どっちが面白いのか…と選択した日
【カナダ大学院留学記前夜 その2】
遅々として話は進まないうちに、もう渡航直前ですよ。
きっとこれからは「留学記前夜」と「留学記」が
同時進行するんですよ。
さて前回、2016年7月30日の宴席上で
「カナダにあるアドラー大学の大学院に留学」
という突然のミッションを突き付けられ、
固まるナガトーカオル。
その日の帰り道、地下鉄の入り口前で
財布を拾ったことは、この本編にはあまり関係なく。
「英語で大学院の授業受けるなんて絶対無理」
「英語は四半世紀まったく手つかずしかも勉強嫌い」
「実家の売却&80代の母親の住むとこ探し真っ最中」
「仕事はとりあえず、脂乗ってる」
「これから迎える秋は、みっちり出張が詰まってる」
え?それプラス受験勉強ですか?英語の?
誰がやるの?私?
無理。何度でもいうが、無理。
でも何かおかしな思いがムクムクと湧いてくる。
「今回の件は断って何もせずカナダに行かない人生」
「引き受けて苦労してカナダに行く人生」
いったいどちらが面白い?
そう、この「面白い」が私にとって曲者なのであって。
私の究極目標(人生において、最も大事にしている
価値観であり、そこを目指して生きているという指針)は
「面白さ」なのであり。
私の中で、物事は「それって面白いの?」で
判断が下される。ほぼ例外なく。
人生の大切なことも、重要なことも、大事なのは
「面白いか否か」なのである。
バカといわれるよりブスといわれるより
つまらないといわれるほうが
よっぽど屈辱的なのである、私にとっては。
芸人が天職だったのに。
でも芸人になってたら、
張り切って命張っちゃって落としちゃいかねないから
きっと神様は研修講師にしてくれたんだろうと思うほど。
どう考えても、
「聞いてないよー!」「ありえないし!」とか言いながら
ひーひー勉強をし、頭をかきむしり、一喜一憂しているほうが
あとから見たら面白そうなのである。
よいこのみなさんはまねをしないように。
「留学しなさいよ」の翌日、
「やってみようかと思います」という意思を
伝えてしまったときには、
その先に待ち受ける本当の試練は
私にはまったく見えていなかったのである。
甘かったな……