白山杉の子温泉 をあとにしたら、もう街中に戻って後は帰途。
予定だとあと1湯ぐらいは寄れそう。
杉の子の近くにある大門温泉センターは定休日。
では白山市の温泉銭湯、富士温泉に行ってみるか。
白山市の街中にあり、赤い
が見え隠れしている。
着いてみると若草色というのだろうか、しっかりとした建物が目的地だった。
公衆浴場「富士温泉」の看板。
しかし富士温泉という名前でこの湯をピタリと思い出せる人もそうは居まい![]()
とにかく3泊に及んだ北陸の湯紀行、最後の湯に、いざ!
富士温泉
鉄筋の建物ではあるがやはり温泉銭湯、こちらは番台形式だった。
入浴料は420円。
先客は数人。
浴室はなかなか意趣に富んでいる。
全景は分かりにくいと思うが、順番に。
まずは手前左がかけ湯(かぶりゆ)だが、いきなり源泉がそのまま飲める飲泉処があり、ちゃんとコップまで置いてある。
コップに入れたぐらいではほぼ無色透明に思えたが、ごく僅かな硫化水素臭と同じくごく僅かなアブラ臭があり、適度な塩味とダシ味がして、何とも美味しい![]()
この味わいなら自信を持って真っ先に飲泉処を作ったのも納得だ。
その奥にある浴槽は石橋がかかっている。
写真で見ると黒湯に見えるが、実際は浴槽では微褐色透明。
モール泉と言い切れるかわからないが、その特徴も帯びていると言えよう。
橋の向こうに湯口があるのでそちらに行ってみよう。
湯は源泉温度41.2度のナトリウム-塩化物泉。
湧出量は221リットル/分と十分だが、表記上は加温して循環、そして塩素消毒となっている。
ところが湯はなかなか新鮮な感じがあり、やはり新湯は結構注がれているのであろう。
オーバーフローもいくらかあり、循環併用かけ流しかも。
また嫌な塩素臭を感じることもなかった。
小さなものを中心に黒っぽい湯の花も見受けられる。
これはカランからではなく浴槽から組んだ湯。
わかりにくいがゴミみたいなのが湯の花だ。
奥には岩風呂があった。
湯口には赤茶色系の沈着と析出物もあり、上々の温泉感。
そしてツルスベの浴感である![]()
重曹成分の炭酸水素イオンは330mg程度とまあまあな量だが、遊離成分のメタケイ酸が145mg近くある。
温泉銭湯としては十分に合格というか、満足できる内容ではないだろうか。
金沢市内の温泉銭湯と比べて全く遜色のない1湯だ。
今回の6月北陸湯旅、たまたま寄ったにしては期待以上の湯で締めることができた。
7/19の神代温泉 から始めたので丸二ヶ月。
そこそこの数を攻めたけど、まだまだ入り残した魅惑の湯も多い。
いつかまた、再訪したいエリアだ。
長々とお付き合い、ありがとうございました。
次の温泉記事は茨城~福島の湯を少々って感じになる予定。
富士温泉
石川県白山市村井町1958
076-275-2011
入浴料 420円
<源泉:富士温泉1号源泉>
ナトリウム-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
41.1度
pH7.5
221リットル/分(掘削・動力揚湯)
成分総計 6.177g/kg
微褐色透明
微々硫化水素臭と微々アブラ臭あり
淡い塩味とダシ味あり
ツルスベ感あり
黒っぽい湯の花あり
加温・循環併用かけ流し
消毒ありだが塩素臭なし
2013年6月入湯
※数値はH20の分析表より










