三丘温泉を後にして、山口県の内陸部へ進む。
目指すは山口県の中でも湯マニアには全国区レベルでチェックされるところではないだろうか。
一軒宿の「柚木慈生温泉」である。
中国地方は三瓶山のあたりなど炭酸泉も多いが、こちらもなかなかの含有量で有名だ。

現状の数値はわからないが、少なくとも平成20年の分析の際に2107mg/kgの値であった。
またこちら、地元の物産店(?)に隣接している。
この中ものんびりしているがいろいろ地のものがたくさん並んでおり、よい雰囲気だ。
では湯の方へ行ってみよう。
柚木慈生温泉
こちらは立ち寄りで500円。
湯治に力を入れている宿であり、一泊三食が5700円と三食付でとてもリーズナブルなのだが、基本的に2泊からの受付となっている。
建物は新しくもないが、特に古びた感じもしない。
飾り気のないシンプルな構造だ。

食堂もありリーズナブルな値段で提供されていた。
そんなわけでとても人気の温泉。
源泉温度は17.1度の冷鉱泉なので加温するのだが、37.5度と不感温度レベルなので、一度入るとみんな出てこない(^^ゞ
よって常に浴槽に誰かがいる状態が続いたため、浴室全体写真は撮れなかった。
県の紹介ページから写真を拝借。

加温だがごらんの通りしっかり全量かけ流しである
皆さん目をつぶってじっと入っているので密かに部分撮影。

析出物や沈着の色味がなんとも素晴らしい
pH6.2の含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。
総計は6g近いがその1/3以上が二酸化炭素の値(2.107g)だ。
金気臭と炭酸の刺激臭、微硫化水素臭がある。
淡鉄味、淡タマゴ味と、甘味や炭酸味やシュワシュワ感もある。
なおリチウムイオンが2.66mgありこの値はかなり高いそうなのだが、勉強不足でそれがどういう形で現れているのか体感することはできなかった。
一般的には鎮痛作用があるとされている。
色味は源泉は無色透明だが、浴槽で黄白茶色にやや濁りといった感じか。
不感温度でぬるいのだが、ジンジンくるのだ。
まさに芯から温まる感じ
泡付きは当然のごとく大量。
うまく写真に撮ることができなかったが、あっという間に泡まみれレベルである。
炭酸水素イオンも1700mg以上あり、しっかりとしたスベスベ感がある上での多量泡付き。
よってニュルプチの極上浴感となる
析出物はごらんの通り(不鮮明な写真で失礼)の床を形成しており、見事なかけ流し芸術である。
やっぱり二泊してじっくり入り倒したいと思えるだけの素晴らしい湯だ
交渉したら一泊でも受け付けることもあるという話も聞いた。
山口県は俵山温泉もそうだが、実は湯治文化が根付いているエリアでもあるようだ。
何度でも再訪したい湯文化地域である。
柚木慈生温泉
山口県山口市徳地柚木2178
0835-58-0430
立寄り入浴料 500円
<源泉:斉藤泉>
含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(低張性・中性・冷鉱泉)
17.1度
pH6.2
成分総計 5.634g/kg
78.7リットル/分
70m掘削(動力)
源泉で無色透明
浴槽で黄白茶色ややにごり
金気臭と炭酸刺激臭、微硫化水素臭あり
淡鉄味、淡タマゴ味、甘味、炭酸味あり
炭酸のシュワシュワ感あり
スベスベ感あり
多量の泡付きあり
ぬるめに加温(37.5度)し、そのままかけ流し
2013年8月入湯
※数値はH20の分析表より






