18日の山梨湯巡りの続き。
岩下温泉
の後は、いきなりかなり移動して増富ラジウム温泉に行こうということに。
増富ラジウム温泉は2002年に「不老閣」に行ったのが最後だから9年ぶりになる。
立ち寄りだとその「不老閣」の名物「岩風呂」は入れないため、さらにそれより上方にある「津金楼」に立ち寄ることにした。
増富ラジウム温泉 大湯元「津金楼」
この温泉郷の真ん中には本谷川が流れており、通に言わせると右岸と左岸で泉質が違うという。
右岸、左岸なんてボルドーワインみたい。
「津金楼」のある右岸の方が泉質がよいとも言われており、中でも現在最上流にあるこの「津金楼」が最もよいとの情報もある。
はてさて、どうだろうか。
宿の横にはラジウム温泉を形成する地層が隆起した場所があった。
すでにラジウムを浴びた気分になる。
入浴料600円を払い、いざ浴室へ。
その浴槽は28.3度の源泉そのままと加温の2つが並んで配されている。
源泉そのままは最初透明で後に明るい黄茶色。
加温すると深緑色になるようだ。
湧出量は8.9リットル/分と少ないのに、共にかけ流しで使用している。
もちろん自噴、自然湧出である。
こういうところが一番大事ってことを、新興の日帰り施設は十分見習って欲しいものだ。
加温なしの源泉湯口では炭酸がはねまくっている。
析出物・色味具合も素晴らしい。
コップが置いてあり、またまた飲泉を促す…まあ促されなくとも必ず飲むわけだが。
でその味わいは炭酸の苦味と金気、土っぽさに強塩味もあり、複雑でなかなかエグい。
ちょっと鍬渓温泉を思い出した。
シュワシュワ感もしっかりあり、まさにこれは冷えの湯だ。
泉質は等張性で中性のナトリウム-塩化物泉。
もっと複雑な泉質名をつけたくなるが。
28.3度の源泉そのままに浸かると、確かに温度以上に冷たく感じる。
ただし浸かっていると毛穴から成分がジワジワと入り込み、奥から熱を感じ出す。
ああ、冷と熱の不思議な感覚!
それでもこの時期はやはり冷が上回り、しばらくすると加温浴槽に入りたくなる。
これがまたジワっとくる浴感で、もう無限にこの2つの浴槽をかわりばんこに入り続けたくなる。
うぅむ、間違いなく名湯だ!
ただ、思っていたよりかはズシンとは来なかった。
まあ体調との相性もあるでしょう。
宿のホームページ
には浴用効果と飲用効果がズラッと並べられている。
大した自覚症状がなくてもこれを見ると湯治に来たくなる!
まことに素晴らしい「津金楼」だが、実はこれより上流にかつて「金泉湯」があった。
そしてこの「金泉湯」が増富ラジウム温泉で最強であったとの伝説が残っている。
とりあえずこの後、そこまで行ってみるか…。
増富ラジウム温泉「津金楼」
山梨県北杜市須玉町小尾6699
0551-45-0711
入湯料 600円
ナトリウム-塩化物泉(等張性・中性・低温泉)
28.3℃
pH6.5
成分総計 9.799g/kg
ラドン含有量 2.38マッヘ
8.9リットル/分 自然湧出
源泉で黄褐色に濁りあり
炭酸のシュワシュワ感を伴う苦味、塩味、鉄気、土っぽさなどあり
加温で深緑色
源泉浴槽と加温浴槽あり
完全かけ流し
増富ラジウム温泉「金泉湯」跡へ続く





