次の湯シリーズは、2015年11月の那須・塩原編。
ぼくのブログで何度か登場している名古屋の湯友タカちゃんと、その友人の非・湯マニアとの3人でのハシゴ湯![]()
そもそもの動機は、那須の最重要湯「老松温泉」が廃業してしまうかもしれないという情報だった。
以前訪れてブログアップもしていたが、そんなことを聞くと再訪したい。
いつまで営業しているのか色々な情報も飛び交っていたが、事前に連絡すればまだ大丈夫そうだという話を聞き、未湯の湯友と向かうことにした。
老松温泉、取り上げられる要因はほとんど廃墟的「ボロ宿」的な視点。
それに値するインパクト大な状況であることは間違いないが(^^ゞ、本来の湯マニア的な視点でしっかりレポートをしておきたい。
訪れたときは、ちょうど那須高原が紅葉に差し掛かった時期。
美しい色合いを楽しめた。
自ら「那須の珍湯」と言ってしまうのはどうかと思うが(^^ゞ、このような立派な石碑があるのだ。
朝7時半頃に到着。
ちょっと早すぎたのでしばし周りを散策。
老松温泉 「喜楽旅館」
前回来たのが2010年。
そのとき相手をしていただいた女将さんは、残念ながら亡くなっておられた![]()
ご主人自体も身体に不自由を抱えておられ、一人でやるのはもう無理とのことなのである。
立寄り入浴料は500円と変わらない。
宿泊はやめてかなり経つ。
先述の通り廃業の噂が流れたため、しっかり事前にアポイントを取っていた。
連絡事項の行き違いがあったのだが、完全貸切状況での入浴を無事許された![]()
実際のところ営業を辞めたいけど、すぐには辞められないという複雑な事情があるようなのだ。
ファンとしては続けてもらいたいが、温泉の営業は大変なのである。
宿は道を挟んで向かい合っているが、地下で繋がっている。
一応お約束の廃墟的な画も。
ここばかり強調されることが多いが、やっぱりそうせざるを得ないインパクトである(^_^;)
では館内へ。
貸切状態でお湯を頂けることになった。
浴場は階下である。
源泉トンネルがあるのだ。
以前は対岸?から源泉の通り道を通ってこちらまで来させてもらった。
その源泉ロードはこんな感じ。
源泉洞窟である。
すでに心地よいコク硫黄臭が漂っている![]()
時間が許せばもっと観察したかった。
館内に戻る。
洗面所あたりは外側のボロ感をやはり引きずっているが、日中使用する分には何ら問題はない…夜でもまあ大丈夫でしょう(個人的感想)![]()
浴場周りはさすがに現役感がしっかりあった。
男女別にそれぞれ連なった浴槽が2つずつ。
棚に鍵はなく、中には扉もないが、さすがに問題ない![]()
ソファは座面が板になっていたが、しっかりしたものだ![]()
鏡の腐食が源泉の力を思わせる。
浴槽は2連。
以前は両方に湯を張っていたが、最近は片方のみなようだ。
分析表の掲示が無かったため、源泉の詳細は不明。
いずれにせよ自然湧出である。
源泉温度は25度程度のようだ。
硫黄泉であることは間違いないようだが、那須湯本の代表的な酸性の硫黄泉ではなく、アルカリ性と言われているが、中性ぐらいかもしれず、よく分からない。
以前は2つの浴槽で温度を変えていたが、現在はご覧のごとく。
ちなみに女湯も1つのみの使用だった(後程)。
訪問時間が早かったため、湯はまだ溜まりきってなかった。
僅かに青みが買った白色に濁っている。
加温してない源泉は無色透明で、焦げたコクのあるタマゴ臭が素晴らしい。
湯口脇にはコップが普通に置いてあり、飲泉も入浴とセット![]()
源泉まんまではタマゴ味は淡い。
その分しっかりとした苦味がある。
収斂味も感じた。
加温された状態で、苦味はやや弱まり、その場雲仄かな甘味を感じることができた。
右の足は湯友です。
一人だとここまで水位が上がらない。
スベスベ感と、細かな黒・白の湯の花を確認できた。
名古屋チームの入浴写真も。
でかい男が3人入るとちょっときびしいサイズ。
なので女湯へ(貸切で入浴OKを確認済)。
その前に・・・
この壁のカランから出ていたのは源泉ままだったか、加温源泉だったか、水だったか何だったか、メモが無くて不明。
ご存じの方は教えてくださいましm(_ _ )m
女湯はシンメトリーな構造。
女湯も同じく片方の浴槽だけの使用だが、湯の投入が男湯よりまだやや少なかった。
でもしっかりと入浴させていただいた。
微妙な浴槽温度で湯の色は変わってくる。
やはり刺激は少なく柔らかな湯触りだが、しっかり硫黄感のあるよい湯だ。
自然湧出の源泉がある限り、何とか入り続けられるように祈るばかり。
名古屋から持ってきた手土産をご主人に渡したら、そんなんもらったら何か返さないとっていただいたのが、宿のタオル。
結構嬉しい![]()
これはなかなかレアでしょう![]()
タカちゃんと記念撮影。
このブログを書いている2016年8月現在の「喜楽旅館」の営業状況は不明。
今からでも行こうと思われる方は、営業しているかどうかを必ず確認した方がよいと思います。
老松温泉 「喜楽旅館」
栃木県那須郡那須町湯本181
立寄り入浴料 500円
中性~弱アルカリ性?の硫黄泉 (泉質表がないため不明)
約25℃
自然湧出
源泉は無色透明
焦げたコクタマゴ臭あり
淡タマゴ味、強苦味、収斂味あり
加温浴槽で淡白青色濁り
焦げたこくタマゴ臭あり
ほろ苦味、微甘味あり
スベスベ感あり
細かな黒・白の湯の花あり
加温かけ流し
2015年11月入浴
































