西ノ沢温泉 にフラれたので、次に向かったのはこのエリアで唯一以前より名前に馴染みがあった(とは言え初の)押立温泉。
「おったて」温泉と読む。
男子諸君、「おったて」ですぞ![]()
押立温泉には宿が3つある。
一番山側に「住吉館」。
そして少し離れて並ぶように「国民宿舎さぎの湯」と「山形屋旅館」。
3軒とも現在はもう少し磐梯山側にあるスキー場のホテル「グランドサンピア猪苗代リゾートホテル」より引湯をしているとのことで源泉は同じらしい。
だが訪れたときはそこまでの知識はなかった。
※住吉館には別に自家源泉もあり
全部回る時間の余裕がなかったため、見た目で一番グッときた「山形屋旅館」へ![]()
押立温泉の看板を入るとまずあるのが「さぎの湯」。
その少し奥に「山形屋旅館」が見えた。
かなり古い建物を部分部分リニューアルして新しくしているが、昔の様相を十分想像させてくれる雰囲気が残っている。
押立温泉「山形屋旅館」
館内はシーンとしていたが、案内を請うと女将が出てきた。
立ち寄り入浴はOK。
お金を払う間もなく浴槽へ案内される。
この堂々たる廊下がいいではないか。
天井にはスプリンクラーもちゃんと見えるが、湯治宿のニオイがプンプンする![]()
実際に自炊設備もあるようだ。
この「山形屋旅館」、先に述べた引き湯の他に自家源泉がある。
ところが現在は使用されてない。
浴槽は残っていた。
源泉は出ているが温度は20度ちょっとぐらい。
以前はもっと温度があったようだ。
昔(昭和35年)の分析表では含重曹-弱食塩泉で47.5度となっていたが、温度は書き換えた後があるのではっきりしない。
昭和56年の表記では含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉となっている。
この時点ですでに冷鉱泉だ。
さらに先の震災で湧出量もずいぶん減ってしまったらしい。
温度が低くなってからも沸かして使っていたらしいので、それはそれで入ってみたかった。
さすがにこの状況だとかなりの凶悪さで入れない…と思ったら、泥がもっと溜まっている状態で入っている著名な温泉評論家G氏の写真をこのブログを書くときに発見した…さすがだ(^^ゞ
ぼくはまだまだだなぁ。
見た目はかなり強烈だが、金気はそれほど強くなかった。
塩味も少し感じるぐらい。
ではメインの浴槽へ。
基本的に浴室は1つだが混浴使用ではないので、貸切となる。
宿の雰囲気に似合わないぐらいのこざっぱりとした浴槽。
せいぜい二人ぐらいまでの広さであろう。
この狭さが逆に嬉しい。
ちなみに緑と青のホースは何のためにあるのかわからなかった![]()
どこにも繋がってない。
女将曰く、雪解けの季節になって少し源泉の温度が下がったとのことなんで、普段もっと熱いときには水道から真水をこのホースで引いているのだろうか。
不要と思ったので、引っこ抜かせてもらった。
先述した引き湯は「表磐梯2号泉」という源泉らしい。
537リットル/分という湧出量らしいので、3軒の旅館に引き湯しても十分だ。
泉質的には単純温泉となるようだ。
「~らしい」や「~ようだ」と言うのも、旅館内にある源泉情報が色々あって、そのときに判断できなかったため。
昭和62年の分析表(一部)でその湧出量と源泉温度48.5度、蒸発残留物が0.4665gという表記がある。
源泉名と泉質は引き湯元(グランドサンピア)の情報である。
ただしこの昭和62年の分析表だと源泉湧出地の住所はほぼこの旅館の所在地だ。
グランサンピアに行って分析表を見ないとわからないかも。
う~ん、どなたか、どこか間違っていたら訂正するので指摘をお願いしたい。
ただしこの湯、加水の必要もなくちょいぬる目適温で完全かけ流し状態。
ああ、包まれるような柔らかさ。
湯も新鮮で、とにかく素晴らしかったのである![]()
微硫黄臭があり、微塩味と微甘味もある。
小さいが黒系の湯の花も多く舞っている。
何よりしっかりとしたスベスベ感が非常に心地よい。
pHは7.4と中性だが、やはり含硫黄的な性格もあるのだろうか。
そういえば含食塩-重曹-硫黄泉の表記もあったが、古い源泉かこっちのことかもはやわからない(^^ゞ
色々スペック的にははっきりしないことも多いが、結果的にとても心地よい湯で大満足![]()
予定より長湯をしてしまった。
女将に暇を告げて、ようやく入浴料500円を支払う。
時計を見たところ、このエリアは早々に離れることに(^^ゞ
押立温泉「山形屋旅館」
福島県耶麻郡猪苗代町大字磐根字佐賀地2562
0242-65-2450
立寄り入浴料 500円
<源泉名:表磐梯2号泉>
単純温泉
48.5度
pH7.4
成分総計0.4665g/kg
537リットル/分
ほぼ無色透明
微硫黄臭あり
微塩味と微甘味あり
黒系の小さな湯の花多数
完全かけ流し
※使用していない自家源泉あり









