あかまつ荘だけで瀬波温泉を後にする。
この日は効率は悪いけど、今まで入り残していた各温泉地の宿に立寄るつもりだった。
次に向かったのは関川村の雲母温泉。
雲母温泉にはぼくが把握しているだけで、共同浴場が2つ、温泉宿が3つある。
宿は雲母本館と、清流荘、寿荘。
リンク先にぼくの記事があるように、2つの共同浴場と雲母本館は入浴済。
残された2つの宿の内の1つ、寿荘に向かった。
雲母本館とは国道113号線を挟んで逆側の高台に位置する。
もちろん宿泊メインだが、立ち寄り入浴も10~21時と幅広く受け入れている。
雲母温泉 寿荘
創業は明治35年と、なかなかの歴史。
立寄り入浴料は500円。
浴場は玄関脇の階段を上って2Fにある。
男女別の内湯が1つずつと、貸切の家族風呂が1つ。
家族風呂は宿泊客のみ利用可能。
見学だけさせていただいた。
湯の投入はなく、溜め湯が水の温度まで下がっている状況のようであった。
宿泊客の利用に応じて湯を投入するのかもしれない。
それでは男女別の浴場へ。
男湯が「ひこ星」、女湯が「織ひめ」と名付けられているが、大浴場と中浴場という位置づけ。
この日は大浴場が男湯だったが、利用客の男女比によっては入れ替わることもあるそうだ。
程なく貸切状況で入ることができた。
では浴場内へ。
湯気がこもっていたので窓を開けたが、まだ白っぽいのはご容赦。
浴場の真ん中に浴槽を埋め込むタイプであり、浴場自体も広々とした設計になっている。
見た目にも美しい浴場だ![]()
シャワー付のカランが並ぶ。
捻っても源泉は出なかった。
無色透明の湯は源泉名「雲母2号」。
皆さん、これが重要![]()
雲母共同浴場と上関共同浴場では、使用源泉が「雲母1号、2号」の混合泉。
雲母本館は使用源泉が「雲母3号」の自家源泉。
寿荘では自家源泉「雲母2号」の単独使用となるのだ![]()
マニア目線では、このあたりの使用状況が大変重要となってくる![]()
源泉温度が85.6度(サイト等の表記では95度)と高温のため加水はしているが、しっかりかけ流し使用。
床をヒタヒタと流れる源泉が美しい。
投入量がしっかり多いため浴槽全体からオーバーフローしているが、特に多い方(写真↓の手前~右側)に軽く茶色っぽい沈着が見受けられる。
pH7.4、成分総計2.685g/kgのナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。
掘削自噴で、500mの引湯で温度を落とし、少量の加水で適温にしているとのこと。
写真↑を見ると湯口が見えない。
湯面をよく見ると、水紋ならぬ湯紋が見える。
洗い場の脇に湯を送り込むバルブなどが設置されてると思わる一角があった。
ここから浴槽の底へ、温度を調整しつつ送り込んでいるのだ。
淡い芒硝臭がある。
淡い塩味も感じられた。
スベスベ感があるが、硫酸塩泉らしいキシ感も少し感じられた。
浴後はスベスベになる。
また細かい茶色や黒色の湯の花も観察できた。
何とも落ち着く浴槽で、浴槽底投入の新鮮な自家源泉をじっくり味わえる寿荘。
源泉にこだわる湯好きなら、外せない浴場なのであった![]()
雲母温泉 寿荘
新潟県岩船郡関川村上関5-47
0254-64-1130
立寄り入浴料 500円
<源泉:雲母2号(金子)>
ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性・中性・高温泉)
85.6度
pH7.4
成分総計 2.685g/kg
掘削自噴(測定不能)
無色透明
淡芒硝臭あり
淡塩味あり
茶や黒の細かな湯の花あり
スベキシ感あり
加水かけ流し
2017年3月入湯
※数値はH27の分析表より



















