次に立寄ったのは、宿ではなく日帰り施設の「福の湯」。
色々な泉質がある鳴子温泉郷ではあるが、その中でも珍しい炭酸泉の源泉を持つ施設である。
鳴子温泉 「福の湯」
なかなか立派な鉄筋の建物で、浴場だけでなく宴会のできる大広間や個室、食堂なども備えてある。
実は本当は福の湯ではなく、近くにあるこの↓宿に立寄るつもりだったが、やはり事前アポなしはダメだった…誰も居ない~
余談、すみません。
では福の湯へ。
料金は入浴のみ(タオル無し)なら600円
他の施設を使う場合は800~1000円。
こちらはその炭酸泉(含炭酸-土類重曹泉)だけでなく、含石膏-重曹泉も自家源泉として持っている。
それでは早速浴場へ。
男女浴槽は日替わりで入れ替わっているらしい。
この日の男湯は3つある浴槽の内、炭酸泉が1つの方だった(逆は炭酸泉が2つ)。
では浴場へ。
炭酸泉の方はじっと浸かってる先客がいたので、もう一つの源泉の浴槽から。
まずは打たせ湯にもなっている「湯治の湯」。
使用源泉は「末永1号泉」。
源泉温度58.3度のナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉を加水・加温せず使用。
ただし循環併用かけ流しとなっている。
打たせ湯的には圧は強いわけでなく、鳴子には珍しく循環併用なので、同じ源泉を使用している露天風呂へ。
「河原の湯」と名づけられている。
色は黒っぽく見えるが、源泉はほぼ無色透明。
pHは6.6の中性。
炭酸泉ではないが、遊離二酸化炭素は225.3mgある。
成分総計は2.1486mg/kg。
オーバーフローもしっかりあるが、こちらも循環併用かけ流しとのこと。
「湯治の湯」ともども塩素消毒ありとなっているが、塩素臭はしない。
黒茶っぽい沈着が見受けられる。
ごく僅かにアブラ臭があり、甘味が感じられた。
ちなみに炭酸水素イオンは855.4mg、硫酸イオンは349.6mg。
カルシウムイオンは159.2mgある。
スベスベ感があった。
湯使いがもっとよければ、この源泉も個性を感じられる面白い湯だと思う。
では最後に炭酸泉の浴槽へ。
ほぼ無色透明な湯は含二酸化炭素-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉。
源泉名は「大畑1号泉」。
源泉温度は38.3度で、これを加温なしの完全かけ流しにて使用している。
塩素消毒ありとなっていたが、こちらも塩素臭は全くしなかった。
湯口は浴槽の底。
温度と炭酸ガスをキープするには最適な投入方法だ。
底から常に一定量が注がれているわけではなく、自然湧出のリズムなのか、炭酸ガスの具合なのか、ボコッ・・・ボコボコッ・・・・・・ボコココッ、てな具合が楽しい
淡い金気臭と炭酸の刺激臭、少しタマゴ臭がある。
鉄味と酸味や甘味、そして炭酸のシュワシュワ感がある。
タマゴ味も感じられた。
キタナイ画像ですみませぬが、もちろんのごとく炭酸の泡付きもしっかり。
払っても払ってもどんどん付く
遊離二酸化炭素は1221.1mg。
ちなみに炭酸水素イオンは756.7㎎。
溶存物質総量が1261.9mgで、それとほぼ同量の溶存ガス成分が1221.1mg。
成分総計は2.483g/kg。
pHは6.0と中性。
スベスベ感もある。
ぬるめでほとんど不感温度だが、炭酸の効果で身体の底からじんわり温まる。
さすが泉質のデパート・鳴子温泉郷の1湯だけに、ほぼ完璧な炭酸泉だ
もう一つの源泉もせっかくだからよい湯使いにしてもらいたいが、この炭酸泉に浸かりにくるだけでも訪れる価値はあるかも。
※残念ながら2016年12月をもって閉館となりました
鳴子温泉 「福の湯」
宮城県大崎市鳴子温泉字末沢西16-9














