昨日は、セミヨン・ビシュコフ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートでシンフォニーホールに行ってきました。
ソリストは、ご存知、ベルリンフィル第1コンマスの樫本大進さん。
ラグビーワールドカップが今週末で閉幕するので寂しくなるところでしたが、その寂しさを埋めるように、いよいよ、秋の海外オケ&アーティストの来日ラッシュが、昨日から、上手い具合にオーバーラップして始まりました。
昨日もワールドカップはありましたが、コンサートが終わって速攻で大津に戻り、無事、キックオフから見ることもできました。
出演
[指揮]セミヨン・ビシュコフ
[ヴァイオリン]樫本大進
[管弦楽]チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
プログラム
前半
スメタナ:連作交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
後半
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 「悲愴」 op.74
チェコのオケは、プラハ響や国立ブルノフィルは観たことがあるけど、チェコフィルは初めてです。
東欧屈指の名門とのこと、楽しみにしていました。
先ず、1曲目は、チェコのオケならお馴染みのスメタナの連作交響詩「我が祖国」から、「モルダウ」。
弦の厚みがあって美しく、そしてフルートは川が流れているのが目に浮かぶようないい演奏でした。
今回のツアーは、全国で8公演、スメタナ、チャイコフスキー、ドヴォルザークの曲を演奏するとのことで、東京と熊本の公演では「我が祖国」全曲のプログラムになっているようで、きっと素晴らしい演奏になるものと思います。全曲の生演奏、僕は過去に2度聴いていますが、途中休憩を入れるのと入れないのが一回ずつでした。
チェコフィルがどうするのか、僕は聴けないけど、通しでやってもらいたいなぁと勝手に思ってます。
大阪公演に話を戻しますが、モルダウの演奏に続いて、樫本大進さんが登場。
生で聴くのは、1月のプラハ響とのコンサート(★)以来で3度目。前回はブラームスのコンチェルトでした。
昨日は、チャイコン。
チャイコンは先日のPAC定演(★)でクララ=ジュミ・カンさんの演奏を聴いたばかり。
あれも良かったけど、やっぱり大進はすごい。
低音の重厚感も高音の伸びも素晴らしく、フォルテとピアノのメリハリもしっかりしていて、感動しました。
音楽の専門知識がなく稚拙であいまいな表現しか僕にはできませんが、前に聴いたパトリツィア・コパチンスカヤの斬新な演奏とは対照的というか王道のチャイコンという感じでした。
ソリストアンコールは、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より第2曲”ルール”
最後まで、素晴らしい演奏で、会場からは拍手喝采。
昨日は通路に補助椅子が出るほどの満員。日曜ということもあるとは思いますが、大進人気によるのではないかと思っています。
後半の悲愴も良かったです。
悲愴を生で聴くのは、2月のムジカエテルナ(★)以来。
あの時は、弦の数を増やして立奏するスタイルの迫力ある演奏に驚きましたが、こちらも、大進さん同様、正統派の悲愴という感じ。
テンポもゆっくりしていて鳴らすところはしっかり鳴らし、弱音はしっとりとメリハリのある演奏でした。
第3楽章の盛り上がりでは打楽器、金管が大活躍、第4楽章最後、弱音で終わるところも決まっていました。
第3楽章の終わりでは、拍手も会場から出てしまいましたが、それだけ盛り上がったということでしょうが、ブラボーって言いかけた人がいたのはさすがにいただけないと思いました。
そのせいか、第4楽章の終わりでは、ビシュコフさんが手を降ろすまで30秒くらいあったと思いますが、フライングの拍手もブラボーもなく、いい終わり方になりました。
ビシュコフさんは初見でしたが、派手な動きはないものの的確にオケに指示をだすことでメリハリのある演奏にしていたと思います。
カーテンコールでは、まずホルンを立たせ次に打楽器。その後がトロンボーン。やっぱり悲愴では、これらの楽器が活躍しますね。
オケのアンコールはなかったですが、悲愴のあとですから、当然のことでした。
次は木曜日、BBCプロムスJAPAN2019のBBCスコティッシュ響です。
で、その後がラグビーワールドカップRWC2019のファイナル。楽しみです。


