2019年4月、久しぶりの湯めぐり旅シリーズ、その2。
群馬県藤岡市の猪ノ田温泉の後は、甘楽郡の南牧村へ向かう。
限界集落と言われ、最も消滅する可能性が高い村とまでされた南牧村にはかつて3つの温泉があったという。
いずれも廃れてしまっていたのだが、その内の1つの星尾温泉を昭和25年の廃業から68年ぶりに復活させたという話は温泉業界だけでなく、限界集落を救う可能性としてかなり話題となった。
村外からの移住者が中心となり、築200年の古民家をプロの手を借りずに改修し、2018年9月に現在の星尾温泉「木の葉石の湯」をオープンさせたのだ。
ここに至るまでのストーリーは数多く語られてきているのでここで詳細は記さない。
開業から半年ちょっと経って訪れることができた。
素朴ながらしっかりとした看板もまだ新しい。
そして道路脇に見えるオレンジ色の筋は源泉の排湯の流れである![]()
その温泉施設は石垣の上にあった。
現在も何やら木材を切り出して作業をされていた。
なお温泉施設の他にレストラン経営もしているので2回に分けてお送りする。
星尾温泉 木の葉石の湯 <温泉編>
11時からの営業で、着いたのは12時半近く。
受付終了は17時半で、月曜が定休日となる。
入浴料はオープン当初は1000円だったが、現在は800円。
古民家はまだ完成ではないのだろうがしっかり手が入れられており、素人仕事とは思えない。
手作りの販売物が棚に並んでいた。
そして施設名の由来になる木の葉石の展示もある。
木の葉石はこの源泉があってこそできたもの。
一般的に言う石灰華だ。
源泉湧出地の周りの石灰華は見ものであることは間違いないが、その探索は湯ヲタ連中と訪れた際にとっておこう![]()
ちなみに昭和25年まではその湧出地に露天風呂があったそうだ。
館内には休憩室として囲炉裏の部屋があった。
この他に次回に触れるレストランエリアがある。
壁にはさまざまな掲示物があった。
その中で新聞記事を載せておく。
館内には開業プロジェクトの映像が流されていた。
当初より食事もする予定だったが、ちょうど先客が湯から上がったとのことで先に温泉をいただくことにする。
浴場は男女別に内湯が1つずつ。
脱衣所の手前に建物の模型があった。
おそらくこれは元の古民家の模型なんだろう。
なかなかよく出来ている。
木々も新しい脱衣所は棚が無く、椅子と籠。
貸切使用というわけでもないのだろうが、終始独り占めで入ることができた。
この浴場も手作りというから大したものだ。
右に見える小ぶりの脚立は通常浴槽内に入れてあり、入浴補助の役割となる。
先客が出たばかりなので湯は浴槽の縁まで達してないのが絵的に少し残念(^^;
浴槽内で淡い黄褐色やや濁りの湯は、源泉名「星尾の湯」。
源泉名は木の葉石の湯ではない(^^;
自然湧出で23.7リットル/分の湧出量。
洗い場にシャワーは無く、カランからは真水、真湯がでる。
源泉温度14.6度、pH6.1のナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。
成分総計は1.95g/kg。
薪で加温してのかけ流し使用。
循環せずにかけ流しを選択した心意気はあっぱれだ![]()
手を触れてはいけない蛇口からはもちろん源泉が出ている。
ホースの先だけ湯面に出させてもらう。
源泉は透明。
ごく僅かに金気臭を感じる。
甘味や酸味といった炭酸の風味と、シュワシュワ感も少しある。
遊離二酸化炭素は402mgあるのだ。
浴用の温度に加温した時点でしっかりとした甘味とごく僅かな鉄味を感じた。
しっかりとしたスベスベ感を感じたが、先に入った猪ノ田温泉のコーティングもあったかもしれない(^^;
入る順番は大事だ。
細かなオレンジ色の湯の花が多数舞っていた。
女湯の写真も1枚撮ってもらった。
シンメトリな造りである。
ありがたく湯をいただいた後は、食事。
<レストランせせらぎ>編へ。
星尾温泉 木の葉石の湯
群馬県甘楽郡南牧村星尾1162
090-4733-4939
11時~18時(受付は17時半まで)
月曜日休館
入浴料 800円
<源泉名:星尾の湯>
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(低張性・中性・冷鉱泉)
14.6度
pH6.1
成分総計 1.95g/kg
23.7リットル/分(自然湧出)
源泉で透明 浴槽で淡黄褐色やや濁り
微金気臭あり
炭酸の甘酸味と淡シュワシュワ感あり
浴用加温でしっかりとした甘味、微々鉄味あり
しっかりとしたスベスベ感(?)あり
加温かけ流し
2019年4月入湯
※数値はH30の分析表より






















