3番の謎、こう読んでみました | sgtのブログ

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私の座右の銘は2つあります。ひとつは「人の性は悪なりその善なるは偽なり(荀子)」もうひとつは「戦争に反対する唯一の手段は、各自の生活を美しくしてそれに執着することである(吉田健一)」


すみれ色してた窓で
泣いていたよ 街の窓で
輪になって 輪になって
春の夕暮れ
ひとりさびしく 泣いていたよ

(江間章子 詞「花の街」#3)











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ここからの眺めが好きだった
だから今日もここに来た
最上階手前の 階段の踊り場


最終下校時刻まで あと15分


いつもこの手すりに腰かけて
ただぼんやり過ごしてた


広い窓の真下に見える小学校の
校庭はうす暗く人影もなく
やたら早寝の子どもみたいに静か


遠くに細く横たわる海は
昼間はきらきらと景色を縁取るのに
いまは東から夜を連れてこようとする


丘の上にあるこの校舎
上を見れば夕暮れの空だけ


握りしめた紙筒の中には
ほんの6時間前に受け取った卒業証書


堅苦しい式典で
後輩たちの涙に送り出されたあと
友達と学校じゅうの思い出の場所をめぐり
げらげら笑って写真撮りまくって


最後はもう一度ここに ひとり


明日からこの場所は
もう私の指定席じゃない


小学生の歓声 行き交う船の汽笛
体力測定の無味乾燥なカウント
段取りミスで途中で切れてがっかりした お昼のリクエスト曲
集会室で誰かが勝手に弾いてた やけに上手なピアノ
偶然聞こえてしまった親友の悪口
運動部員のランニングのかけ声


ここで聴いたさまざまの音たちが
輪を描いては昇華する


夕焼けと宵闇の溶け合う空
この色は写真になんか残せない


ずっと見ていたいけど


最終下校の放送が流れる
もう行かなくちゃ


一歩踏み出したら涙がこぼれた
卒業式でも泣かなかったのに


反対側の窓はまだオレンジ色
中庭で夕陽を浴びて
名残りを惜しんでる友達でいっぱい


「いい加減帰れよー」と叫ぶ先生の声


そのにぎわいを追いかけるように
小走りに階段を降りはじめる


振り返るとすみれ色の窓
私を受けとめてくれた安全地帯
でも もうあそこに戻りはしない
さびしさも涙も置いていって


足音をわざと高く響かせ 私は
七色の日々の幕を閉じた









  




♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯











ネタ元は先週 高校を卒業した娘です。
と言っても、彼女の学生生活について具体的なことはなんも知りませんので、
登場した「私」は全く架空の人物です。


毎日酷使され…もとい大活躍していた彼女の制服が、
いまは所在なげにハンガーラックに掛かっている(=クリーニング屋のセールを待っている)のを見て、
あぁ制服の時代が終わったんだなぁ、と思ったことがきっかけでした。


彼女の学校が丘の上にあって、真下に小学校っていうとこちょっと拝借しましたが、
こんなステキビューの窓があるかどうかは不明です。


階段と窓の風景はむしろ
GUTS!のMVを想像してました。


ともかく、
「すみれ色してた窓で泣いていた」理由が卒業の感傷だったなら
少なくとも理不尽な悲しさは感じずにすむんじゃないか
ちょうど季節も春だし
そんな思いから書きたくなりました。


皆さんアラシゴトでお忙しいさなか
例によって嵐さんナシの無理やりな妄想にお付き合いいただき
ありがとうございました。


もひとつどうでもいい話。
昨日とうとう、ノンストップ鼻水がきて、ダンナさんと二人でズビズバしてました。
単に鈍くなっただけで、花粉症が治ったわけではないんですね。
朝・夜・一夜明けて今朝と、アレグラ服んで今は平穏を取り戻してます。
ありがとうアレグラ人♡