まずは集中的に七沢温泉を巡ったが、「中屋旅館」の次は「福元館」へ。
なかなか立派な構えで、宿自体も大きい。

小林多喜二ゆかりの宿であるそうな。
それとは関係ないが、社交ダンスなどのダンスホール、そして各種団体の合宿にも使える広いホールもあるらしい
七沢温泉 「福元館」

創業は安政年間というから、150年以上経っている。
もちろんリニューアルされているが、年代を感じる造りになっていた。

立寄り入浴料は1000円だが、ここももちろん例のあつぎ温泉パラダイス手形で入浴できる。
浴場は男女別の大浴場のほか、男女別の露天風呂や要予約の家族風呂もあったらしい…あったらしいと言うのは、大浴場しか存在が分からず、家族風呂はおろか露天風呂も入れなかった…別の場所にあるんだもん
明らかにリサーチ不足なのだが訪れた際にはつゆ知らず。
大浴場へ向かう

この大浴場しか行けなかったのだが、結果的にはかなり満足できたのであった

広い脱衣所は誰も居ない。
お、これは大浴場を贅沢に貸切状態にできそうだ
そしてその大浴場が文字通り大浴場で、プールのように広かった
湯気でかすんでいるが、その広さはお分かりいただけるであろう。
源泉は21.7度の冷鉱泉のため、通常ならこんな広い風呂にするためには燃料もいるし循環しないとやっていけないだろうし、管理が大変で無意味だとか思ってしまうのだが、次の状況を見て考えを改めた。
無色透明の加温源泉は、しっかり、かなりの量のオーバーフローがあるのだ。
青森とかではなく、神奈川県厚木市でこの規模でこのオーバーフローは、ちょっと興奮

ただし地下13mより自噴の源泉は、湧出量が7.1リットル/分しかないらしい。
そんな量でこんなことができるのか。

洗い場の端にあったホースからはしっかり源泉そのままが出てきた
仄かな麦わら風味、仄かな甘味がある。

源泉名「新館源泉」は、実は温泉法の温泉には数値が満たない。
それでもpH10.0の高アルカリ性は存在感があった。
消毒臭などもないし。
成分総計は0.237g/kg。
加温循環併用かもしれないが、先述のようにオーバフローがきっちりあって、不満はない。
案の定のしっかりツルスベ感
炭酸イオンはそれなりに高い数値があると思えたが、分析表には載ってなかった。
露天風呂は分からないが、この大浴場の浴槽はなかなか気に入った。
宿の方によると、昔は湯治客が溢れていたらしく、そんな湯治宿がこの付近に三軒あったらしい。
今はスタイルこそ変わったが、丹沢方面特有のツルスベ源泉はしっかり湧出しており、温泉郷として認識できた。
手形で訪れた客というのに、帰り際にお土産でみかんをいただいた
ありがとうございました
七沢温泉 「福元館」
神奈川県厚木市七沢2758
046-248-0335
立寄り入浴料1000円(あつぎ温泉パラダイスの手形使用)
<源泉:新館源泉>
アルカリ性の冷鉱泉(温泉法の温泉にあらず)
21.7度
pH 10.0
成分総計 0.237g/kg
地下13mより自然湧出
湧出量 7.1リットル/分
無色透明
微麦わら臭あり
微甘味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
加温かけ流し(循環併用?)
2015年1月入湯
※数値はH16年の分析表より





