木津温泉「ゑびすや」の湯を楽しんだ後、甥っ子を連れて夕餉までの時間で向かったのは海水浴場にある露天風呂。
とはいっても温泉施設として営業をしているわけではなく、ある程度管理されているとは言え、いわばほとんど野湯。
それゆえ勝手に、湯マニアか物好きが入りに行くようなプチ・マル秘の湯ぐらいに思っていた。
ところが我々が訪れた時期は夏休み真っ只中のお盆休みにさしかかろうという時期。
海水浴場の駐車場がほぼ満車で、空き待ち状態
駐車場代が1000円/日かかり、時間的に海水浴はしない我々としてはそれが入浴料みたいなものだ。
ようやく停めて、露天風呂のあるエリアへ歩いて向かう。

こうやって見ると、あれ、海岸は空いているのかなと勘違いしかけるが…。

露天風呂の脇にある看板もこの状態、周りにテントなどもいっぱいあり、海水浴場は何とも大賑わい。
…あ、水着着用もしっかり義務付けられている…もちろん事前にチェックしていたが
琴引温泉 「琴引浜海岸露天風呂」
そして露天風呂には人がきっしり。。。(^_^;)
知る人ぞ知るなんてことはない、地元では大人気スポットなのであった
しばらく待っていても浴槽が完全に貸切状態になることなんてありそうもない。

この日は海で泳ぐには若干肌寒かったせいもあり、暖を取ろうとする人が多かったのかもしれない。
湯はどこから来ているかというと、陸側の上からホースで引いてきている。

源泉は看板にあるように琴引温泉とのことで、名前で調べると、海岸より少し離れたところにある宿が持っている丹後琴引温泉という源泉がヒットするが、その源泉ではないようである。
もちろん分析書など掲げてあるわけもないので、詳細は分からない。
空いてるタイミングなんて計っていたら日が暮れるので、宿ですでに着用してきた水着姿となり、「お邪魔します~」と言いながら、いざ入浴。

浸かると浴槽越しに水平線。
人はたくさんいるが、ゴキゲンな景観である。
その湯は先ほどのホースが無造作に浴槽に突っ込まれており、そこからたいそうな勢いで放出される。

一定ではなく、自然に湧き出るようなリズムがあるのも楽しい。
ゴボ・・ゴボゴボ・・・ゴボゴボゴボォ~って快音が響く。
無色透明な湯がこの勢いで投じられ、もちろん完全かけ流し。
これだけ人が入っていても、この勢いでの源泉投入のため、湯はいつも新鮮である。
湯はほぼ無味無臭。
僅かに甘味を感じる。
海の近くだが塩化物泉ではない。
先に挙げた丹後琴引温泉は、源泉温度57度のアルカリ性単純温泉。
もっと近くの温泉、鳴き砂温泉は源泉温度が50度弱で、やはりアルカリ性単純温泉。
湯脈的にも、また実感でも、この湯もアルカリ性単純温泉と思われる。
温度は浴槽で42~3度ぐらいあっただろうか。
しっかり温まる温度であった。
オーバーフローの周りには温泉藻の緑色が展開されている。

もう一度浴槽に戻り、今一度そのドバドバ投入加減をお楽しみあれ。

アルカリ性らしいスベスベ感もある。
甥っ子ももちろんゴキゲンな様子。

はしゃいでおりました
こちらの露天風呂、見た目は野湯状態とは言え、入ってよい時期と時間が決められている。
冬は入れず、夜も入れない。
午前中から入れるのは夏季のみのようだ。
無料とは言え地元の人たちが大切にしている湯。
しっかりマナーを守り、感謝の気持ちで入りましょう。
京都府京丹後市琴引浜
無料(駐車場代1000円)
おそらくアルカリ性単純温泉
浴槽で42~3度
無色透明
ほぼ無臭
微甘味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2014年8月入湯
※利用可能時期・時間は要確認





