しを。
U字型の浴槽は数人レベルの規模。
黄褐色系の濁り湯は10年前の錦昌館よりも色は濃いかもしれないが、濁り方はタイミングによって変わるからさておこう。
金属板の壁はそのまま女湯との敷居。
そこら中に赤茶色系の沈着は見受けられるが、析出物が育っている感じではない。
シャワー付きのカランが3組。
源泉は出ずに真湯、真水。
あるいは洗面所にあった湧き水を使っているのか(未確認)。
宿なのでシャンプー類は完備。
浴室全体のタイルの意匠がなかなかステキ![]()
改めて浴槽を。
黄褐色に20~25cm濁りの湯は、源泉名が「水口荘 1号」。
他の宿があったときからもずっと自家源泉。
源泉は敷地内の畑から湧出しており、動力揚湯で35リットル/分の量。
源泉温度14.1度、pH7.1の冷鉱泉。
成分総計は0.251mg/kg。
総鉄イオンの量(13mg)やメタケイ酸の値(52mg)で温泉法の温泉となる。
総鉄イオンが20mg以上あれば療養泉の鉄泉を名乗れるが、現状では規定泉レベル。
こちらの冷鉱泉を加温循環して使用。
残念ながらオーバーフローは無い。
女湯側の壁あたりでブクブクと泡が見られたが、循環によるものか。
浴用で泡付きとなることはない。
とは言え消毒の塩素臭も全くせず、エリア的には珍しい鉄サビ系濁り湯は、現状でこちら一軒だけだと思うと値打ちある。
湯口からの源泉はほぼ無色透明。
僅かに金気臭がする。
僅かから淡いレベルで鉄味がした。
いずれも濃いものではない。
浴感はキシキシ。
さっぱりとした湯だが、よく温まった。
竹倉温泉の湯に入ることができるのは現在この「みなくち荘」一軒のみ。
伊豆界隈の湯めぐりの途中にアクセントとしても良いかも。
竹倉温泉 みなくち荘
静岡県三島市竹倉21
055-975-3791
入浴料 500円
9:00~20:30(受付は19:30)
毎月第4火曜定
<源泉名:水口荘 1号>
総鉄イオンの値やメタケイ酸の値で温泉法の温泉(低張性・中性・冷鉱泉)
14.1度
pH7.1
成分総計 0.251g/kg
源泉でほぼ無色透明
浴槽で黄褐色に20~25cm濁り
微金気臭あり
微~淡鉄味あり
キシキシ感あり
加温・循環
2020年1月入湯
※数値はH21の分析書より




















