昨日、ユナイテッドシネマ大津で、先週の金曜日19日から公開されている映画『黒牢城』を観てきました。

第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をダブル受賞された米澤穂信さんの同名ミステリー時代小説が原作で、カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プレミア部門」に正式出品されたことや主要キャストが積極的にTVに出演しPRしている作品です。

僕は原作(★)を読んだことから、どのように映画化しているか興味があり、観たい映画作品(★)のひとつとしていました。

*ポスターの画像はネットからお借りしました

 

  スタッフ

監督・脚本:黒沢清、原作:米澤穂信、

エグゼクティブプロデューサー:吉田繁暁・辻有一

 

  キャスト

本木雅弘(荒木村重)、菅田将暉(黒田官兵衛)、吉高由里子(千代保)、青木崇高(荒木久左衛門)、宮舘涼太(乾助三郎)、柄本佑(雑賀下針)、ユースケ・サンタマリア(秋岡四郎介)、吉原光夫(瓦林能登入道)、坂東龍汰(北河原与作)、近藤芳正(中西新八郎)、矢柴俊博(池田和泉)、木原勝利(野村丹後)、河内大和(伊丹一郎左衛門)、吉岡睦雄(森可兵衛)、上川周作(寺男)、前田旺志郎(栗山善助)、坂東新悟(織田信長)、荒川良々(無辺)、渋川清彦(雑賀孫六)、渡辺いっけい(高山大慮)、オダギリジョー(郡十右衛門)

 

配給元の松竹のWebサイトに作品紹介ページがありますが、STORYのみが掲載されていて、INTRODUCTIONがなかったので、映画.comの解説と共に以下に転載させて頂きます。

 

解説(映画.com) 

「スパイの妻」「クリーピー 偽りの隣人」などで国内外から高く評価されてきた黒沢清監督が自身初の時代劇に挑み、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をダブル受賞した米澤穂信による同名ミステリー小説を映画化。

 

STORY(松竹Web) 

荒木村重(本木雅弘)は暴虐な織田信長のやり方に反発し、籠城作戦を決行する。城は織田軍に囲まれ孤立無援に。
城内の血気盛んな家臣たちを抑えながら、村重は妻・千代保(吉高由里子)を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心していた。そんな時、城内である少年が殺される事件が発生。その後も怪事件が次々と起こる。容疑者は、密室と化した城内に居る家臣や身内の誰か。城外は敵軍。城内は裏切り者。誰もが疑心暗鬼になっていく中、村重は牢屋に囚われた危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)と共に謎の解決に挑む。事件の驚きの真相とは―。
様々な登場人物たちの思惑が飛び交う、手に汗握る戦国系心理ミステリー超大作が誕生!

 

僕は、原作を読んだ感想として「時代物ゆえ使っている単語がわかりにくいし、内容もちょっと練り過ぎていて諄いと思えるところもあって、僕には感動するようなものではなかったです。

ただ、連作短編の推理小説としては、よく練られているとも言えるので、そのあたりが直木賞を受賞した要因ではないかと思います。特にラストは予想もしなかったものだったし、映画化に向いている作品とも思えます。」と記載していました。

 

しかし、実際に映画化作品を観てみると、正直、つまらなかったです。

原作を読んでいたので、ストーリーは把握していて、ほぼ忠実に映画化されているのがわかりました。

しかし、元々、感動するようなものではなかった原作で、ポイントは推理部分だと思うのですが、それが随分、希薄でペラペラになっていると感じたのです。

一方、原作を読んでいない方が観ると、そもそも「練り過ぎていて諄いと思えた話」なので、ちょっとわかりにくいのではないかと思えました。

つまり、比較的、原作に忠実に作ったため、原作を読んだ人には薄く感じられ、読んでない人にはわかりにくいという中途半端なものになっているように感じました。

 

希薄になった村重と官兵衛の心理戦は、もっくんと菅田将暉くんの演技頼りでなんとか重みをもたせ脇を固める豪華キャストで盛り上げているだけの作品だったというのが僕の結論です。

 

勿論、人それぞれ、感じ方も違うと思いますので、あくまで僕の私見に過ぎません。
僕としては満足のいくものではなかったですが、一応、予告編動画のリンクを貼っておきます。