2015年12月の伊東の(ほぼ)共同浴場巡り。
最後に行く湯だけは決めていた。
伊東温泉には共同浴場が10あると色々なところで紹介されているが、少なくともあと1つあることが分かっていた。
それが「源氏湯」。
実は明治の終わりからひっそりと続く由緒ある共同浴場。
性格的には完全にジモ専なのだが、開いていれば一般客も入ってよいのである。
伊東は閉鎖的ではないのだ![]()
ただしかし、この開いている状況というのがなかなか大変。
営業日は定休日=月・金以外だから週5日はあるのだが、営業時間が極端に短い。
以前は18時半~20時で、それでも相当に短かったが、最近は18時半~19時過ぎ頃になっているようなのだ…何と1時間もない![]()
お客が来ないとさらに早く閉めることもあるようだ。
しかも臨時休業も多いらしい。
まずこの日(日曜)は臨休しないかを早く知りたく、実は営業前の15時過ぎに訪れてみた。
お、ドアが開いている。
源氏湯の組合員の方らしい人が、掃除か何かでたまたま訪れていた。
確認すると、この日は営業あり![]()
18時半より少し前に来ても大丈夫そうだ。
というわけで、18時10分頃に再度訪問。
む、中は暗いみたいだが、表の電気は点いてる。
しばらくすると番台の男性が到着。
伊東温泉 源氏湯
逸る気持ちで半顔到着写真を撮り忘れた(^_^;)
入浴料200円は番台で直接支払う。
それにしても建物内もなかなか歴史を感じる。
昭和8年から建っているそうだ。
入浴者注意本項は昭和39年から貼ってあるようである。
写真↑の右端にちょっと見えるのは注連縄で、神棚が祀ってあった。
他にも会員向けの貼り紙がいくつもあり、存続させるのにはなかなか苦労されているようだ。
ぼくらみたいな観光客がマナーを守りつつ入ることで、少しでも存続の足しになればよいと真剣に思う。
では浴室へ。
当然のごとく、今までの伊東の共同湯とは趣が全く違う。
シャワーはおろか、カランすら無い。
いやぁ、いいですな~![]()
入口の脇には桶と石鹸箱が丁寧に並べられていた。
色の配置まで完璧だ。
奥にかけ湯コーナーがあり、女湯と繋がっている。
蛇口を捻ると自由に源泉が出せる。
やはりちょっと早めに来たためか、あるいは投入する時間が遅かったのか、湯はまだ溜まりきってなかった。
無色透明な湯は自家源泉の単独使用であり、源泉名「松原170号泉」。
源泉温度35度、pH8.3、弱アルカリ性の単純温泉。
成分総計は0.770g/kg。
湯はぬるかったのでもしかしたら源泉のままかもしれないが、季節(12月)を考えると少しは加温していたかもしれない。
いずれにしても、かけ流しでの使用だ。
他の伊東の共同浴場との違いとして、浴槽底からの投入でなく、ご覧のパイプからの投入になっている。
このときはまだ湯が溜まりきってなかったから空気に触れるが、あと数センチ溜まればパイプの先は湯の中に入るため、浴槽底投入と同じような効果が期待できる。
ほぼ無味無臭だが、ごくごく僅かに甘味とほろ苦味があった。
しっかりとしたスベスベ感が心地よい。
ごく僅かだが、細かな泡付きも確認できた。
湯も溜めたかったし、短い営業時間のはずなのでこのままクローズまで居ようかと思ってたら、組合員の人たちが二人ばかり入ってきた。
名残惜しいが広い浴場ではないので、挨拶をして湯を後にした。
伊東温泉 源氏湯
静岡県伊東市銀座元町
入浴料 200円
<源泉:松原170号泉>
単純温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
35.0℃
pH8.3
無色透明
ほぼ無臭
微々ほろ苦味・甘味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
微々泡付きあり
(加温)かけ流し
2015年12月入湯
※数値はH21の分析表より
















