昨日は、関西フィルハーモニー管弦楽団の第323回定期演奏会を聴きに、シンフォニーホールに行ってきました。

指揮は首席指揮者の藤岡幸夫さん、ソリストに宮田大さんを迎え、菅野祐悟さん作曲のチェロ協奏曲世界初演が目玉。これと、ラフマニノフの交響曲第2番が演奏されました。

 

 
 

出演

[指揮]藤岡幸夫
[チェロ]宮田 大
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

 

[プログラム]

前半

菅野 祐悟:チェロ協奏曲《十六夜》【世界初演】

 第1楽章:Moon

 第2楽章:Woe

 第3楽章:Rebirth

後半

ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 op.27

 第1楽章 ラルゴ-アレグロ・モデラート

 第2楽章 アレグロ・モルト

 第3楽章 アダージョ
 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ

 

今回の目玉の菅野祐悟さんは、人気の劇伴音楽作曲家で、大河ドラマの「軍師官兵衛」や朝ドラ「半分、青い」、現在、TBSで放送中の「日本沈没」の音楽を担当されています。

開演前にプレトークがあり、藤岡さんから「クラシック音楽では現代音楽が台頭しているけど、一般の人には分かりにくい難解な音楽も多い。それを否定するつもりはないけど、みんなが聴いて美しい曲だなぁと思える曲を演奏し続けることも大切だと自分は思っている。そんな曲を書く人のひとりが菅野祐悟さんです。」と紹介がありました。

僕は、藤岡さんの著書「音楽はお好きですか?」(★)を読み、オススメのCDとして紹介されていた菅野さんの交響曲第1番(★)と続けて交響曲第2番(★)をAmazonミュージックで聴き、気に入っていたので、昨日のプログラムに初演のチェロ協奏曲があるのを見て、絶対聴こうと思っていました。交響曲第1番・第2番は、音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」でダイジェストが放送され、そのYouTubeアーカイブ動画が上記リンクの記事に貼ってありますので、よろしければご覧ください。

動画は、何れも、関西フィルの定期演奏会で世界初演されたものですが、交響曲第2番が演奏された2019年の第300回定演の前プロでエルガーのチェロ協奏曲を演奏されたのが宮田大さんとのこと。そして、その日、メインプロの交響曲第2番を聴いた宮田さんが感涙し、チェロ協奏曲を是非、書いて欲しいと菅野さんにお願いして出来あがったのが、昨日、演奏された曲をいう訳だそうです。

菅野さんへの協奏曲の作曲依頼は他にもあり、今年、須川展也さん委嘱のサキソフォン協奏曲が初演され、再来年には神尾万由子さん委嘱のヴァイオリン協奏曲も披露される予定とのこと。

上記の内容紹介と、菅野さんをステージに招いて今回のチェロ協奏曲《十六夜》の解説をして頂き、プレトークは終了。

 

いつものように前置きが長くなりましたが、凄くいい曲でした!ホントに来て良かったと思いました。

オケの編成は前後半とも弦5部は12-10-8-7-6。

僕は、宮田大さんを今まで生で聴いたことがなく、これも楽しみにしていました。

下の画像にプログラムに掲載されたチェロ協奏曲の解説を菅野さんが記載されているものを貼りました。

テーマは《十六夜》。どんな想い、どんなストーリーを描いて作曲されたのかは、解説に記載されていますが、最初のチェロ独奏の深い音色から、どんどんその世界に引き込まれました。5--7-5-7-7の音数で始めているところも、ムードがありますよね。

ピアノやマリンバ、サンダーシートなど他にも多くの打楽器等が使われ、第2楽章の嵐と雷鳴を表現した音楽などは、不気味さも感じられました。

第3楽章で菅野さんが力強く再生してゆく姿と表現されている部分は、本当に力強い!プレトークによると、この部分、オケの音量が大きく、独奏チェロの音が消えるのではと議論されたそうですが、宮田さんが独奏の音が客席に聴こえにくくても、オケと一緒に力強く演奏したい、それを見て欲しいとおっしゃったそうです。

どんな曲か、僕の文章ではさっぱりわからないと思いますが、昨日の演奏は間違いなく、「エンター・ザ・ミュージック」で、今後、放送されると思いますので、是非、ご覧下さい。僕もまた観ようと思っています。この曲は、宮田さんはとても気に入られたということで、海外のオケとも一緒に演奏していきたいと言っておられるそうです。それも機会があれば、聴いてみたいです。

カーテンコールとともに、客席で聴いておられた菅野さんにもステージ上の藤岡さん、宮田さん、オケの皆さん、会場のお客様から賞賛の拍手が贈られました。当然、アンコールはありません。

後半は、やはり、美しいメロディを作曲するラフマニノフ。

交響曲第2番は、10/22に川瀬賢太郎さん指揮、兵庫芸術文化センター管PAC(★)の演奏を聴いたばかりですが、昨日の演奏も良かったです。

川瀬さん指揮PACの若々しい演奏に対し、藤岡さん指揮の熱い演奏はオケが小編成ながら弦に厚みがあったりして、また違った良さがあったように思います、藤岡さんと関西フィルによるラフマ2の演奏は昨日で5度目とのこと。第3楽章のクラリネット独奏も美しく円熟の演奏でした。

来年は交響曲第3番が予定されているとのこと。それもタイミングが合えば、行こうかなと思っています。

開演14時、休憩20分を挟み、終演16時10分。
藤岡さん人気かお客様の入りは80%程度とかなり入っておられました。

 

 
下の画像。は、藤岡さんのTwitterからお借りしたリハでの3人のお写真。
菅野さん、パッと見は、ロンドンブーツ1号2号のアツシみたいでした。
 
今日は、昼食をとってから投票に行って、その後、15時から、びわ湖ホールで久々にジャズ。
山中千尋トリオのコンサートを聴いてきます。