今日は午後から出掛けているので、ブログは予約投稿しておきます。
昨夜、千早茜さんの小説『赤い月の香り』を読み終えました。
僕が、千早さんの作品を読むのは、『透明な夜の香り』、『さんかく』、『しろがねの葉』に続いて、これで4つ目。
今回の作品は『透明な夜の香り』の続編で初出は「小説すばる」2021年10月号~2022年5月号、単行本2023年4月刊行、今年の4月に文庫化された第1刷を僕は読みました。
*表紙カバーの画像はネットからお借りしました
出版元の集英社のHPで本書は以下のように紹介されているので、転載させて頂きます。
天才調香師は、人の欲望を「香り」に変える――。
直木賞受賞第一作。『透明な夜の香り』続編!
「君からはいつも強い怒りの匂いがした」
カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。
朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり……。
香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続く、ドラマチックな長編小説。
前作の『透明な夜の香り』があまり他にない感じの小説で面白かったので、本作も読むことにしたんですが、やはり前作の雰囲気をそのままに独特の趣きのある作品となっていました
体臭でその人の体調・感情がわかり、好みの香りを自在に作ることの出来る天才調香師なんているんかいなと思うけど、読んでいると、現実に思えたりもするのです
今回は、そんな調香師に怒りの感情が匂う青年が絡み、内容には暴力やいじめの問題も含まれています。
ただ、決して嫌な話ではなく、読み終えるとじわっと心に沁みるような作品でした。
ネタバレさせないようにすると、こんな抽象的なことしか書けませんが、おススメの一冊です。
この作品に関する千早さんのインタビュー記事が集英社の「青春と読書」というサイトに掲載されているのでリンクを貼っておきますが、結構ネタバレになることも書かれているので、ご覧になる際はご注意ください。
さて、今日の午後はこちら。
関西フィルの定演
若きトランぺッター児玉くんと藤岡サッチー一押しのソプラノ安川さん
どちらも初めて生で聴くのが楽しみです


