一昨日の日曜日5/31の昼間にシンフォニーホールに聴きに行った「The Symphony Hall プラチナコンサート 世界の巨匠とともに 2026 新菱冷熱 創立70周年記念 ウィーン交響楽団 大阪公演」のことを書きます。

指揮は同楽団・首席指揮者のポペル・ポペルカ、プログラムは前プロがドヴォルザークの序曲「謝肉祭」とソリストに角野隼斗くんを迎えてのラヴェルのピアノ協奏曲、メインプロがドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」でした。

今回のウィーン響の来日ツアーは5/28愛知、5/29東京、5/30横浜を経て、31日が大阪、昨日6/1が広島、6/2が再び東京となっていて、前プロは全公演共通、メインプロは5/29と6/1が、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」で、その他の会場は大阪と同じく「新世界より」です。
シンフォニーホールでは、先日のチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の来日公演(★)と共に、
「The Symphony Hall プラチナコンサート 世界の巨匠とともに 2026」としてセット券が売り出されたので、僕はそれを購入、2公演を同じ座席で聴きました。

 

出演 

指揮:ペトル・ポペルカ

ピアノ:角野隼斗

管弦楽:ウィーン交響楽団

 

プログラム 

前半

ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」op.92

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

 第1楽章 アレグラメンテ

 第2楽章 アダージョ・アッサイ

 第3楽章 プレスト

後半

ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 op.95「新世界より」

 第1楽章 Adagio - Allegro molto
 第2楽章 Largo
 第3楽章 Molto vivace
 第4楽章 Allegro con fuoco

 

アンコール

ソリスト=ガーシュイン:「パリのアメリカ人」より抜粋
オーケストラ=ドヴォルザーク:スラブ舞曲 op.72-2、ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ op.324 「雷鳴と電光」

 

ウィーン響を聴くのは今回が初めてですが、ポペルカについては、首席指揮者・芸術監督を務めているプラハ放送響の24年/7の来日公演(★)で聴いたことがあります。チェコ出身の指揮者なので、今回も前プロの序曲「謝肉祭」とメインプロの「新世界より」はきっと格別になるはずとミーハー的に期待していましたウインク

 

で、その序曲「謝肉祭」ですがオケの編成は14-12-10-8-6で、期待通り最初から熱い指揮で指揮台上で跳ねたりしながら、オケを率い華々しい演奏でスタートとなりました。

 

続いては、角野くんのラヴェルのピアノ協奏曲。オケは12-10-8-6-4。

この曲を聴くのは、25/10 セミヨン・ビシュコフ指揮・チェコフィルの大阪公演(★)でのチョ・ソンジンの演奏以来。

また、角野くんの演奏を聴くのは、24/10 藤岡サッチー指揮・関西フィル定演(★)での菅野祐悟さん作曲のピアノ協奏曲以来。この曲は、角野くんのために作曲したので彼らしい特徴を織り込むとの意図でトイピアノや内部奏法を使うものになっていましたが、僕はその曲自体に馴染めませんでした。でも、今回はラヴェルやし、どんなもんかな?という感じで聴いた訳です。

鞭の一打で始まる第1楽章は軽快で楽しい感じの曲調ですが、ピアノとオケが協奏する場面では、ちょっとピアノの音が聴き取りにくかったりしたのが少々残念。

でも、第2楽章のピアノはとてもとても美しかったですキラキラ

そして第3楽章はピアノとオケの協奏もいい感じでしっかり盛り上がりフィナーレびっくりマーク

 

秋に来日するヘルシンキフィルの公演でソリストを務めることに、一部のクラオタの方々から、いちゃもんがついた角野くんですが、この日のラヴェルは、もう少し力強さが欲しいと感じるところもあったけど、第2楽章なんかは彼の美しいタッチによる演奏が上手く栄えて良かったように思いますグッ

 

そして、彼らしい工夫が感じられたのがアンコール。

オケの前方のメンバーが少し下がり、そこにトランペット・スネアドラム・コントラバス(ベース)奏者が各1名出てきて、ピアノの後方の位置について、カルテットで、ガーシュインのパリのアメリカ人から抜粋して、即興を織り込んで演奏ルンルン

とてもJazzyで心地よい演奏で、会場からも温かい拍手が贈られましたニコニコ

僕は積極的にリサイタルに行きたいほどではないけど、このようなピアニストがいるのも全然いいと思います。

 

後半は再び14型に戻り、ドヴォルザークの「新世界より」。

この曲を聴くのは、上述した24/7のポペルカ指揮プラハ放送響の大阪公演以来。

第1楽章から、休止を含め大きなテンポの揺らしでメリハリもバッチリ!
第2楽章のイングリッシュホルンは比較的淡々と演奏されているけど、音色はとても綺麗キラキラ
第3楽章から加速して、第4楽章は金管が唸りまくって、怒涛のフィニッシュOK
やっぱり、チェコの指揮者が振る「新世界より」はいいなぁ~と勝手に納得しましたニヤリ
 
アンコールは2曲。
先ずは、ポペルカらしくドヴォルザークのスラブ舞曲。
そして、更に、ヨハン・シュトラウス二世のポルカ「雷鳴と電光」。
大太鼓とシンバルが華々しく打たれ、こちらはウィーンを感じる演奏音譜
会場はこの日一番の盛りあがりで、スタオベ多数・拍手喝采のフィナーレとなりました拍手
 
開演14時、休憩20分を挟み、終演16時5分。当日券なし、補助椅子有の満席。
この日はやっぱり角野くん目当てと思われる女性が圧倒的に多い客層となっていました。