東野圭吾さんの小説『白夜行』を読み終えました。

東野さんの作品を今までに読んだのは、『白鳥とコウモリ』『クスノキの番人』『小さな故意の物語』の3つだけしかありません。

随分、遅ればせながら東野さんの作品を読むようになって、その小説としての面白さに気付きました。その東野さんが7月に逝去されたのを報道で知り、やはり代表作もしっかり読もうと手に取ったのが本作です。

1998年に単行本刊行、2002年5月に文庫本化されていて、僕が読んだのは今年の8月に発行された第96刷です。第96刷まで発行が繰り返され、250万部突破の大ヒット作びっくり

本文854頁の大作ですが、読むほどにドンドン引き込まれ、僕としては異例の速さで読み終えました。

*表紙カバーの画像はネットからお借りしました

 
発行元・集英社のHPで本作は以下のように紹介されています。

 

愛することは「罪」なのか。それとも愛されることが「罪」なのか。

1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を経営する男が一人殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りしてしまう。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んでいくことになるのだが、二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪の形跡。しかし、何も「証拠」はない。そして十九年の歳月が流れ……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。200万部突破!

 

凄く面白かったです

主人公の桐原亮司と西本雪穂を中心に場面転換が相次ぎ、冒頭に記載通り、ドンドン引き込まれます。
犯罪を扱った作品なので、人間の暗い側面、邪悪なところが盛り沢山で展開されるんですが、読むほどに胸の中がざわついたりしながらも、次はどうなるのか、その次は?と気になってくるストーリー展開グッ

紹介文「伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた」の通りで、スケールが大きく登場人物が多数、かつ、伏線が幾重にも張り巡らされているのに、読んでいて頭が混乱することはないのです。

「主人公2人の心理描写が一切なく、周囲の人間の視点でのみ描かれているのに、物語が進むにつれ、二人の背中に哀切が漂い始め、白夜に照らされた虚無の道を行く二人の姿に読む者の心が動かされていく」と作家の馳星周さんが巻末で解説されているのですが、その通りになりました。

正に、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作だと思います!!

 

2011年に映画化されたものが、Primeで配信されているので、こちtらも追々観ようかと考えています。