当ブログでは、

マスコミ業界で働く

コティマム&ジェイソン夫婦が、

業界"ナイショ話”と共に

「言葉の使い方」

知ると面白い「なるほどネタ」

プロ視点でお届けしますメール電球

 

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妻・コティマム。

フリーランスライター鉛筆

元テレビ局芸能記者カメラ

業界歴17年ふんわり風船星

 

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夫・ジェイソン。

現役キー局ディレクターキラキラ

業界歴20年ゆめみる宝石

 

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鉛筆鉛筆鉛筆

 

こんにちは

夫のジェイソンです


今回は


 

懐に飛び込む

について。

 


名古屋の警察担当記者時代の

思い出深い話です。



とある、傷害致死事件



通常の事件取材として

被害者と被疑者の関係先を

取材していました。



鳥朝は警察官幹部の朝駆け


晴れ昼は現場周辺の地取り取材。


お月様夜は警察官幹部の夜回り



これをeveryday



事件取材は初日にガーッと取材して

翌日から数日間は続報合戦。



この時に、

「がん首」といわれる

顔写真が出せるかが勝負になります。



地元紙はどこにいっても強くて、

いつも最初に「がん首」を取ってきます。


それを各社追いかける。


そんな構図が常です。



(※これは報道各社の競争みたいなものです。

視聴者、読者には関係ないですけどねw)


 

で、案の定

取材力がある中日新聞

事件翌日には被疑者Kがん首

朝刊に載せてきました。



嗚呼ぁー

最低限同じ写真はゲットせねば。



地取り取材も

がん首取るまで帰れない

追い込みモードにゲロー




ここからが、本題。



被疑者のがん首が欲しい

知り合いを探す

行きつけの店を見つけ出す


これがセオリーな取材の方法のひとつ。



昼がダメなら

夜の行きつけだ。



とはいえ、

自宅近くなのか、職場近くなのか、

地元なのか。。。


エリア不明!

さらに

世の中に店がどれだけあるねん!



「行きつけの店探そう!」

って、言うは易し!



チーム全員でエリア絞って散らばり

夜中まで街をかけずり回りました。




とある、店。


スナックです。


突入ー!


ママ

「あら、いらっしゃい」

「初めてのお客さんね」


と、言うも

ぼくの身なりを見るなり、ママの顔曇る。



スーツ姿に、肩掛けのカメラバッグ、

胸ポケットには赤ペン。


明らかに「仕事中」の様子。


おまけに、一日歩き回って

くたびれ感満載、死にそうな顔面w



ママ

「あ、記者さんでしょ」



あぁー、この店にも他社の

記者来たんだな



ママ

「近くであった事件の取材でしょ?

何も答えないよ」




追い込まれすぎて

逆に集中力マシマシだったのか?

感度ビンビンだったぼく。



たしかに、マスコミが押し寄せて

迷惑している気持ちは分かる。



が、ママの何気ない言葉

引っかかった。



「何も答えないよ」



もし、全く無関係であれば

「 何も知らない」と

答えればいいだけのはず。



「何も答えない」ということは

つまり、何か知ってるけど答えない

と言っているのと同じだった。



なんか、

知ってるなこりゃ。



ここで、作戦に出てみた。


ジェ

「ママ、喉カラカラなんで

ビールもらっていいすか?」


「ちょっと疲れたので休憩。

1回 お客として店にいさせてください」




「客として懐に飛び込み

仲良くなって情報聞き出す作戦」



ママ

「あら、そう。一杯飲んでくれるのね

この子にもいいかしら?」



と、言って

キャストにもご馳走。。トロピカルカクテル



まぁ、いい。



ビールをゴクリッと一口生ビール



ふぅーーー


うめぇーー


仕事中のビールって

背徳感あって余計に旨い。



で、普通の会話しつつ、

事件の事も聞く。


気づけば他のキャストにも

酒を飲ませつつw



このあたりの治安は?

いままで事件は?

普段はどんな人たちが暮らす街?


少しずつ情報を得る



1時間くらい過ぎた頃だろうか。

本題を切り出した。



ジェ

「この容疑者ってこの辺で

みかけないんすかね」



するとママが


突然



ママ

「よし、わかった

あんたのことは信用する。

お酒も飲んでくれたし」




ん、どゆこと?



ママ

「●●ちゃん、おいで」



奥の方にいた

キャストの女性が呼ばれてぼくの前に。



ママ

「あんたが探してるのこいつね」




スマホの写真を見せてきた



ザッツ ライト



中日新聞に掲載されていた 

被疑者の顔写真


なんで、ここにその写真が?


よく見ると、

男の隣にこのキャストの女の子が

笑顔で映っている。








 ママ

「この子はこいつの元カノだよ」




へっ?



ホンマに?



いきなりの展開で

ビックリしたが、なんと

被疑者の元カノがそこにいた。



ママいわく

マスコミは何社かきたけど、

「この男知りませんか?」と

聞くだけで、

「知らない」と答えると

すぐ帰っていったそう。



ママいわく

中日新聞とぼくは、

店に金払って礼儀を尽くした。


そして

話していて、信用できると思った。




相手を見定めて情報あげるか

判断していたそう。



くそー、やり手め。



でも、結果

ぼくの人たらし性格が功を奏して

無事にがん首をゲット。


ついでにこの男が、どんな奴なのか

取材もすることができた。



懐に入ることで

相手を口説けた、

自分の中でいい取材ができた一件だった。



スタースタースタースタースター

 

 

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