※湯川内温泉かじか荘は2023年9/30で閉館しました。後継者の登場を切に望みます。
…その後後継される方が現れましたが水害に被災。2025年春に復活予定とのことです。
白木川内温泉の旭屋旅館と山荘を後にし、次に向かったのは同じく出水市内の湯川内温泉。
ゆがわうち(ゆがわち)温泉と読む。
同じく山間にひっそりと建つ、100年以上続く宿である。
温泉の発見は1754年。
島津家御用達の湯だったが、明治の頃より一般に開放された。
その湯が評判を呼び、鹿児島を代表する湯治の湯となって今に至る。
この鹿児島の湯巡り、実は一泊目はここで泊まる予定にしていた。
ところがあろうことか、2017年6月で宿泊はやめてしまったとのこと![]()
二食付きもあったが、素泊まり2500円の湯治料金で極上の湯に浸かりまくる予定だったのに・・・落胆は大きかった。
まあそれによって白木川内の旭屋旅館の一夜を体験できたわけだが。
※1その後、利用客の声に押されて2018年2月から素泊まりの湯治のみ再開したとのこと。これは朗報![]()
※2…経営者が変わったものの残念ながら2023年9月末で閉館。新たな後継者さん、ぜひとも現れてくだされ!
※3…さらに新しい経営者の方が現れたものの水害に被災。2025年4月の再開を目指し復興中とのことです。
着いたのは朝8時頃だが、宿泊は無いのに駐車場はかなりの車がとめてある。
地元の方がきっと通い詰めているのだろう。
湯川内温泉 かじか荘
建物は今でもすぐ大人数の湯治客を泊められそうな感じだったが、事情があったんだろう。
立寄り入浴料は300円。
これで上の湯と下の湯の両方に入ることができる。
受付の女性に、ホントは泊まりたかったんですよぉと訴えたのであった(こういう声が宿泊再開に繋がったはず)。
そして入浴料の中には、温泉水の持ち帰りも含まれている。
受付から近いのが下の湯だが、中からは何人かの賑やかな声が聞こえてきたので、先に上の湯へ向かうことにした。
急な坂を上り、以前はプールがあったらしい跡地などを眺めつつ、上の湯へ到着。
簡素な湯小屋は男女別に内湯が1つずつ。
浴槽自体は男女が下で繋がっているスタイル。
男湯は右側。
先客が一人いたが、少し粘っていると独り占めすることができた![]()
白木川内温泉に続き、こちらも足元湧出の浴槽である![]()
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底に岩と玉砂利のあるシンプルな浴槽が1つ。
浴場内は清潔に保たれており、白木川内温泉「旭屋旅館」と比べ、少なくとも見た目の快適さはこちらである![]()
先述通り、下で隣の女湯と繋がっている。
壁には行き来用なのかドアがあったが、封鎖されていた。
浴槽から入口を見た感じ↑。
カランらしきものも1つあるが、未確認。
洗い場的なスペースはちゃんとある。
無色透明な湯は分析表によると源泉名「湯川内1号」と「湯川内2号」の混合泉。
どちらか(1号?)が足元湧出の源泉、どちらか(2号)が右手前の湯口より注がれている源泉だろう。
1号が源泉温度38.4度、pH9.6のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.17g/kg。
2号が源泉温度36.3度、pH9.4のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.159g/kg。
2つの成分バランスを見てもほとんど変わり長いので、混合泉といっても実にピュアな源泉だ![]()
オーバーフローの量がかなりのもので、ザンザンとかけ流されている。
もちろん非加熱の完全かけ流し。
浴槽の隅にある岩↑からも源泉らしきものが染み出していた。
淡いタマゴ臭があり、タマゴ味とやや甘味を感じる。
タマゴ風味は硫黄泉である白木川内温泉の方が強い。
驚嘆すべきは足元からの湧出量だ![]()
不鮮明な写真だが↑、足元のそこら中からブクブクぶくぶく、湧出しまくっている![]()
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ツルスベの浴感も実に素晴らしい![]()
アルカリ性で、炭酸イオンが25mg前後あるからであろう。
トロみ系は白木川内温泉の方が多いか。
