一昨日の日曜11日の昼間に聴きに行った、京都市交響楽団(京響)のニューイヤーコンサートのことを書きます。

いつも芝居やコンサートに一緒に行く地元の幼馴染みと、この公演を聴き、終演後、北山の京都コンサートホールから三条のdining HARIMAYAに戻って食事をするパターンがここのところルーティン化していて、今回で6年連続になります。

指揮者と内容に毎年変化があり、21年(★)は箏のLEOくんをソリストに招き井上ミッキーが「伊福部昭作品とワルツで新年を~池辺晋一郎の新作と共に」というテーマで、22年(★)はソプラノの市原愛さんがソリストで、桂冠指揮者の大友直人さんによるワルツやポルカを中心とした構成、23年(★)は広上淳一さんによる大河ドラマのテーマ集とベト8、一昨年(★)はサッシャ・ゲッツェルをウィーンから招き本家本元同様のニューイヤープログラム、昨年(★)は大友直人さんが再登場、前半はウィナーワルツやポルカ、後半はジョン・ウィリアムズやアンダーソンのアメリカ勢にビゼー、グノー、ベルリオーズを加えた内容でした。

そして、今年は指揮にロマン・レシェキン、ソリストにヴァイオリニストのルエン・リーというフレッシュな顔ぶれで動物をテーマにした名曲集という触れ込み。

フレッシュな顔ぶれというだけあってか、僕はお二人ともお名前を存じ上げない方でした。

 

出演 

指揮:ロマン・レシェキン

ヴァイオリン:ルエン・リー

管弦楽:京都市交響楽団

 コンサートミストレス::会田莉凡

 

プログラム 

前半

ヴォーン・ウィリアムズ: 「すずめばち」序曲

ヴォーン・ウィリアムズ: 揚げひばりーヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス

後半

チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」 op.20 (セレクション)

序奏 第1曲:情景 第2曲:ワルツ 第10曲:情景 第8曲:乾杯の踊り 

第13曲 Ⅳ:小さい白島の踊り Ⅴ:オデットと王子のパ・ダクシオン

第20曲:ハンガリーの踊り。チャールダーシュ  第21曲:スペインの踊り

第22曲:ナポリの踊り 第23曲:マズルカ 第28曲:情景 第29曲:情景・終曲

 

アンコール

(ソリスト)二コラ・マッティス:ヴァイオリンのためのエア集より パッサージョ・ロット

(オーケストラ)サン=サーンス:歌劇「エティエンヌ・マルセル」から第3幕 第4曲 ワルツ

 

指揮のロマン・レシェキンは指揮者の父とバレリーナの母というロシア人の両親のもとに生まれ、現在フランス在住のフランス人とのこと。2022年、下野竜也さんが審査委員長を務めた第1回ひろしま国際指揮者コンクールで第2位となったそうです。

また、ソリストのルエン・リーは2021年、ヤング・コンサート・アーティスト・スーザン・ワズワース国際オーディション1位、同年リリアン&モーリス・パーパッシュ.JS.バッハ・コンクール第1位とのこと。

どれだけ凄いコンクールなのかも僕にはわかりませんが、きっと共に若手有望株なんだろうと思います。

 

前半のオケの編成は12-10-8-6-4。

毎年同様、女性奏者が色とりどりのドレスや着物で登壇されるのが、お正月らしくていいOK

先ずは、オケだけでヴォーン・ウィリアムズの「すずめばち」序曲。
初めて聴く曲でした。1909年にギリシャの詩人アリストファネスの喜劇「蜂」のために書いた劇付随音楽の序曲とのこと。
喜劇の音楽だけあって、蜂の羽音を思わせる音の鳴るちょっとコミカルな感じの賑やかで快活な曲ルンルンで、オープニングに相応しい感じでした。
 
続いて、ルエン・リーが登壇して、 「揚げひばり」。
昨年4月の藤岡サッチー指揮・関西フィルの定期演奏会(★)で神尾真由子さんの演奏で一度だけ聴いたことのある綺麗な曲です。
ひばりが舞い上がる情景が目に浮かぶ美しさを、今回も感じることが出来ましたキラキラ
特に弱高音のソロがGoodOK
ただ、環境が悪すぎて、堪能するには至らずショボーン
自席は中央ブロックの上手側最通路寄り、前後方向では1階中央より後方でしたが、1列後ろ通路を挟んで上手側ブロックの最中央通路寄りから、かなり大きないびきが聴こえ続けた(多分、演奏時間の8割くらい)のです。
更に、1列後ろ下手側の中央あたりからは、長時間、咳をする音も…
折角の美しい演奏だったのに、席も隣ではないので突いて起こすことできず集中できませんでしたプンプン
そんなこんなで、アンコールもあまり記憶にありません。
休憩時間にいびきの人を確認したら、おばあさんでしたびっくり
 

後半は14-12-10-8-7の編成でチャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」からセレクション。

知らない曲も多々ありましたが、当然知っているメロディーもあって、こちらはそこそこ楽しめましたチョキ

オケの弦の統率感も良かったし、オーボエ首席・高山さんのソロが冴えていました。

そして、終曲では、トランペット首席のハロルド・ナエスを筆頭に金管が鳴りまくり、弦も全力で音圧が高く、聴いているほうもアドレナリン出まくりの大盛り上がりのフィニッシュ拍手

 

アンコールの前にレシェキンが音頭を取って、オケ全員で「あけましておめでとうございます」のご挨拶。

そして、アンコールはレシェキンが「僕はフランス人なんで、フランスの曲をやります。」と言って、サン=サーンス:歌劇「エティエンヌ・マルセル」から第3幕 第4曲 ワルツで、〆!!

 

僕は「ニューイヤーコンサートのアンコールは、やっぱりラデッキー行進曲音譜やないとあかんやろ」ってお思ってるんで、ほんのちょっと不満でしたが、まぁよしとします。

 

それに、前半ほど気にならなかったけど、後半も、いびきおばはんがほぼ全開だったのも残念でした…この人、何しにきはったんやろ?っていう感じ。

 

とは言え、演奏についてはほぼ満足な公演でした。

14時30分開演、休憩20分を挟み、終演16時35分。

この日はネイムプレートを付けたり、背広だったりと、終演後になにかイベントでもあるのかと思わせる、いつもの定期演奏会とは異なる客層が目立ちました。

多分、ご招待された方だと思います。

その方々含め、全体で70~80%の入り。当日券も発売されていました。

招待がなければ、もっと少なかったはずで、客入りはちょっと低調だったと思います。

 
以下、リハ~終演の関連Xのリンクです。