2019年11月某日。
静岡市葵区の「むらこし食堂」で昼食をとった後に向かったのは、やはり葵区の口坂本という集落にある温泉。
車で北上、途中で梅ヶ島温泉方面と分岐しさらに山奥へ。
食堂を出てから約1時間で目的地、口坂本温泉浴場に到着。
こちらは静岡市の市営の公衆浴場である。
口坂本温泉はこの公衆浴場の他に2つの宿で温泉を利用しているらしい。
ちなみに湯元はこちらの市営施設ではなく元泉館という民宿で、そこから湯を引いているとのこと。
この元泉館は情報が少なく、このときは訪れなかった。
着いたのは14時過ぎ。
広い駐車場には車は少なかったので、混んではなさそうだ。
市営 口坂本温泉浴場
看板の下が各種ゴミ箱というのも、分かりやすいけど何だかんねぇ(^-^;
受付で入浴券を購入する。
入浴料は300円。
安い![]()
チケット↓は後日撮影。
営業時間は9時半~16時半と日が暮れる前に終了する。
毎週水曜が定休。
詳しくは上記↑をご確認あれ。
広い休憩室はあるが、食堂はない。
浴場は男女別に内湯と露天が1つずつ。
男女の入れ替えは無いようだ。
ぼくの他にお客は2~3人。
粘って内湯と露天それぞれ別タイミングで貸切ることができた。
それでは浴場内へ。
まずは内湯から。
浴場は広く、洗い場エリアがたっぷりとってある。
浴槽は10人ぐらいが楽に入れそうな規模。
無色透明な湯は源泉名が「口坂本温泉 口坂本2号」。
源泉温度37.5度、pH9.0のナトリウム-炭酸水素塩温泉。
つまり重曹泉である。
成分総計は1.188g/kg。
炭酸水素イオンは712.9mgある。
ちなみに湧出地での湧出量は99.1リットル/分。
洗い場を観察。
メインは入口から見て向かって左側にシャワー付きカランが5セット。
公衆浴場だがシャンプー類は置かれていた。
このほか入口に並ぶように、手すりのついた洗い場も1つ。
カランを捻ると源泉らしき湯が出たが、もしかしたら真湯とブレンドかもしれない。
浴槽の湯使いは、内湯では加温用の循環併用かけ流し。
オーバーフローもそこそこある。
新湯の投入がしっかりされていたので満足度はある。
その湯口は2か所。
共に非加熱状態で投入されていた![]()
ほぼ無臭だが、ごく僅かに焦げ臭がした。
引き湯の際に香りが抜けつつあったのかもしれない。
重曹泉らしいくっきりとした甘味がある。
温度計はまた忘れたが、浴槽内で40度ぐらいと少しぬるめ適温。
湯の一番の特徴はやはり浴感。
とろみを帯びた強いツルスベ感なのだ![]()
これはpH9というアルカリ度と先述した十分な炭酸水素イオンの数値からだろう。
炭酸イオンは13.7mgとそれほどの量ではない。
メタケイ酸は29.mgと規定値以下。
湯面のとろみ、お分かりいただけるであろうか。
まあ先日紹介した黒鴨温泉ほどではないものの、十分なトロトロ具合![]()
この日はこの1湯だけなので、ゆっくり楽しんだ。
露天風呂へ。
内湯よりは少し狭いが、加温の露天風呂としては十分な広さであろう。
使用源泉は内湯と同じ。
こちらは循環無しの、加温かけ流しである。
オーバーフローはざんざんとあって頼もしい![]()
露天風呂からの景色では時期的に紅葉が楽しめた。
湯口の寄り写真を撮り忘れたが、竹筒湯口からは熱めに加温された源泉がしっかり投入されている。
湯口で気のせいレベルのごく僅かな消毒の塩素臭を感知してしまったが、ほぼ気にならない。
源泉の風味は内湯を参考に。
浴感も同じだが、さすがに外気も寒く、浴槽内では37~8度とぬるめだった。
なので一度入ると皆さん長湯になる。
ツルスベ感は内湯の方がわずかに強く感じた。
これは循環のせいかもしれない。
同じ葵区の梅ヶ島温泉とはまた全然違う泉質だが、この浴感は山奥まで来る価値あり。
安いし、時間のある方にはオススメ。
ぼくは元湯の宿の浴場が気になっているが、いつか機会を作って挑みたいものだ。
市営 口坂本温泉浴場
静岡県静岡市葵区口坂本652
054-297-2155
入浴料 300円
9:30 ~ 16:30 (最終受付16:00)
定休日 毎週水曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/2)
<源泉名:口坂本温泉 口坂本2号>
ナトリウム-炭酸水素塩温泉 (低張性・アルカリ性・温泉)
37.5度
pH9.0
成分総計 2.315g/kg
動力揚湯
99.1リットル/分
無色透明
ほぼ無臭~微々焦げ臭あり (露天でごく僅かに消毒の塩素臭あり)
くっきりとした甘味あり
とろみを帯びた強いツルスベ感あり
内湯で加温循環併用かけ流し
露天で加温かけ流し
2019年11月入湯
※数値はR1の分析書より





























