1月の湯巡りは続く。
奈良の曽爾高原温泉の後はまた三重県へ。
今度は津市、また中伊勢温泉郷にある猪の倉温泉。
宿泊施設は「ふよう荘」、立寄り施設は「しらさぎ苑」。
源泉は同じだが浴槽は別だ。
立寄りでの入浴なので、「しらさぎ苑」へ。
猪の倉温泉 「しらさぎ苑」

施設は比較的新しいが、元々あった公的な温泉施設を譲り受け株式会社を設立し、平成16年にリニューアルしたらしい。
エントランスにはそれを受けての、マスコットのイノシシが並んでいた。
立寄り入浴料は700円。
こちらもなかなかの人気のようで、それなりのお客さんが来ていた。
では浴場へ。
メイン浴槽はなかなかの広さだ。
源泉は温度が19.7度の冷鉱泉なので、冷泉の浴槽を除き加温している。
湧出量は140リットル/分で、これを宿泊施設と日帰り施設で使用している。
源泉は猪の倉温泉の第1源泉と第2源泉があるようだが、分析表の源泉名では猪の倉温泉としか出てないため、混合泉なのかどうかは不明。
宿泊の「ふよう荘」は未確認だが、この「しらさぎ苑」では加温のための循環併用もあるが、基本的にかけ流し使用をしている。
塩素消毒はしていると明記されているが、メイン浴槽でも先の「お亀の湯」と違い、嫌な消毒臭はない。
せっかく源泉まんまの浴槽「冷泉風呂」があるため、まずはそちらをクローズアップしてみよう。

無色透明の源泉は、メタケイ酸が52.7mgで温泉法の温泉。
分析表では重炭酸ソーダの値でも温泉法の温泉としてあるが、分析表の数値を見てナトリウムイオン(116.1mg)と炭酸水素イオン(187.3mg)を足しても規定値の340mgを超えない。
このあたり、上述の通り源泉が2本あることや、ぼくの泉質選定の基準知識のあやふやさもあるため、これ以上の言及はしないことにする。

源泉はこのシンプルなカランを自由に捻ることで贅沢な量のかけ流しも可能
ほぼ無臭だがはっきりした甘味がある。
ちなみにpHは9.4のしっかりしたアルカリ性。
炭酸イオンも28.2mgとなかなかの値。
すべての浴槽で感じたことだが、しっかりとしたツルスベ感がある。
これは前の「お亀の湯」によるトロみコーティングかもしれないのだが、色々試みた結果、やはりこの源泉のツルスベ感もかなりのものがあると言ってよいだろう。
露天風呂は囲いなどをうまく使って加温した温度が必要以上に冷めないようにしているようだが、思っていた以上に広い。
湧出量はあっても冷鉱泉の加温使用なのに、なかなか贅沢だ。

こちらでも嫌な塩素臭はなく、冷たい風を心地よく感じながらゆっくりできる。

そして露天では加温でありながら、少し泡付きがあった。
数値以上に入っていて心地良い湯である
こちらの源泉を使った化粧品やボディソープなども作っているらしい。
またアトピーの方にも評判がよいらしく、地味ながらなかなかの実力湯なのであった。
入浴後はもはやセットで確認する源泉探索。
こちらもタンクしか発見できず。

しかも厳重に包装?されていた(^_^;)
さて、次のもう1湯でこの日の湯巡りラスト。
同じく津市の湯。



