昨日は、大阪フィルハーモニー交響楽団〈名曲シリーズ〉平日午後の名曲セレクション マチネ・シンフォニー Vol.27を聴きに、シンフォニーホールに行ってきました。

指揮は大好きになった井上ミッキー、ソリストにウィーンフィルの首席クラリネット奏者ダニエル・オッテンザマーさんを迎え、前半はアメリカアメリカのガーシュインとコープランド、後半は大栗裕さんと伊福部昭さんの日本日本の名曲を演奏するプログラムです。

  出演

[指揮]井上道義

[クラリネット]ダニエル・オッテンザマー

[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団

 コンサートマスター:崔文洙

  プログラム

前半

ガーシュウィン:パリのアメリカ人

コープランド:クラリネット協奏曲

 Ⅰ.Slowly and expressively Ⅱ.Rather fast

後半

大栗 裕:大阪俗謡による幻想曲

伊福部昭:「日本組曲」より"盆踊""演伶"“佞武多”

 

ソリストアンコール

D.オッテンザマー/improvisation(即興曲)

開演10分前に井上ミッキーからプレトークがありました。話がかなり発散して開演時間の14時になっても終わらず、溜まらずオケが入場してくるという異例のスタート爆  笑

要約すると「ヨーロッパではなく日米の名曲を聴ける面白いプログラムを大フィルも僕も、一生懸命いい演奏をするから宜しく!今日はお客さんが異様に少ないけど、音楽は絶対に日常に必要だ!!」みたいなことを言っていたと思います。

お客さんがえらく少ないと驚いていましたが、確かにホールの30%程度。元々、集客に難のある大フィルですし、平日の午後でプログラムもちょっと変わってるとなれば、こんなもんかなという感じではありました(それを思うと、兵庫芸文センター管PACの定期が毎回、金土日の3公演で、金曜日でもほぼ80%くらい入っているのは、やっぱり驚異ですびっくり)。

 

最初の曲、ガーシュインの「パリのアメリカ人」は生で聴くのは初めてですが、映画音楽としてもポピュラーですし、映画もPrimeで観た(★)ので、馴染みがありました。こういうシンフォニック・ポップスをまるで、自分がミュージカルで演じているように指揮台なしのステージで踊りながら指揮をするミッキーを見ていると、とても楽しいニヤリ。また、音楽だけ聴きながら目を瞑れば、映画のシーンが思い浮かぶようにも思えましたチョキ。この曲では、オケは14型でした。

 
続いて、コープランドの協奏曲。オケは弦5部6-6-4-4-3とピアノとハープだけになって、ダニエル・オッテンザマーさんが登場。高身長のイケメンです(下にKAJIMOTOのTwitterからお借りした写真を貼りましたが、身長の高いミッキーよりもオッテンザマーが一回り大きいのが分かります)。
この協奏曲はプログラム冊子を見ると、ジャズクラリネット奏者のベニー・グッドマンが依頼して作曲された前後半で曲調の変わる単一楽章の曲ルンルン確かにジャズの雰囲気で満ち溢れた曲でした。
前半のエレジー(悲歌)風の歌は静かで綺麗なメロディでオッテンザマーさんの丸みのある優しい音色の弱音がとても綺麗。
カデンツァを経て後半に入ると一転しアップテンポになり、オッテンザマーさんはダンスをしながら演奏ビックリマークミッキーもノリノリで踊っていましたびっくりマーク
アンコールは自作の即興曲。ここでも、弱音の美しさが際立っていて沁みましたキラキラ
即興曲とのタイトルですが、その場での即興ではなく、CDにも収録されている作品とのことです。
 
前半だけでも充分楽しかったのに、後半は更にすごい演奏メラメラ
オケは14型に戻り、先ずは大栗裕さんの「大阪俗謡による幻想曲」。
大栗さんは大阪生まれで元はホルン奏者とのこと。大フィルの前身、関西交響楽団の首席だったのが、朝比奈隆先生のお膳立てで作曲家に転身されたそうです。で、この曲は、大栗さんが、少年時代から「耳にこびれついている」大阪の夏祭りの音、天神祭り神社の地車囃子と生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)神社こども獅子舞の篠笛を主題にしているとのこと。
打楽器のパートではお祭りで見かける本物の鈴も鳴らされ、楽しい夏祭りの様子が再現された曲でした爆  笑
 
そして、最後は伊福部昭さんの「日本組曲」全四曲から、第2曲”七夕”以外の3曲。
僕は、昨年の京響ニューイヤーコンサート(★)で、やはり井上ミッキー指揮で第4曲の“佞武多”(ねぶた)を聴いて、とても良かったので再演を聴きたいと望んでいたのですが、今回は、“佞武多”以外に2曲も演奏されるとのことで、楽しみにしていました。
今回、演奏された"盆踊"は伊福部さんがこどもの頃、出身地・北海道の音更町(おとふけちょう)で体験した激しい踊りを、"演伶"(ながし)は新内節(しんないぶし)の旅芸人の哀愁を帯びた「くどき」の歌を表現されているそうです。そして、“佞武多”は青森県で見聞した「ねぶた祭り」。
日本のちょっと昔の様子が音楽で表現されている理屈抜きで無茶苦茶楽しい曲でした音譜グッ
指揮台の上を動き回るミッキーの全身を使った指揮も見応えがありました。
大フィルのTwitterにクライマックスの動画があったので、リンクを貼っておきます。
ご覧いただけば、演奏の凄さが少し伝わると思います!!
 
開演14時、休憩20分挟み、終演15時45分。マチネで30%くらいしか入ってないことが、なんとも勿体ないと思えるほど、凄くて楽しい公演でしたルンルン
 
以下の2枚の写真はKAJIMOTOのTwitterからお借りしました。

コープランドのクラリネット協奏曲の演奏風景
 
左から、オッテンザマーさん、ミッキー、コンマスの崔文洙さん
 
以下の動画は大フィルのTwitterからお借りしました。スマホでは動作を確認しましたがPCでも見れるかな?