昨夜は、京都市交響楽団(京響)の第653回定期演奏会に行ってきました。

1/10の京響・ニューイヤーコンサート(★)に行った後の数日後、京阪神にも緊急事態宣言が発出され、滋賀県からの往来自粛も知事から県民に要請されたので、いくつかのコンサートに行くのをやめて、びわ湖ホールのみ行くようにしていました。

今回の演奏会もどうしようかなと思っていたのですが、京響友の会から封書が来て、事前連絡をしなくても行くのを見合わせたら後で払い戻しをしてもらえるということだったので、直前まで感染状況を見て決めることにしていました。

緊急事態宣言こそ解除されていないものの、京都は独自解除基準をもう7日満足しており、来週には大阪兵庫とともに月末での解除を国に要請するところまで来たので行くことに決定。1ヵ月以上ぶりに久々に公共交通機関に乗って京都コンサートホールに行ってきました。

 

宣言のため、開演時間が1時間前出しされ18時に、また当初予定のソリスト、ヴァイオリンのクララ=シュミ・カンさんは入国制限の影響で来日が叶わず、南紫音さんが代行、プログラムもグラズノフからメンデルスゾーンのコンチェルトに変更となりました。

 

出演者

小泉 和裕(指揮)

南 紫音(ヴァイオリン)

京都市交響楽団(管弦楽)

 

プログラム

前半

ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64

後半

ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68

 
 

指揮者は小泉和裕さん。生で小泉さんの指揮を観るのは、僕は多分、二度目か三度目で、2017年9月びわ湖ホールでの日本センチュリー響との演奏以来と久しぶり。でも、音楽監督をしておられる九響での活躍をブロ友さんの記事でよく拝見していることから親しみがあり、好きな指揮者の一人です。

 

1曲目は、ワーグナーの歌劇「リエンツィ」の序曲。

小泉さんは前かがみになって、やや重めの木管のアンサンブルをゆっくりと指揮。

その後、弦のメロディで華やかになり、金管のファンファーレを響かせるあたりでは、上体を上げ、上向きで大きな動きで煽っておられました。

この曲を生で聴くのは、僕は初めてと思いますが、先日、購入したホルスト・シュタインとN響のCDに収録されていました。

壮大な展開がワーグナーらしくていいなと思っていたので、生で聴くことが出来て良かったです。

 

「リエンツィ」の序曲では、弦5部は14-12-10-8-7の編成でしたが、続くメンコンでは、12-10-8-6-5に転換。

ソリストの南紫音さん、僕は初見でした。細身の美人で、濃紺のドレス姿。

京響との共演は2017年以来とのこと。

僕の受けた印象は、最初はもう少し力強さが欲しいと思いましたが、高音が綺麗でカデンツァも素晴らしかったです。

第3楽章ぐらいからは、軽快で力強さもある演奏にも聴こえるようになりました。

1989年生まれとのことなので、今年まだ32歳。これから益々活躍されると思われ、また機会があれば聞いてみたいです。

4度のカーテンコールはされましたが、アンコールはなく丁寧にお辞儀をされ、会場とオケから暖かい拍手が贈られました。

 

休憩20分を挟み、後半はブラ1。

弦5部は再び14型に拡大。

以前は、海外オケの演目がブラ1ばかりと文句を言ったりもしたのですが、生で聴くのは2019年7月アルミンク指揮ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団の京都公演(★)以来。

昨年は1度も聴くことが出来ず、当時はなんて贅沢な文句を言っていたことかとコロナ禍の今、つくづく思います。

重厚にスタートする第1楽章で生で聴く喜びを感じ、第2楽章でのコンマス泉原隆志さんの独奏がとても美しく思われました。

そして、第4楽章のお馴染みのメロディーが軽快で心地よく、弦の美しい京響らしさを感じ、管楽器。打楽器も盛り上がるクライマックスは大変力強かった。アンコールはなく、20時5分に終演。

全曲、小泉さんは、譜面台をおかず暗譜で指揮されていました。

 

今回の演奏会はニューイヤーコンサート同様、1階2階はSD仕様の市松模様座席配置。3FバルコニーとP席は通常配置でした。

僕は今年度平日セレクト会員なので、この公演は1階のSD仕様の座席でゆったりと聴くことが出来ました。

間引いていたこともあり、多分ホールの40%くらいの入りだったと思われます。

久し振りに京都に出掛け、ブラ1も聴くことが出来て満足。

まだ感染予防は必要とは思いますが、徐々に落ち着いてきたし、今年はいい演奏が聴ける機会が多くなることを願います。