10/24今回の定期演奏会最終日に、3日間のソリストアンコール曲がようやくまとめてセンターHPに掲載されたので、追記します。

ソリストアンコールは3日間、それぞれ違う曲が演奏されたようです。

 

昨日は、兵庫芸術文化センター管弦楽団PACの第127回定期演奏会に行ってきました。

当初は、2枚目の画像に示すようにソリストにベルリン・フィルで首席ホルン奏者を務められたシュテファン・ドールさんを迎え、川瀬賢太郎指揮で、モーツァルトと細川俊夫さんのホルン協奏曲が予定されていましたが来日が叶わず変更になりました。なかなか聴く機会のないホルン協奏曲を名手の演奏で聴けるチャンスだっただけに、やはり残念です。

そして、ソリストがピアノの清水和音さんに、前プロがラフコン2に変更となりました。

メインプロの交響曲第2番と共に、ラフマ2×2という構成です。

フライヤーの作り直しは間に合わなかったのか、下の画像が、HPには掲載されています。

 

*画像は兵庫芸文センターのHPからお借りしました

 

*当初予定の出演者とプログラムによるフライヤー

 

出演

指揮:川瀬賢太郎

ピアノ:清水和音 

管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

コンサートマスター:豊嶋泰嗣

 

プログラム

前半

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op.18 

 第1楽章 モデラート 

 第2楽章 アダージョ・ソステヌート

 第3楽章 アレグロ・スケルツァンド

後半

ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 op.27

 第1楽章 ラルゴ-アレグロ・モデラート

 第2楽章 アレグロ・モルト

 第3楽章 アダージョ
 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ

 

【ソリストアンコール】フォーレ(アール・ワイルド編曲): 夢のあとで

 

PACの定演では、佐渡さん以外の指揮者の時はプレトークはあまり実施されませんが、昨日は川瀬賢太郎さんが開演5分前くらいに少し話をされました。まず、PACで指揮をするのは初めてだけど、自分が現在指揮者をしている神奈川フィル、名フィルにはPACの卒団生が多くいるので親しみがある(確かに神奈川フィルに2名、名フィルに6名の卒団生が在籍。PAC卒団後のOB/OGの行方一覧はこちら)、また、このホールは自分が15年前、東京国際音楽コンクール<指揮>で2位(最高位)となった後、ガラコンサートをした場所なので、プロの指揮者としてスタートを切った場所に戻ってこれたとの想いがしているとの挨拶があり、続いて、当初のソリスト・プログラムが変更となったこと、代役の清水和音さんとは初共演だけど、オファーは以前からしており、やっと叶ったとの説明がありました。

プログラムは前後半ともラフマニノフ。美しい調べを存分にお楽しみくださいとの言葉で締めくくられました。
僕は、以前、川瀬賢太郎さんを題名のない音楽会で見たときに、ゴールドのネックレスしてるし、話し方も結構ラフで、チャラ男みたいに思えてあまりいい印象がありませんでした。、
そして、神奈川フィルって、指揮者がチャラ男で、コンマスは893風貌の強面って変なオケやなぁて思っていましたが、コンマスの石田さんは京響や先の石田組びわ湖公演でその演奏技術だけでなく礼儀正しい仕草などで好感を持ったし、指揮者の川瀬さんについてもプレトークを聴いて、人は見かけで判断してはいけないなと改めて思いました。
 

いつものように演奏に関係ないことばかり書いていますので、そろそろ、薄~く演奏のことを以下に記載します。

オケの弦5部は前後半とも14型。

前半の清水和音さん、初見でした。

上の画像の写真しか見たことがなかったので、勝手に想像していたより、身長がやや低くズングリ(失礼)されているなとの印象を受けました。

第1楽章冒頭の鐘の音から力強かったです。強い打鍵の音はとても響きが良かった。

ただ、あくまで僕の印象ですが、弱音があまり弱くない感じがしました。

もっと弱くてクリアな音になって強弱のメリハリが欲しいと思ったし、先日聴いた務川慧悟くんのプラハフィルとの演奏(★)の方が僕は好みでした。

ソリストアンコールも綺麗な曲を演奏されましたが、口頭での紹介はなく僕の知らない曲で、3日間の定期演奏会初日だけが終わった段階ではホールのHPにも掲載されないので、曲名は現時点不明です。アンコール中、川瀬さんは第2ヴァイオリンの後方にしゃがんで聴いておられ、清水さんが退場される時に、ひょこっと現れたので、清水さんが「おっ、こんなとこにおったんかい!」みたいな表情をされたのが面白かったです。【ソリストアンコール】フォーレ(アール・ワイルド編曲): 夢のあとで、と10/24ホールHPに掲載されました。

 

後半の交響曲第2番。川瀬さんの勝負曲というだけあって、すごく良かったです。

この曲の第3楽章こそラフマニノフの真骨頂とプログラムに記載されていましたが、本当に美しかった。

特に弦の音が僕には美しく思えました。コンマスの豊嶋さんだけでなく、下の画像に示すように第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスともゲストプレーヤーを招聘してリードししてもらい、統率を図られていたように思います。

川瀬さんの指揮は、かなりこまかく各パートにキュー出しされているように見え、師匠の広上さんに似ている印象を受けました。

オケを煽ったり、抑えたりとメリハリがはっきりしていて、観ていて気持ちのいい指揮でした。

 
 

開演15時、休憩20分挟み、終演17時20分。

客入りは80%くらい。3日間の定演でこれだけ入るのは、やはりPACの人気が地元の方に根付いているんだと思います。