6日の温泉巡り、続く。
最大の目的、長島温泉の共同浴場 を後にし、とっぷり日が暮れた中でどこに行こうか…。
ここはやっぱり夜のムードでぜひ訪れたい、あそこに行こう![]()
東海地方きってのカルト湯、珍湯、怪湯のひとつであることは間違いないのが次に向かった湯。
マニアにはおなじみの永和温泉「みそぎ湯」である。
永和温泉「みそぎ湯」
車道から一本入り、住宅が並ぶ暗い道を歩くと雑貨屋というか洋品店というか、何でも屋さんみたいな店がある。
「吉野屋」だ。
ここが所有するのが「みそぎ湯」。
宗教施設が経営する温泉でもある。
この温泉マークの幟、値打ちあるなぁ。
それはさておき、信者以外はこの吉野家さんに声をかけて入浴を乞わねばならない。
店を覗くとご主人と目があった。
「…あの、温泉に入れていただきたいのですが…」
「いいけどどこから来たの?」
ぼくみたいなスキモノは全国から日常茶飯事のように訪れるのだろう。
「この前はテレビ朝日が何とかという女性を連れてきたよ」
「郡司さんが来たときは…」
など、こちらからは何も聞いてないけど話は途切れない。
社まで行きつつ神様の説明をしていただき、手を合わせながらお賽銭とばかり入浴料200円を入れさせていただく。
おお、これが噂のマネキンか…意外と新しくてキレイだ。
温泉以前にぼくのお宝スポット魂に完全に火がつく。
だがここは温泉モードに集中だ。
裏の浴場まで案内されると、そこからは一人の世界…と思いきや、浴場内から賑やかな男女の声が聞こえる…!
おお、信者が集っている…というか、賑やかな共同湯の雰囲気でないか。
皆さん、仕事の後か夕食の後か、一日の締めで来られているのだろう。
てっきり貸切で入れるかと思ったが、これはこれでよし!
湯の前に、まずは脱衣場をゆっくり観察した。
この手作り感、仮設感がたまらんですな。
泉質表はないが、湯は永和温泉開発株式会社 から引いている。
一般の入浴施設よりも近所の老人ホームや病院、一般家庭への供給が主である。
この「みそぎ湯」はかなり特殊な供給先であろう。
そして泉質表より大事に、何枚も貼られていたのがこれ。
神様の温泉がしきりに強調されていた。
ぼく的にも天然温泉は大自然からの賜り物、よろずの神から与えられた恵みと常々思っているので、湯使いさえ間違ってなければ大賛成の内容だ。
ようやく入浴。
案の定、先客がお二人おり、ぼくが入るとすぐにもう一人入ってこられた。
小さな浴槽が3つの浴場は、それでもう満員状態。
隣からも女性客の快活な声がこだましている。
とても入浴写真が撮れる状態ではないので、残念ながら浴槽写真は無し。
その代わり、信者、いや地元の方といろいろと湯トークができた。
まさに共同湯の楽しみの一つ。
そうそう、肝心の湯だが、長島温泉などとも同じ泉質のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
源泉温度は理想的な48.5度。
引き湯してそのまま入ればまさにちょうどよい。
3つの浴槽を順番に注がれていて、湯口から遠いほどぬるくなる構造。
もちろんまんまかけ流しである。
湯の色は浴場が暗いためよくわからなかったがほぼ透明であろう。
微アブラ臭もあり、淡い塩ダシ味が美味しい。
しっかりとしたツルスベ感もあって素敵な湯であり、素敵な湯使いであった。
今度は明るい内に訪れて、独り占めして入浴写真を撮りたいなぁ。
永和温泉「みそぎ湯」
愛知県愛西市大井町686
0567-31-0146
入浴料 200円
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
48.5度
永和温泉開発(株)が1250m掘削(1400リットル/分)した湯を引湯
ほぼ無色透明
微アブラ臭・甘い鉱物臭あり
淡塩ダシ味あり
ツルスベ感あり
完全かけ流し





