お待たせしました。
2017年11月の東北の湯シリーズ、スタート![]()
仙台で仕事を終え宿泊。
翌朝一番に駅前でレンタカーを借りてまず向かったのは、以前アプローチを試みたものの災害による道路封鎖で途中断念した某野湯。
車で行けるところまでのアプローチは問題なかったが、徒歩になってからが相変わらずのリサーチ不足を露呈(^o^;)
頼りにしていた最後の目印が、撤去されたのかそれとも自然に崩壊したのか、どうしても見当たらない、見つけられない。
かなり探したものの結局ロスト。
約2時間を無駄にしてしまった![]()
ちゃんと調べなおして再チャレンジを心に誓う。
気を取り直して向かったのは岩手県の湯田温泉郷。
JR北上線ほっとゆだ駅内にある浴場内信号機が有名な入浴施設「ほっとゆだ」などがよく知られてるが、湯使いを鑑みてスルー。
まずは湯川温泉へ向かった。
湯川温泉は岩手県の西和賀町、県道215号沿いに点在する10軒余りの温泉宿の総称。
今でも湯治宿が基本スタイルの温泉地である。
手前(北側)から出途の湯、中の湯、奥の湯の3エリアからなる。
最初は奥の湯の中でも最奥にある宿、鳳鳴館。
観光色は全くといって無い、正真正銘の自炊宿だ。
湯川温泉 鳳鳴館
旅館部ともあるが、現在の宿泊はどうやら自炊部のみ。
玄関は二重になっていた。
にしわが=西和賀は秋田県との県境にある町。
特にこの奥の湯あたりはもう少しで秋田県といった立地だ。
余談だが、コンビニでも見かける銀河高原ビールの産地は西和賀である![]()
案内を乞うと娘さんだろうか、ミドルティーンの女の子が出てきてくれた。
考えてみたら日曜日、学校が休みの日だ。
こんな娘が旅館を継いでくれたら湯治宿の今後も大丈夫だなぁと勝手に考える。
立寄り入浴料は300円。
お湯っこ代入れの牛乳パック利用の料金函があったが、娘さんに手渡し。
館内は湯治宿の生活感溢れる空気があった。
ホッとする居心地の良さがある。
直接確認したわけではないが、現在は自炊泊で4室、15人収容という規模でやられているようだ。
浴場は玄関から見て右側。
廊下の奥のポスターは、両関(秋田の酒)の大原麗子ではないか![]()
その手前が浴室。
男女別に内湯が1つずつである。
脱衣所もシンプル。
終始独り占めで入ることができた。
3人ぐらいまでの規模のシンプルなタイル浴槽が男女の浴場境の壁に沿って床に埋まっている。
湯気が籠っていたので少し窓を開けた。
少しはクリアになったか。
タイルには泉質による沈着も少し見受けられるが、基本的に湯はほぼ無色透明~ごく僅かに白くささ濁り。
このほぼ~については後述。
女湯との壁にはタイル画。
錦秋湖あたりの風景かとも思いつつ、建物は洋物、山の頂も日本にしては峻烈過ぎる。
洗い場もシンプル。
シャワー付きのカランが1組のみ。
使用源泉は「湯川温泉 奥の湯2号泉※」。
※分析表では奥の湯2号線となっていたが、2号泉の間違いであろうと勝手に解釈
源泉温度55.6度、pH7.2の単純温泉。
成分総計は0.8885g/kg。
炭酸水素イオン72.8mgに対し硫酸イオン181.5mgの、どちらかと言えば硫酸塩泉系の単純温泉だ。
メタケイ酸も100mgとそれなりの量。
浴槽内の温度は41.3度と、深まりつつある秋の長湯にはベストな温度![]()
もちろん完全かけ流し。
オーバーフローの量もしっかりザンザンとある![]()
さて、湯がごく僅かにささ濁ってるように見えるのは、細かな気泡がびっしり多量にあるためだ![]()
湯口にはホースが挿され、浴槽内投入になっている。
淡い芒硝臭があるが、ほぼ無味。
細かな気泡がびっしりあるため、膜を張るようなスベスベ感がある![]()
野湯を求めて彷徨った2時間の徒労の疲れを癒しきってくれる極上湯であった![]()
湯川温泉 鳳鳴館
岩手県和賀郡西和賀町湯川52地割71
0197-82-2207
立寄り入浴料 300円
<源泉:湯川温泉 奥の湯2号泉>
単純温泉 (低張性・中性・高温泉)
55.6度 (浴槽で41.3度)
pH7.2
成分総計 0.8885.g/kg
源泉で無色透明
浴槽で細かな気泡が多量のため微白ささ濁り
淡芒硝臭あり
ほぼ無味
多量の泡付きにより膜を張るようなスベスベ感あり
完全かけ流し
2017年11月入湯
※数値はH16の分析表より





















