稲龍神山スポーツランド「星山温泉」 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

まだ19日の話。


湯河原「ままねの湯 を後にした我々は、まだ明るいのでどこかに立ち寄ろうということに。

同行のヤマは特に温泉マニアではないのだが、直感的に「あそこなら楽しめるはず」と思いついたのがココ。

神奈川は葉山にある、超カルト湯としてマニアには有名な「星山温泉」。

温泉を営業する前は「稲龍神山スポーツランド」として、昭和40年代から続いている歴としたレジャースポットなのである。



稲龍神山スポーツランド「星山温泉」



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さて、たどりつくにはぼくのバカナビはほぼ役に立たない。

地図に表記されている「水源地入口」のバス停からは、見つけた体験サイトで文章化されている行き方を声に出してナビしつつ運転するといった方法で、何とかさほど迷わずたどりついた。

ちなみに案内看板などは一切ない


噂にたがわぬカオスな場所だ。

失礼ながら掘っ立て小屋としか言いようの無い建物が散在している。

まわりには薪のための廃材が所狭しと集められている。


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浴槽はその薪で沸かすタイプボイラーで沸かすタイプの2種あると聞いていたが、現在ボイラー式(写真右)は修理中とのことで、入れるのは左の薪式のみ。


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着いた時点で一組入っており、さらに若い男子数人のグループが待っている状態。

程なく先の一組(カップル)が退出し、次は男子グループだ。


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ご覧のように家庭用のステンレスバスタブのため、どう頑張っても同時に入れるのは二人。

しかも大人の場合は恋仲でない限り、バスタブに同時には浸かれないだろう。

これは時間がかかる…。

ということで、焚き火をしながら待つことに


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そして、もちろん探索は怠らない。

上の写真のヤマの後は現在も使われている待合室というか、休憩室というか、とにかく部屋

ラジオの音が流れ、暖房がついている。


奥にはまた青い壁の別の建物が。


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壁には経営者の思い入れの言葉が並んでいる。


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中はコタツなどが並び、奥にはカラオケステージが!


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ただしカラオケセットは壊れているとのこと


そう、「いるとのこと」というように、ここのオーナー新倉さんはとても話好きな気さくな人。

ぼくらが待っていると色々話をしてくださった。


新倉さんのご両親が40年ぐらい前、世間に流行の兆しを見せた「フィールドアスレチックス」のレジャーランドをこの場所に開いたのが「稲龍神山スポーツランド」の始まりらしい。

森の中に色んな手作りのアスレチックス遊具を配し、当時また注目を浴びつつあったトランポリンもそこら中に設置していたそうな。

休日ともなると親子連れが大挙してきていたのだが、やがてブームが去りつつあったとき、天の啓示を受け温泉を掘ってみたとのこと。

すると大当たり、今の星山温泉が湧出したのである!


せっかくなので源泉井の場所を教えてもらった。


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奥のブロックが積んであるところが源泉井

横の看板には「稲龍大観音大明神 イリカ鉱水」とある。


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ここから30mほど離れた浴槽にこの鉱泉を引いているのである。


…そうこうしている内に男子グループが徐々に出てきた。

いよいよ我々の番である。


新倉さんがやってきて浴槽のチェックをする。

減っている鉱泉を足し薪をくべ浴場内の整理整頓をする。

浴用に温度を確かめ浴槽からあふれるぐらいの湯量で適温にもっていき、水面に浮いた小さなゴミをこれまたホースからの源泉で弾き飛ばす

脱衣場も片付け、また追加の薪の用意をし…


とにかく入浴者が変わるたびに毎回これをしている

どんな高級温泉旅館でも、メイン浴槽で人が入るたびにここまでやっているところはそうないだろう

ぼくは密かに感動していた。

これこそ温泉施設の理想的なおもてなしだ

キレイな施設を作るのもおもてなしだが、お金をかけなくてもおもてなしはできる

風呂に入っている間も薪はくべ続けられるわけで、ある意味こんな贅沢はない!

まあ、結果的に古きよき貸切湯のスタイルということなのだがにひひ


準備が整い、いよいよ温泉入湯~ニコニコ


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湯は微妙にささ濁っている

香りはほとんどない。

味もほとんどない。

泉質表ももちろんない。

しかし入浴すると、特筆すべきはそのツルスベ感

おお、肌にまとわりついて離れない!

イリカ鉱水大観音、大明神~!

薪で温められた温泉がどんどん入ってくるため、こちらもどんどん源泉を足し、まさにセルフかけ流し

ああ、極楽。


余裕をもって浴室を眺めると、そこにはお約束の富士山に加え…


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札幌時計台の絵がにひひ


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どこをとっても見所満載、浸かって極楽の「星山温泉」!


そういえば入浴料500円を払ったときにもらった補助券を確認してみたら…。


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これを10枚集めると1回無料で入れる!

うぅむ、達成できるが先か、施設が朽ち果てるが先か…!

頑張るぞ!


さらに発見したのは創立者の新倉国二朗さんの哲理姓名鑑定士とは何だ?

ちょっと調べたら哲理姓名学会の総本部が大阪にあったが、詳しくはここで掘り下げることもないだろう。


とにかくこういう個人の思い入れがたっぷり入ったスポットは、静かに深く味わうべきなのだ

稲龍神山スポーツランド「星山温泉」、また来ますよ、新倉さん!


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ちなみに、ぼくの温泉ブログによく出てくる言葉だけど、これぞ「俺湯」である。


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稲龍神山スポーツランド「星山温泉」

三浦郡葉山町下山口字星山230

046-878-8377



入湯料 500円
温泉法の温泉(重炭酸そうだ・メタ珪酸含有)

16.8℃   
ごく淡くささ濁り

ほぼ無臭・ほぼ無味

しっかりとしたツルスベ感あり

薪にて加温(ボイラー式は故障中)

自由にかけ流し



帰りついでに寄った「桐の湯」に続く