だが白木川内温泉で確認できなかった細かな泡付きが多数![]()
実温度を測り忘れたが、40度弱。
底から奇跡の温度で生まれたての超ピュア源泉にどんどん包まれ、ああ、極上過ぎる![]()
こんな極上な浴槽があってよいのか![]()
丸一日でも入っていたいが、欲張りな行程を組んでいたため30分ほどで後ろ髪をひかれつつ(そんな毛はないが)、上の湯を後にする。
上の湯から本館を眺めた様子↓。
正面奥に見えるのが、無料休憩所となっていた。
そしてその手前にあるのが下の湯の湯小屋↓。
こちらも男女別。
それぞれメイン浴槽の他、小浴槽を備える。
上の湯に行く前に聞こえた楽しそうな会話はこのときも聞こえた。
混んでいるのはもう仕方ないので、中へ。
先客は4人。
途中で1人上がり、でも残り3人は半日ぐらい入ってる勢いだった![]()
というのもこちらの浴槽も上の湯と同じく、ぬる湯の足元湧出だからだ![]()
無人浴槽がどうやっても撮れないが、この素晴らしい浴槽はどうしてもカメラに収めたい。
先輩方に声をかけてお願いし、撮らせていただいた。
とは言え控えめの引き写真(^_^;)
洗い場にはカランが複数あり、常連さんは石鹸類を持込み、公衆浴場的な性格もある。
浴槽は上の湯よりも広く、ベンチ状の板や、ところどころ丸太椅子みたいになっているため、居心地が良すぎて出る気がしないのだ。
温度は実感で40度弱あった気がする。
寄りの写真はサイトから拝借した。
※写真はサイトより拝借
僅かに緑がかったほぼ無色透明な湯は、分析表によると「湯川内2号」と「湯川内3号」。
湯川内2号は上の湯でも使用されていた源泉。
混合されているのか、後述する小浴槽で使用しているのかなどは不明。
2号は上の湯を参照。
3号は源泉温度38.2度、pH9.5のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.165g/kg。
やはり1号、2号とよく似ているが、トロみの指針となる炭酸イオンが36.1mgとやや多い。
温度を考えるとメイン浴槽はやはり3号であろう。
やはり足元からの湧出はしっかりしており、泡も付くが泡の量は上の湯の方が多かった。
もちろん完全かけ流しで、オーバーフローもザンザンと多い。
ツルスベ感もしっかりあり、それは上の湯とほぼ変わりなかった。
どちらの浴槽も贅沢過ぎる足元湧出でしかも奇跡のぬる湯温度、極上浴感![]()
上と下どちらがより好きかと問われたら、ぼくは僅差で上の湯かな。
なおこちら下の湯には小浴槽もある。
冬季はボイラー加温するそうだが、この日は加温なしの完全かけ流し。
温度は34~5度ぐらいとメイン浴槽よりも低かったので、こちらは2号源泉のみ使用かもしれない。
浴槽が小さい分、オーバーフローはドバドバ![]()
少ないながら泡付きも確認できた。
想像していた以上に素晴らしかった湯川内温泉。
湯治泊がまた出きるようになったので、再訪で泊まってもいいかなと思ってしまう![]()
足元湧出浴槽が4つ続き満足しきってしまいそうになっていたが、頑張って別エリアへ移動した。
湯川内温泉 かじか荘
鹿児島県出水市武本2060
0996-62-1535
立寄り入浴 300円
<源泉:湯川内1号>
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・温泉)
38.4度
pH9.6
成分総計 0.170g/kg
<源泉:湯川内2号>
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・温泉)
36.3度
pH9.4
成分総計 0.159g/kg
<源泉:湯川内3号>
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・温泉)
38.2度
pH9.5
成分総計 0.165g/kg
<上の湯>
無色透明
淡タマゴ臭あり
タマゴ味あり
やや甘味あり
ツルスベ感あり
足元湧出
細かな泡付き多量
完全かけ流し
<下の湯>
僅かに緑がかったほぼ無色透明
淡タマゴ臭あり
タマゴ味あり
やや甘味あり
ツルスベ感あり
足元湧出
細かな泡付きあり
完全かけ流し
2017年10月入湯
※数値はH21の分析表より




























